9月26日の誕生花、カキノキ(柿の木 ポスト 9月26日の誕生花は、柿と一位です。 秋に橙色の実を成らせるカキ(柿、学名:Diospyros kaki )は、ブドウ(葡萄、学名:Vitis spp.)や、ナシ(梨、学名:Pyrus pyrifolia)と共に、秋の代表果実の1つとして人気です。 カキノキ(柿の木、学名:Diospyros kaki )とは、中国原産で、カキノキ科カキノキ属の落葉樹とその果実です。 成長の速さの例えで、「モモ(桃) クリ(栗)三年 カキ(柿)八年 ビワ(枇杷)は早くて十三年」といわれます。カキは果実が成るまで相当の年数がかかります。 柿の害獣 鳥類-カラス、哺乳類ーアナグマ、イノシシ、クマ、サル、タヌキ 柿の種類 オケサガキ(おけさ柿)、菊平(不完全甘柿)、紀の川柿 クロガキ(黒柿)、御所柿(完全甘柿)、庄内柿 庄内柿しぐれ、次郎柿、太秋柿 トネガキ、フジガキ(富士柿)、フデガキ(筆有柿) フユウガキ(富有柿)、マメガキ(豆柿)、山形紅柿(完全渋柿) ヨコノガキ(よこの柿)、ヨツミゾ(四ツ溝、完全渋柿) 日本の本州~九州の暖地で栽培され1,000種類以上もの地方種があります。雌雄同株です。初夏、雌花は黄白色の花を1個、雄花はピンクの花を3個ずつ離れた個所に咲かせます。花には王冠型の萼片と4枚の花弁があります。雌蕊には柱頭が4つに分かれた雌蕊が1本あります。秋、橙色の果実を成らせます。果実は未熟時は小さく緑色ですが、熟すと橙色になり、果肉色も橙色になります。形は平らで四角っぽいものや、丸いもの、円錐状のものがあります。柿には甘柿と渋柿があります。甘柿には、完全甘柿と黒柿のような不完全甘柿があります。甘柿はそのまま生食可能です。一方、渋柿は渋を抜くか、干柿にして食べます。柿にはミネラルやビタミンが豊富に含まれます。果実を食べるとアルコールの酔い覚ましや身体を冷やす性質があります。 干し柿(吊るし柿) > 干し柿制作風景、干し柿(完成品) 柿の果実は、梨や葡萄と共に秋の代表的な果物とされ、吊るし柿や干し柿のある風景は風物詩となっています。代表的な品種に 甘柿の富有柿や次郎等、渋柿には身しらずや市田柿等があります。葉には殺菌効果があり、柿の葉寿司や、柿茶とされます。柿渋は染料や防腐材となりますが渋みの素はタンニンです。木材は和家具や床柱、建築用装飾材、茶道具に使われます。 柿を詠んだ俳句 「くやしくも 熟柿仲間の 座につきぬ」 小林一茶 「この里や 柿渋からず 夫子(ふうし=先生)住む」 夏目漱石 「客去りし あとの寂しき 柿の種子」 高橋淡路女 「渋柿の 板塀たたく 野分(台風)かな」 会津八一 「書に倦みて 燈火に柿を むく半夜(はんや)」 正岡子規(柿好きを明言) 「つり柿や 障子にくるふ 夕陽影」 内藤丈草(じょうそう) 「山寺や 猿が柿折る 音すなり」 中 勘助 「山の霧 篭めたる柿の 雫かな」 飯田蛇笏 ■柿が出てくる物語 日本の民話「さるかに合戦」では、まず、猿と蟹が登場し、蟹が持っていたお握りを、猿がうまいことを言って、拾った柿の種子と交換させます。 カニ 猿はすぐにお握りを食べてしまいますが、蟹は柿の種を植えて、「早く芽を出せ、出さなきゃハサミで切っちゃうよ」と歌い柿を脅しながら育てます。その後、柿に花が咲き実がなりますが、蟹は柿の実を取ることができません。そこに猿が現われ代わりに柿をとってやると言い柿の木に登りますが約束を守らず自分だけ食べて。蟹が催促すると未熟な柿の実をカニにぶつけ蟹は絶命してしまう。その際に、カニは子ガニ達を生む。 親を殺された子ガニ達は親の仇うちを誓い、猿にさんざんひどい目に合わせられている、栗や、臼、蜂、牛糞に協力を要請し、力を合わせて猿をこらしめるというお話です。お話し中で、柿はカニに育てられる役回りですね。 一般名:カキノキ(柿の木) 、学名:Diospyros kaki L.、別名:カキ(柿)、Persimmon(パーシモン)、Kaki Persimmon、Chinese persimmon、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ツツジ目カキノキ科カキノキ属、原産地:中国 環境:本州~九州の暖地 、樹皮:灰褐色、葉序:互生、葉身長:7-15cm、葉縁:全縁、雌雄同株、開花期:5月~6月、雌花花序:単頂花序、雄花花序:集散花序、雌花形:壺~広鐘形、雄花形:鐘形、雌花色:薄黄、雄花色:ピンク、花の付く場所:葉腋、結実期:10月~11月、果実型:液果、果実色:橙、用途:果実を生食・干し柿、葉を柿の葉寿司と柿茶・防腐剤、材を建築材や家具・器具、柿渋:染料・防腐剤。 ■関連ページ カキノキ(柿の木、学名:Diospyros kaki )> 9月26日の誕生花、カキノキ(柿の木) かぎけん花図鑑 花日記9月26日の誕生花 #9月26日の誕生花 #誕生花 #柿 #カキノキ #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所 Other Articles7月27日の誕生花 ゼラニウム、フウロソウ7月27日の誕生花は、ゼラニウム、フウロソウ(風露草)です。 ゼラニウム ゼラニウム(Geranium、学名:Pelargonium×hortorum)は、南アフリカ原産で、フウロソウ科ペラルゴニウム属の非耐寒性常緑多年草です。花言葉は「尊敬」です。 フウロソウ(風露草) ゲンノショウコ(現の証拠、学名:Geranium thunbergii )は、日本原産で、フウロソウ科フウロソ故郷が恋しいなぁ!?万葉集草木55.チガヤチガヤ(茅萱、学名:Imperata cyindrica)はイネ科チガヤ属の多年生の雑草です。北海道から沖縄の日本全国で畔や草原に自生します。チガヤは万葉集で詠われています。 万葉集 第3巻 333番歌 作者:大伴旅人(おおとものたびと)、題詞:帥大伴卿歌(そちおおともきょうのうた) 原文 淺茅原 曲曲二 物念者 故郷之 所念可聞 よみ 浅茅原(あさつばら) 曲曲(つばらつばら)二(に) 物麹町の花1 ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉、Brunfelsia latifolia)青花と白花が一緒に咲いてるみたいですが、...。 ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉、学名:Brunfelsia latifoli)とは、熱帯アメリカ原産で、ナス科ブルンフェルシア属の半耐寒性常緑低木です。単に、バンマツリ(蕃茉莉)とも呼ばれます。 草丈は30〜350 cmです。葉は緑色で革質で光沢あり、長さ4〜12 cmの長楕円形、葉縁は全縁です。4月〜7月に、花茎から単頂花序を伸ばし、花径3〜4 c9月10日の誕生花 アスター、秋海棠9月10日の誕生花 アスター(白),シュウカイドウです。 アスター(Aster、学名:Symphyotrichum pilosum)は、北米原産で、キク科シオン属の多年草です。別名で、キダチコンギク(木立紺菊、や、クジャクソウ(孔雀草)とも呼ばれます。花言葉は「変化」です。 クジャクアスター(孔雀Aster、学名:Aster hybrids)は、「アスター(Aster)」の園芸品種ですヤマアジサイ(山紫陽花、学名:Hydrangea serrata)ヤマアジサイ(山紫陽花、学名:Hydrangea serrata)とは、アジサイ科アジサイ属の耐寒性落葉低木です。沢で多く見られるので、サワアジサ(沢紫陽花)とも呼ばれます。 樹高は、1~2 mです。葉は薄く、光沢の無い緑色で、葉形は長楕円形や楕円形など様々で、葉縁に鋸歯があり、枝に対生に付きます。、 6月~7月に、花茎から二出集散花序を伸ばし、紫・青・桃・白の5弁花を咲かせます。両性花の花径9月の黄色い花9月の黄色い花 初秋になりました。9月に咲く黄色花で今咲いている花をご紹介します。