万153.オギとヨシアシは違うよ 荻 ポスト 万葉集の草木シリーズ オギ(荻、学名:Miscanthus sacchariflorus)は、日本他に分布するイネ科ススキ属の大型多年草です。日本全国の河川敷などの水辺で地下茎を張り巡らせて蔓延ります。草丈は1~2.5mです。茎は硬く節があり艶があります。9~10月に、長い穂を出し小穂を多数互生させます。小穂の毛は純白です。 オギ(M. sacchariflorus)は、背が高いススキ(薄、学名:Miscanthus sinensis)に似た草本ですが、穂はススキ(M. sinensis)の穂より白く柔らかく綿毛が長いです。ススキ以外では、ヨシ(葦、学名:Phragmites australis)はオギと似ています。3者の中で、最も水の多い場所に生育するのが「ヨシ」、乾燥している陸地に生えるのが「ススキ」、そしてその中間でどちらかというとヨシに近い環境(水辺)に生えるのが「オギ」です。 万葉集とオギ(荻) 万葉集 第4巻 500番歌 作者:碁檀越妻 題詞:碁檀越徃伊勢國時留妻作歌一首 (碁檀越(ごのだんおち)が伊勢の国に出掛けた時に妻が作った1首) 原文 神風之 伊勢乃濱荻 折伏 客宿也将為 荒濱邊尓 読み 神風の 伊勢の濱荻 折り伏せて 旅寝やすらむ 荒き浜辺に 意味 神風(かむかぜの:枕詞) 伊勢の濱荻(はまおぎ=オギ)を 折り敷い(床用の敷物や風雨除けの仮屋根に使っ)て (夫は今頃)旅寝をしてるのだろうな あの海風が荒い浜辺で。 花言葉や詳しい情報は、こちらをご覧下さい。 ■関連ページ 万153.オギとヨシアシは違うよ 荻 万葉集 かぎけん花図鑑 花日記2023年11月29日(水) 、 オギ(荻、学名:Miscanthus sacchariflorus)、 特集 万葉集でよまれた草木 、 万152.万葉集とノキシノブ かぎけん花図鑑 花日記2023年11月28日(火) 、 #万葉の草木 #花図鑑 #花 #flowers #野草 #オギ #秋の花Location: Illust:Yuki @Kagiken (Science&Technology Inst.co.,Tokyo ) Other Articlesクレマチスのブログクレマチス(学名:Clematis L.)は、キンポウゲ科クレマチス属の耐寒性・蔓性・多年草です。葉柄が硬い蔓となりフェンスや支柱に巻きついて伸長します。 代表品種に、クレマチス・パテンス、通称、カザグルマ(風車、学名:Clematis patens)と呼ばれる日本原産で風車の様な花を咲かせるものや、クレマチス・フロリダ、通称、テッセン(鉄仙、学名:Clematis florida)と呼ばれ10月12日の誕生花 ガーベラ10月12日の誕生花は。ガーベラです。 ガーベラ(Gerbera、学名:Gerbera Hybrids)は、南アフリカ原産で、キク科ガーベラ属の半耐寒性多年草です。花言葉は「希望 」です。 誕生花10月12日 https://www.flower-db.com/ja/blog/2019-10-12/654 12月29日の誕生花 プリムラ・ジュリアン、ホオズキ12月29日の誕生花はジュリアン,ホオズキです。 ジュリアン プリムラ・ジュリアン(Primula julian、学名:Primula × juliana)は、プリムラ・ポリアンサ(P. polyantha)と、コーカサス原産のプリムラ・ジュリエ (P. juliae)との交配種で、日本で育種された小輪矮性・耐寒性多年草です。ポリアンサを小さくして丈夫にしたような花です。花言葉は「永続する万葉集草木シリーズ5.ムギムギはイネ科の越年性穀物です。万葉集では、オオムギもコムギも区別せず「ムギ」と詠んでいます。 万葉集でよまれた「麦」原文 作者未詳 第十二巻 木巨木若越尓 麦咋駒乃 雖詈 猶戀久 思不勝焉 読み 馬柵(ませ)越し 麦食む駒の 罵(の)らゆれど 猶(なほ)し恋しく 思ひかねつも 『意味』 柵越しに 麦を食べる馬が..以下本文に続く ■関連ページ 万葉集草木シリーズ5.ムギ かぎけん花図梅シリーズ18.梅 春日野(ウメ カスガノ)梅シリーズ18.梅 春日野(ウメ カスガノ) 梅 春日野(ウメ カスガノ、学名:Prunus mume "Kasugano")は、花梅・野梅系・野梅性の八重、爪紅、咲き分け、中輪、遅咲きです。 蕾の時は桃色ですが開花すると紅白咲き分けという淡紅色だったり、白色だったり、白地に薄紅色絞りが入ったり、半染めになったりと、1本で何色もの花を花を咲かせるので、梅の木が何本か混じっいるように感じられます。鳥取のラッキョウ畑に行ってきました11月の3連休を活用して鳥取のラッキョウ畑に行ってきました。毎年10月から11月上旬が見頃とのことでしたが、今年は11月3日現在でまだ3分咲きほどでした。夏の暑さでやられたそうです。 ラッキョウ(辣韮、学名:Allium chinense)とは、ヒマラヤ地方原産で、ヒガンバナ科ネギの多年草(球根植物)です。 別名でオオニラ(大韮)や、サトニラ(里韮)、英名でもRakkyoと言います。 草丈は3