ケシ ケシはケシ科ケシ属の一年草~多年草です。阿片を含まないケシにはアイスランドポピー(Iceland Poppy、学名:Papaver nudicaule)や、ヒナゲシ(雛罌粟、雛芥子、ひなげし、学名:Papaver rhoeas)、オニゲシ(鬼芥子、学名:Papaver nudicaule)があります。阿片を含むケシにはアツミゲシ(渥美罌粟、学名:Papaver setigerum)やアヘンケシ(阿片罌粟、学名 Papaver somniferum)などがあります。アツミゲシアツミゲシ(渥美罌粟、学名:Papaver setigerum)は、アフリカ原産で、ケシ科ケシ属の一年草です。セティゲルム種とも呼ばれます。 日本では渥美半島で発見された帰化植物なので、その名が付けられました。春から初夏に、花弁基部が濃紫色で、花弁が薄紫色の四弁花を咲かせます。 アヘン生成記録はありませんが、アルカロイドの抽出が可能です。阿片ケシ(英名は、Opium poppy)の一つとされ、ウィンドポピーウィンドポピー(Wind poppy、学名:Stylomecon heterophyllum)は、北米原産で、ケシ科スティロメコン属の一年性野生の罌粟です。本草だけで1属1種を構成します。 学名のスティロメコン・ヘテロフィルムでも呼ばれます。草丈は最大60 cmで、葉は羽状深裂します。春から初夏に、細い花茎先に直径2 cm程の橙色の花を咲かせます。 同じ野生のケシの ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟、オニゲシオニゲシ(鬼芥子、学名:Papaver nudicaule)は、西南アジア原産で、ケシ科ケシ属の耐寒性・非耐暑性の多年草です。晩春〜初夏に、花弁基部に黒斑のある大きなカップ型の花を咲かせます。最初から花を上向きに咲かせます。オリエンタル・ポピー(Oriental poppy)とも呼ばれます。一重や八重咲きの品種があります。同じ仲間に、 ヒナゲシ(雛芥子)や、アイスランドポピー(Iceland Poヒナゲシヒナゲシ(雛罌粟、雛芥子、ひなげし、学名:Papaver rhoeas)は、シベリア、ヨーロッパ原産で、ケシ科ケシ属の耐寒性一年草です。 春~初夏に、茎頂に大きな1本の4弁で底に黒い斑点がある花を咲かせます。元来は小麦畑の雑草だったため、野性的な感じが残ります。 本種は、園芸品種のアイスランドポピー(Iceland poppy)と比べると草丈や花径が小さい。 夏目漱石の小説「グビジンソウ(虞美人アヘンケシケシ(罌粟、芥子、学名 Papaver somniferum)は、小アジア、インド、イラン、アルメニア原産で、ケシ科ケシ属の二年草です。 いわゆる、阿片ケシで、モルヒネなどが含まれます。葉は灰緑色で無毛です。葉柄は無く長楕円形の葉が茎を抱きます。 春~初夏に、茎頂に1つ4弁花を上向きに咲かせます。花は大輪で、赤、白、紫色です。花に悪臭があります。 花は一日花で翌日に散り、球形のカプセルを成らボタンゲシボタンゲシ(牡丹罌粟、牡丹芥子、学名: Papaver somniferum var. paeoniflorum)は、ケシ=アヘンケシ(罌粟、芥子、学名 Papaver somniferum)の八重咲き品種です。 一般名:ボタンゲシ(牡丹罌粟、牡丹芥子、学名: Papaver somniferum var. paeoniflorum、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キンポウゲ目ケシ科ケシ属リシリヒナゲシリシリヒナゲシ(利尻雛罌粟、学名:Papaver fauriei)は、利尻島固有種で、ケシ科ケシ属の多年草です。北海道利尻岳の高山の砂礫地に自生します。夏に、茎先に黄色い四弁花を咲かせます。 一般名:リシリヒナゲシ(利尻雛罌粟)、学名:Papaver fauriei、分類名:植物界被子植物真正双子葉植物ケシ目ケシ科ケシ属リシリヒナゲシ種、原産地:利尻島、 草丈:10~20 cm、花色:黄色、モンツキヒナゲシモンツキヒナゲシ(紋付雛罌粟、学名:Papaver commutatum)は、コーカサス~小アジア原産の園芸品種で、ケシ科ケシ属の一年草です。春に、深紅色の花弁で基底部に黒斑を持つ一重の花を咲かせます。花柄がピエロの顔を髣髴させことからピエロ(Pierrot)とも呼ばれます。2枚の萼片は開花と同時に落下します。花後に蒴果が出来、上部に窓状の穴が開いて微細な種子が零れます。草本に傷をつけると白い乳液アイスランドポピーアイスランドポピー(Iceland Poppy、学名:Papaver nudicaule)は、シベリア、ヨーロッパ原産で、ケシ科ケシ属の耐寒性・非耐暑性の多年草(園芸上は秋蒔き一年草)です。早春~初夏に、パステルカラーで薄紙のような大きな四弁花を咲かせます。茎や蕾に毛が生えており、俯きかげんだった蕾は開花時になると上を向き紙のように薄い花を咲かせます。 ポピーの中では一番早く開花し、花色も豊富で人 ナガミヒナゲシナガミヒナゲシ(長実雛罌粟、学名:Papaver dubium)は、地中海沿岸原産で、ケシ科ケシ属の耐寒性一年草です。欧州からの帰化植物で道端でよく見かける野草です。春に、儚げなサーモンピンクの四弁花を咲かせます。花名はヒナゲシ(雛罌粟)より細長い果実を成らせることに拠ります。同じ野生のケシで似た花を咲かせるものにスティロメコン・ヘテロフィルムがあります。 一般名:ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟 他の特集昆虫名昆虫名-花の和名の前後いずれかに、昆虫名が付く植物-松虫草や、大胡蝶など。水草・水生植物水草・水生植物には、オオサンショウモ(大山椒藻、学名:Salvinia molesta ),アサザ(阿佐佐、学名:Nymphoides peltata),,スギナモ(杉菜藻、学名:Hippuris vulgaris),カミガヤツリ(紙蚊帳吊 、学名:Oryza sativa ),ボタンウキクサ(牡丹浮草、学名:Pistia stratiotes L.),シラサギカヤツリ(白鷺蚊張吊、学名:Rhynキク・菊特集「菊」|菊は豊富な花色、花径の大小、咲き方の違い等で、大菊(大輪菊)、中菊(中輪菊)、小菊(小輪菊)、スプレーマム、ポットマム、クッションマム等に分類されます。自生蘭自生蘭ーシュンラン,中国春蘭 朶々香 黄花 '黄月',中国春蘭 蓮瓣蘭 桃花 '惜春',イワチドリヒマラヤの花ヒマラヤの花エの花日本語の花名の頭文字が"エ"で始まる花を集めました。"エ"から始まらないものでも、別名が"エ"から始まるものを含みます。詳細は新「かぎけん花図鑑」でご確認ください。花ではなく赤い魚が表示されている写真は画像準備中です。ツツジ属の花ツツジ属の花一覧 ツツジ属と言えばツツジの原種とその園芸品種や、サツキがあり、さらに広い意味ではシャクナゲやアザレアも含まれます。ツツジは桜が咲き終わった4月~5月に漏斗状で先端が5裂した花を咲かせます。ツツジ属とは植物界被子植物真正双子葉類ツツジ目ツツジ科ツツジ属に分類され落葉低木です。カエデカエデ(楓)は植物界被子植物単子葉類ムクロジ目ムクロジ科カエデ属の中高木です。ここでは、アメリカハナノキ、トウカエデ、ノムラカエデ、ノルウェーカエデ 'プリンストンゴールド'、イタヤカエデ(板屋楓)、カラコギカエデ、ハナノキ、カエデ、イロハモミジ、サンゴカクモミジ、モミジ 'ベニシダレ'、ノルウェーカエデなど、カエデの種類についてご紹介します。センノウ属センノウ属ベトナムの花ベトナムの花ナデシコナデシコの仲間には、エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子,Dianthus superbus "superbus")、カワラナデシコ(河原撫子,Dianthus superbus "longicalycinus")、タカネナデシコ(高嶺撫子,Dianthus superbus "speciosus")、タツタナデシコ(龍田撫子,Dianthus plumarius)、ビジョナデシコ(美女撫子,Dian9月の白花9月に白花を咲かせている花の特集です。