実が成るまで待ってるわ? 万葉集草木51.タデ

イヌタデ(犬蓼、学名:Persicaria longiseta)は、世界中の原野や路傍、水辺に生えているタデ科イヌタデ属の一年草の雑草です。タデは、タデ科の総称としても使われます。花や蕾が紫桃色で赤飯のように見えることからアカマンマとも呼ばれます。実際には、花のように見えるものは萼片であり花(花冠)はありません。タデは万葉集で詠われています。



巻11・2759 題詞:寄物陳思 作者:未詳、万葉名:たで」


【原文】


吾屋戸之 穂蓼古幹 採生之 實成左右二 君乎志将待


【読み】


わ(吾)が屋戸(宿)の 穂蓼古幹(ほたでふるから) 採み(つみ)生(おほ)し 實(実)が(成)るまで(左右)に(二) 君乎志(君をし)将待(待たむ)


【意味】


私の庭の 穂が出た蓼(タデ)の古い茎を 摘んで生かし 実が成るまで あなたをお待ちします。

万葉集には待つ歌が多いですね。

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