キャロライナ・リーパー
世界最辛の唐辛子(2017年8月11日、ギネス世界記録)
- 花名キャロライナ・リーパー
- 学名Capsicum chinense 'Carolina Reaper'
- 別名カプシカム・シネンゼ, カプシクム・キネンセ, Carolina Reaper, キャロライナ・リーパー
- 原産地園芸品種
- 開花場所海外, 特定の地域
- 開花期7月, 8月
- 花言葉観賞用唐辛子全体の花言葉:「悪夢が覚めた」「生命力」
キャロライナ・リーパーとは
【特徴】
世界一辛いトウガラシ(2017年8月11日、ギネス世界記録)、辛さは160万SHU(スコヴィル熱量単位)でハバネロやハラペーニョの数倍の辛さ
赤い果実の表面はチリメン上で、尾部は横に曲がって尖る(大鎌)のように見える
キャロライナ・リーパー(Carolina Reaper、学名:Capsicum chinense 'Carolina Reaper')とは、キューバ、ユカタン半島原産で、ナス科トウガラシ属の越年草の激辛トウガラ(果実系野菜)です。
米国サウスカロライナ州のEd Currie(エドカリー氏)により Pakistani Naga x Red Habanero から育種された激辛唐辛子の園芸品種です。2017年8月11日にギネス世界記録により世界一辛い唐辛子として認定されました(その後、抜かれる)。
果実は赤色で表面が縮緬状で、尾部に大鎌のようなものがあり、果実辛さは160万SHU(スコヴィル熱量単位)あります。
草丈は90-150cmです。
葉は被針形で、互生に付きます。
7月~8月に白い小さな五弁花を下向きに咲かせます。
8月~11月に、赤いランタン形で尾部が鎌状に横に曲がった小さな果実を成らせます。
因みに、カプシカム・シネンゼ種は常に世界で最も辛いトウガラシとされますが、皆、学名がプシカム・シネンゼ(Capsicum chinens)と同一で識が別できません。
そこで、キャロライナ・リーパーの場合、便宜上、学名の後ろに、 "Habanero"とつけました。
「ハバネロ」は、以前は、辛さがトップ(「30万スコヴィル値が一番高い)でしたが、その後、インド原産の「ブート・ジョロキア(Bhut jolokia)」が100万SHUで追い越し、次に「カロライナ・リーパー(学名:Carolina Reaper)が160万SHUとなり、さらに現在では「Pepper X(ペッパーX)」が318万SHUで、世界一辛いトウガラシとされます。
いずれにせよ、この属のトウガラシは、人間が食べるには辛過ぎて食べられるレベルにありません。
花名の由来
英名及び和名の「キャロライナ・リーパー(Carolina Reaper)」はカロライナ州で作られ、果実尾部が鎌を持った死神「リーパー」のような形をしていることから。
属名の「Capsicum」はカプト(噛む)からの派生です。
種小名の「chinenseb」は中華料理に使われたため命名者が中国原産と間違えたため。
一般名:キャロライナ・リーパー(Carolina Reaper)、
学名:Capsicum chinense 'Carolina Reaper')(カプシカム・シネンゼ、または、カプシクム・キネンセ)、
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ナス目ナス科トウガラシ属カプシカム・チネンセシネンセ種 、
原産地:園芸品種、開発者:米国サウスカロライナ州 Ed Currie(エドカリー氏)
草丈:90-150cm、
葉柄:長い、葉色:緑色、葉形:被針形、葉縁:全縁、葉序:互生、
開花期:7月~8月、花色:白、花径:0.5cm、花冠形:星形や漏斗形(トランペット形)で先端が5〜6裂、花の咲き方:下向き、花の咲く場所:葉腋から数個、
結実期:8月~11月、果実形:ランタン形で先端が曲がる、果実色:赤、果実表面:チリメン状、果実径:5-7.5cm。
注記:無毒ですが、激辛で果実を素手で触ると火傷し、食べると粘膜がやられます。
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キャロライナ・リーパー(Carolina Reaper、学名:Capsicum chinense 'Carolina Reaper')