カラスビシャクPinellia ternata ポスト 鳥名花名カラスビシャク学名Pinellia ternata別名crowdipper原産地日本開花場所野原・畦道, 鉢花開花期5月, 6月, 7月, 8月 カラスビシャクとはカラスビシャク(烏柄杓、学名:Pinellia ternata)とは、日本~中国原産で、サトイモ科ハンゲ属の多年草です。 日本では北海道~九州の畑や野原に自生します。 草丈30~40cmです。 地下の塊茎は直径1~2 cmの球形で、コルク層を除いて乾燥させたものはハンゲという生薬の原料となります。 塊茎から10~20cmの長い根生葉を1~3個出します。 葉柄の中央と小葉の基部に直径3~5mmの小さな珠芽(ムカゴ)を付けます。葉は4小葉から成ります。 夏に、花茎を出し、花茎先端に緑色で柄杓形をした仏炎苞に包まれた肉穂花序を付けます。 毒草、かつ、漢方薬 カラスビシャクは、半夏属(ピネリア属)の植物なので、匂いビシャクと同様、 シュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれ、舌や喉、消化器粘膜などを強く刺激し、痛み・腫れ・嘔吐などを引き起こします。 また、少量ですが、アルカロイド類が含まれ、生で食べると口内の痛みや、腫れ、嘔吐、下痢、重症の場合は呼吸困難や窒息の危険もあります。 一方、十分に加工、乾燥、処理されたものは漢方薬「半夏(はんげ)」として、去痰、鎮吐、健胃整腸の効果が知られます。 生のカラスビシャクは、人間ばかりでなく、犬猫などのペットなどが誤食しないよう注意が必要です。 花名の由来物> 属名の「Pinellia」は、イタリアの植物学者「G. V. Pinelli(ピネリ博士)」への献名、 種小名の 「ternata」はラテン語で「三数の」という意味です。 同属の植物> 同属に、カラスビシャクを一回り大きくしたようなオオハンゲ大半夏(学名:Pinellia tripartita)があります。 一般名:カラスビシャク(烏柄杓)、 学名:Pinellia ternata、 又名:crowdipper 、 分類名:植物界被子植物単子葉類オモダカ目サトイモ科ハンゲ属カラスビシャク種、 原産地:北海道~本州〜九州の日本・朝鮮半島・中国、環境:野原、 草丈:30~40 cm、 葉形:3出複葉(単葉で掌状に3深裂)、葉柄長:15~20 cm、葉色:緑、 花序形:肉穂花序、花序柄長:25~35cm、雌花序長:2 mm、雄花序長:5~7 mm、花茎長:20〜30 cm、花被:無、雄花:雄蕊2本、雌花:雌蕊1本、花色:緑、開花期:5月~8月、 根茎直径:1~2 cm、果実型:液果で緑色、 用途:園芸植物、薬用植物。 ■関連ページ 目オモダカ科サトイモ属ハンゲ種カラスビシャク花のタイプ放射相称花花序肉穂花序花冠漏斗形/トランペット形葉形掌形葉縁鋸歯状生活型多年草、野草花の色緑 葉の色緑実の色緑高さ30.0 ~ 40.0 cm花径0.3 ~ 0.5 cm ランダムな花ボタンヅルコウトウシュウカイドウフリーセア・ヒエログリフィカキンカンチューリップ・れっどらべる山茶花 '慶雲'