クリ

Castanea crenata

花序の種類:無限花序(花は下から上へ咲く)、尾状花序

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  • 花名
    クリ
  • 学名
    Castanea crenata
  • 別名シバグリ, 栗, Japanese Chestnut, kuri, くり, マロン
  • 原産地韓国、日本
  • 開花場所庭, 果樹園, 畑, 低山
  • 開花期5月, 6月
  • 花言葉豪奢

クリとは

3月7日, 3月8日の誕生花

クリ(栗、学名:Castanea crenata〉は、韓国~日本原産で、ブナ科クリ属の落葉高木とその果実のことです。
樹高は15~20mです。樹皮は淡褐黒色をしており、縦に裂け目があります。葉質はやや薄く光沢が有あります。葉は細長く中央が太い卵形または長楕円形で、葉長は10 cm程で、葉縁に鋸歯が有ります。雌雄同株です。
花被による分類では、花弁 (花冠) がない単花被花で、花弁に似た萼片だけがあります。花は雌雄同株で、1つの株に雄蕊だけの雄花と、雌蕊だけの雌花が咲きます。5月下旬~6月上旬に薄黄色の長く垂下して目立つ雄花の花序の根元に、小さな白い雌花が咲きます。


クリが登場する民話


「さるかに合戦」 主役ー猿、蟹、共演者-柿の種、子蟹、栗、臼、蜂、牛糞。 
前回の柿の種に続く栗編。
栗は、猿に親を殺された子蟹達の味方をし、猿をやっつける仲間の一員となる。子蟹達から猿退治の協力を要請された栗、臼、蜂、牛糞は猿を訪ねて行きますが、生憎の留守でそれぞれの持ち場を決めて猿の帰りを待ちます。猿が帰宅し囲炉裏で暖を取ろうとしたときに、栗は炉の中で熱々に成って猿に体当たりをして猿を火傷させます。(しかし思いますに、熱々に焼けた栗の命は維持されているのでしょうか。物語とは言え不思議です)。


万葉集とクリ


万葉集には栗を詠んだユニークな歌があります。しかし、これは奥様ではなく本人が詠んだのではないでしょうか。


万葉集 第9巻 1783番歌


作者:柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集)
題詞:妻和歌一首


原文


松反 四臂而有八羽 三栗 中上不来 麻呂等言八子


読み


松返り 四臂而(しひて)あれやは(有八羽) 三栗の 中上(り)不来(来ぬ) 麻呂等(と)言(いふ)奴(やっこ)

松返り しひ(癈い)てあれやは 三栗の 中上り来ぬ 麻呂と言(う)奴(やっこ)


意味


鷹が手元に戻らず松に返るように、老いぼれて、上京しても立ち寄らない 麻呂という奴は。


三栗(みくり)とは、イガの中に3つ入っている実のことで、「中」にかかる枕詞。
しひ(癈い)とは、老いぼれること
中上りとは、地方官が任期中に報告に上京すること


栗について

栗は成長が早い方


成長の速さの例えで、「モモ(桃) クリ(栗)三年 カキ(柿)八年 ビワ(枇杷)は早くて十三年」といわれます。クリは比較的成長が速い木です。

クリは虫媒花


クリは虫媒花なので、花粉の受粉はミツバチ(蜜蜂)やマルハナバチ(丸花蜂)などのハチ類で行われます。蜜が多く出るので虫が寄ってきて大変です。受粉すると果実がなります。果実はイガ(堅果)で覆われた中に相対した2個の実が出来き秋になると熟します。


栗を使った料理


イガから取り出した果実は硬い外皮を剥いて下ごしらえをして、煮る、焼く、菓子などにして食用とします。
料理には、栗ご飯、栗おこわ、煮しめ、栗きんとん、焼き栗、栗の渋皮煮、栗ようかんや栗虫羊羹、栗しぼりなどの和菓子、マロングラッセやモンブラン(ケーキ)など洋菓子、らくがんなどの干菓子があります。


クリに関係する名前を持つもの


イガの形状は様々なものの固有名詞に使われ、例えば、ケガニ(毛蟹、学名:Erimacrus isenbeckii)は 別称をオオクリガニ(大栗蟹)とも呼ばれます。

一般名:クリ(栗)、
学名:Castanea crenata、
別名:シバグリ、Japanese Chestnut、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類ブナ目ブナ科クリ属、
樹高:15~20m、
葉質:やや薄く光沢有、葉形:細長く中央が太い卵形/長楕円形、葉長:10 cm、葉縁:鋸歯有、
雌雄同株、開花期:5月下旬~6月上旬、雄花色(実際は萼):薄黄、花序の種類:無限花序(花は下から上へ咲く)、雄花花序:尾状花序、雄花長:20cm、雌花色(実際は萼):白、雌花径:0.5cm、花の付き方:長く垂れた雄花の花序の根元に小さな雌花を咲かせる、結実期:9月~11月(9月出荷が多い)、果実型:殻斗の中に堅果有、果実形:イガイガの球形、果実径:10cm、調理法:栗ご飯、栗おこわ、煮しめ、栗きんとん、焼き栗、栗の渋皮煮、栗ようかんや栗虫羊羹、栗しぼりなどの和菓子、マロングラッセやモンブラン(ケーキ)など洋菓子、らくがんなどの干菓子 、用途:材を土台などの建材に、備考:蜜源植物。


  • ブナ
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  • クリ
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  • 花のタイプ
    その他
  • 花序
    尾状花序
  • 花冠
    花びら無し
  • 葉形
    卵形
  • 葉縁
    鋸歯状
  • 生活型落葉高木・果樹
  • 花の色薄黄 白
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ1500.0 ~ 2000.0 cm
  • 花径0.4 ~ 0.5 cm

ランダムな花