薬用植物園の花5 ヒメコウホネ(姫河骨) ポスト 【似た者同士】ヒメコウホネとコウホネの違いを写真で見る。 ヒメコウホネ(姫河骨、学名:Nuphar subintegerrimum)は、日本固有種で、スイレン科の浮葉性多年生水草です。草丈は10〜40cmです。水底にある白い根茎(白骨のように見えることが花前伊の由来)から細長い花茎を伸ばし、5月〜9月に先端から花径2~3.5cmの黄金色の花を一輪咲かせます。花は中央から周辺に向けて、大きなメシベ(雌蕊)→多数のオシベ(雄蕊)→円周方向に多数のぐるりと巻いて咲く細長い花弁→5枚の萼片から構成されます。言い換えると、5枚の萼片の中に蕊と花弁があります。葉と花に光沢があります。 ヒメコウホネ(姫河骨、学名:Nuphar subintegerrimum)と、コウホネ(河骨、学名:Nuphar japonicum)は似ています。 ヒメコウホネとコウホネの違い 草丈は同じですが、ヒメコウホネ(姫河骨、学名:Nuphar subintegerrimum)は、コウホネ(河骨、学名:Nuphar japonicum)を一回り小さくしたような花を咲かせ、花中央にある柱頭盤の切込みが浅い。一番違いが分かりやすいのは葉の形と位置です、ヒメコウホネ(N. subintegerrimum)の葉は円心形で浮葉なのに対し、コウホネ(N. japonicum)の葉は長楕円形の気中葉です。 上、ヒメコウホネの葉は水上に浮く浮葉で円心形をしています。 下、コウホネの葉は空気中にある気中葉で長楕円形をしています。 ■関連ページ ヒメコウホネ(姫河骨、学名:Nuphar subintegerrimum) 薬用植物園の花5 ヒメコウホネ(姫河骨)かぎけん花図鑑 花日記2024年6月13日(木)、 花日記INDEX 特集 薬用植物一覧 Other Articles【動物・鳥・花】トキソウ(朱鷺草) 日本には天然記念物に指定されている「朱鷺」という鳥がいます。このトキの翼色とトキソウの花の色が似ているということでトキソウと名づけられました。 因みに、茸にも 似た色をしたトキイロヒラタケ(朱鷺色平茸)があります。色いろな関係があるものですね。 トキソウの説明は右画像の左下にある「この花を図鑑で見る」からご覧頂けます。ツツジ属シリーズ3.久留米躑躅花日記2022年4月22日 ツツジ属シリーズ3.久留米躑躅 クルメツツジ(久留米躑躅、学名:Rhododendron obtusum var. sakamotoi)は、日本原産で、ツツジ(躑躅、学名:Rhododendron ferrugineum L.)の改良品種です。江戸時代に久留米藩士 坂本元蔵氏がヤマツツジやキリシマツツジ、サタツツジを基にして育種したもので現在も久留米で作られています。大蒜葛のブログニンニクカズラ(大蒜葛、学名:Mansoa alloacea)は、熱帯アメリカ原産で、ノウゼンカズラ科ニンニクカズラ属の非耐寒性常緑蔓性小低木です。葉を持むとニンニク臭がします。花言葉は「ありのままの私を見て」。桜シリーズ8.大島桜花日記2022年3月25日 桜シリーズ8.大島桜 大島桜とは日本固有種で桜の原種の一つ オオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa)とは、日本固有種で、バラ科サクラ属の落葉広葉樹「サクラ」の原種の一つです。カスミザクラ(霞桜)の島嶼型で大島など伊豆諸島に自生する早咲き桜です。樹高が15mにもなる高木です。葉は楕円形~倒卵形で先鋭で、葉身長は5~10cm、葉縁に細鋸歯があります。花菖蒲 近影6月26日の誕生花は、白いライラックですが、白花の写真を今回準備できませんでしたので、代わりに、明治神宮菖蒲田で最近撮影した花菖蒲田と品種をご紹介します。 花菖蒲 ’松ヶ枝’は、江戸花菖蒲古花の白系品種です。 ’深窓佳人’は、江戸花菖蒲古花の三英二色花です。 ’朝神楽’は、江戸花菖蒲古花の三英紫系品種です。 ’真鶴’は、江戸花菖蒲の六英白系品種です。 ’雲の上’は、江戸花菖蒲の六変化朝顔 ’輝55’(学名:Ipomoea nil ''Kagayaki55")変化朝顔 ’輝55’ ’黄 斑入 蝉葉 紫 吹掛絞 丸咲 大輪’(ヘンカアサガオ 'キ フイリ セミハ ムラサキ フッカケシボリ マルザキ タイリン’ (Henka asagao 'Ki fuiri semiha murasaki fukkakeshibori maruzaki tairin)’、学名:Ipomoea nil ''Kagayaki55")とは、アサガオ(朝顔)の園芸品種「変わり咲き