カキツバタIris lavigata Tweet 万葉集でよまれた草木, 季節-夏花名カキツバタ学名Iris lavigata別名杜若, Kakitsubata, Iris lavigata, Japanese iris原産地日本、朝鮮半島、東シベリア、中国開花場所田んぼ開花期5月, 6月花言葉幸運、雄弁 カキツバタとはカキツバタ(杜若、学名:Iris lavigata)は、日本~東シベリア原産で、アヤメ科アヤメ属の耐寒性宿根草(多年草)です。万葉集の時代から謳われた古典園芸植物で、古くから栽培・育種されています。梅雨が始まる少し前に、岸辺で花茎を伸ばし、青紫(稀に、白)の花を咲かせます。属名の「Iris」はギリシャ語の「(虹)」、種小名の「 lavigata」は「(無毛の)」と言う意味です。 花言葉 花言葉は、「幸運、雄弁」です。 ■カキツバタ、アヤメ、ハナショウブの違い アヤメ、カキツバタ、ハナショウブとよく似ています。いずれもアヤメ科アヤメ属で紫系の花色が多いです。3者の違いについて以下に述べます。 ★咲く場所の違い アヤメ(文目、綾目、I. sanguinea)は乾燥した場所で咲くのに対し、ハナショウブ(花菖蒲、I. ensata var. ensata)とカキツバタ(杜若、燕子花、Iris laevigata)は水辺に咲きます。 ★花びらの付け根の模様の違い ・カキツバタ(杜若、燕子花、I. laevigata)ー白筋 ・アヤメ(文目、綾目、I. sanguinea)ー網目状 ・ハナショウブ(花菖蒲、I. ensata var. ensata)-黄色い模様 左から、カキツバタ(杜若、燕子花、I. laevigata)、 アヤメ(文目、綾目、I. sanguinea)、 ハナショウブ(花菖蒲、I. ensata var. ensata) ★開花順 開花の順番は、早い方から、アヤメ→カキツバタ→ハナショウブとなります。 ★カキツバタ、アヤメ、ハナショウブのイラスト 万葉集とカキツバタ 万葉集 第17巻 3921番歌 作者:大伴家持 題詞:十六年四月五日獨居平城故宅作歌六首 原文 加吉都播多 衣尓須里都氣 麻須良雄乃 服曽比猟須流 月者伎尓家里 訓読 加吉都播多(かきつばた) 衣尓(に)須里都氣(摺りつけ) 麻須良雄(ますらお、大夫)乃(の) 服曽比猟須流 月者伎尓家里 ↓ かきつばた 衣に摺り付け ますらをの 服曽比(着襲ひ、競い、きそひ)猟須流(猟する) 月者(月は)伎尓家里(来にけり) 訳 かきつばたを 着物に摺り付け(紫色に染めて) 着飾った男衆が(鹿)猟(かり)をする 月(5月5日)がやってきました。 アヤメと杜若の違い 咲いている場所―アヤメは乾燥した庭や畑、カキツバタは水の有る岸辺の浅瀬に咲く。 外花被片(萼)の中央にある模様―アヤメは綾目模様、カキツバタは白腺がある。 葉―アヤメの葉は細長く硬い、杜若の葉は幅広で柔らかい。 一般名:カキツバタ(杜若)、学名:Iris lavigata、又名:Kakitsubata、Japanese iris、Iris lavigata、分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱キジカクシ目アヤメ科アヤメ属カキツバキ種、原産地:日本、朝鮮半島、東シベリア、生活型:耐寒性宿根草(多年草)、草丈:50~70 cm、葉形:剣状、花長:9~10 cm 花色:靑紫・白、開花期:5月~6月、用途:観賞用。目キジカクシ科アヤメ属アヤメ種カキツバタ花のタイプ放射相称花花序単頂花序花冠あやめ形葉形剣形葉縁全縁生活型水性多年草花の色青 紫葉の色緑実の色高さ50.0 ~ 70.0 cm花径9.0 ~ 10.0 cm ランダムな花チョウセンレンギョウシマトネリコネズミモチウバユリホウキギシャゼンムラサキパフィオペディルムグンナイフウロキダチチョウセンアサガオシロアミメグサスイセンネメシア