ケイトウ

Celosia cristata

  • ケイトウ
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  • 花名
    ケイトウ
  • 学名
    Celosia cristata
  • 別名セロシア, Celosia, 鶏頭
  • 原産地アジア、アフリカ
  • 開花場所庭, 切り花・生け花, 園芸品種, 鉢花
  • 開花期6月, 7月, 8月, 9月, 10月
  • 花言葉色あせぬ恋、おしゃれ、気取り屋

ケイトウとは

9月5日の誕生花

ケイトウ(鶏頭、学名:Celosia cristata)とは、アジアとアフリカ原産でヒユ科ケイトウ属の非耐寒性一年草(原産地では多年草)です。
別名で、セロシア(Celosia)、カラアイ(韓藍) と呼ばれます。

鶏頭は万葉時代には、既に、中国、韓国(からの国)を通じて、日本に渡来しており、「その頃から韓藍(カラアイ)」と呼ばれました。
万葉時代にケイトウは花の赤い部分だけでなく葉も写し染めに使われました。
赤い花を使った鶏頭染めは綺麗なピンクに染め上がります。
今では、日本全国の庭で咲いています。

草丈は、15 cm(矮性品種)~在来種(60~90 cm) ~100 cm(高性品種)と変化に富んでいます。
茎が太いです。
葉は卵状被針形で互生します。


花名の由来


和名の「ケイトウ」は、花穂が鶏の鶏冠に似ていることに拠ります。


ケイトウ属(Celosia)の種類一覧


花房が扁平なトサカケイトウ(鶏冠鶏頭、学名:Celosia argentea var. cristata)
花房が球状のクルメケイトウ(久留米鶏頭、学名:Celosia cristata 'Kurume keitou')
羽箒のようなウモウケイトウ(羽毛鶏頭)=フサゲイトウ(房鶏頭)、学名:Celosia argentea var. plumosa)と呼ばれるプルモーサ系、
ロウソク(蝋燭)やヤリ(槍)のように尖ったヤリケイトウ(槍鶏頭)のチャルジー系、
ケイトウ属の別種であるノケイトウ(野鶏頭、学名:Celosia argentea)
花穂が紐状化したヒモゲイトウ(紐鶏頭)


ヒユ科ヒユ属(同科別属)でケイトウと名の付く花


葉を鑑賞するハケイトウ(葉鶏頭、アマランサス、学名:Amaranthus tricolor cv.)
スギモリケイトウと呼ばれるアマランサス・クルエンタス(学名:Amaranthus cruentus)等。


ケイトウは多年草か、一年草か


ケイトウは日本では一年草扱いで、7月~10月に花を咲かせますが、その後枯れます。
枯れたら種をとり保存しておき、4月~6月に蒔きます。


万葉集と鶏頭


万葉集 第3巻 384番歌
作者 :山部宿祢赤人(やまべのすくねあかひと)
題詞 山部宿祢赤人歌一首

原文
吾屋戸尓 韓藍種生之 雖干 不懲而亦毛 将蒔登曽念

訓読
吾(我が)屋戸(宿)尓(に) 韓藍種(まき)生(ほ)之(し) 雖干(枯れぬれど) 不懲(こりず)而(て)亦(また)毛(も) 将蒔(かん)登(と)曽(ぞ)念(思ふ)

我家に 韓藍(からあい)蒔き生(お)ほし 枯れぬれど 懲りずてまたも 蒔かむとぞ思ふ

意味
我家の庭に 鶏頭(韓藍)の種を播いて育てたが 枯れてしまった 懲りずにまた 種を蒔こうと思う。

ケイトウ(鶏頭)という名前が、花名の一部に付く花には、ヒユ科ケイトウ属(Celosia)とヒユ科ヒユ属(Amaranthus)の、ケイトウ(鶏頭、学名:Celosia cristata)ヒモケイトウ(紐鶏頭、学名:Amaranthus caudatus)、ノケイトウ(野鶏頭、学名:Celosia argentea)クルメケイトウ(久留米鶏頭、学名:Celosia cristata 'Kurume keitou')トサカケイトウ(鶏冠鶏頭、学名:Celosia argentea var. cristata)ウモウケイトウ(羽毛鶏頭、学名:Celosia argentea var. plumosa)ミニケイトウ 'キモノ'シリーズ キモノケイトウ(きもの鶏頭、学名:Celosia argentea 'Kimono series')ハケイトウ(葉鶏頭、学名:Amaranthus tricolor cv.)アマランサス・クルエンタス(学名:Amaranthus cruentus)があります。

ケイトウという名前の付く植物の種類と一覧を「特集 ’花名にケイトウと名前が付く花」 にまとめました。

他の多くの花と同様、原産地では多年草ですが、日本の気候では花後に枯れてしまうので一年草として扱われます。
元々、一年草の植物には、ヒマワリ、ネモフィラ、ジニア、ジャーマンカモミール、アサガオなどがありますが、ケイトウの様に原産地では多年草だけれど日本では一年草として扱われる植物があり、パンジーや、ヒナギク、コリウス、ニチニチソウ、インパチェンス、ペチュニア、ランタナ、シクラメン、ポインセチア、ローゼル、アブラナ、ヒメジョオン、ハハコグサ、などがあります。



一般名:ケイトウ(鶏頭)、
学名:Celosia cristata(セロシア・クリスタータ)、
別名:セロシア(Celosia)、カラアイ(韓藍) 、
分類名:植物界被子植物門真正双子葉類ナデシコ目ヒユ科ケイトウ属 、
原産地:東南アジア~インド 、
草丈:15 cm(矮性品種)~在来種(60~90 cm) ~100 cm(高性品種)、
葉形:卵状被針形、葉序:互生、
開花期:6月~10月、花序高:8~15 cm、花序径:4~20 cm、花色:赤・黄・橙・桃・白、

■関連ページ
ケイトウ(鶏頭、学名:Celosia cristata)


  • ナデシコ
  • ヒユ
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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    穂状花序
  • 花冠
    5弁形
  • 葉形
    披針形
  • 葉縁
    鋸歯状
  • 生活型非耐寒性一年草
  • 花の色赤 桃 黄
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ15.0 ~ 100.0 cm
  • 花径8.0 ~ 15.0 cm

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