9月5日の誕生花、ケイトウ(鶏頭、学名:Celosia cristata) ポスト 9月5日の誕生花、ケイトウ。 ケイトウ(鶏頭、学名:Celosia cristata)とは、アジアとアフリカ原産でヒユ科ケイトウ属の非耐寒性一年草(原産地では多年草)です。 別名で、セロシア(Celosia)、カラアイ(韓藍) と呼ばれます。 鶏頭は万葉時代には、既に、中国、韓国(からの国)を通じて、日本に渡来しており、「その頃から韓藍(カラアイ)」と呼ばれました。 万葉時代にケイトウは花の赤い部分だけでなく葉も写し染めに使われました。 赤い花を使った鶏頭染めは綺麗なピンクに染め上がります。 今では、日本全国の庭で咲いています。 草丈は、15 cm(矮性品種)~在来種(60~90 cm) ~100 cm(高性品種)と変化に富んでいます。 茎は太いです。 葉は卵状被針形で互生します。 花名の由来 属名の「Celosia」は、ギリシャ語で「keleos(燃える)」を意味し、ケイトウの花が色鮮やかであるに因みます。 種小名の「cristata」は、ラテン語で「crista(鶏冠)のような」を意味し、ケイトウの花序が鶏のトサカ(鶏冠)に似ていることに拠ります。 和名の「ケイトウ」は、花穂が鶏の鶏冠に似ていることに拠ります。 ケイトウの花言葉 「おしゃれ」「色あせぬ恋」「気取り屋」 ケイトウ属一覧 花房が扁平なトサカケイトウ(鶏冠鶏頭、学名:Celosia argentea var. cristata)、 花房が球状のクルメケイトウ(久留米鶏頭、学名:Celosia cristata 'Kurume keitou')、 羽箒のようなウモウケイトウ(羽毛鶏頭)=フサゲイトウ(房鶏頭)、学名:Celosia argentea var. plumosa)と呼ばれるプルモーサ系、 ロウソク(蝋燭)やヤリ(槍)のように尖ったヤリケイトウ(槍鶏頭)のチャルジー系、 ケイトウ属の別種であるノケイトウ(野鶏頭、学名:Celosia argentea)、 花穂が紐状化したヒモゲイトウ(紐鶏頭)、 ヒユ科ヒユ属(同科別属)でケイトウと名の付く花 葉を鑑賞するハケイトウ(葉鶏頭、アマランサス、学名:Amaranthus tricolor cv.)、 スギモリケイトウと呼ばれるアマランサス・クルエンタス(学名:Amaranthus cruentus)等。 ケイトウは多年草か、一年草か ケイトウは日本では一年草扱いで、7月~10月に花を咲かせますが、その後枯れます。 枯れたら種をとり保存しておき、4月~6月に蒔きます。 万葉集と鶏頭 万葉集 第3巻 384番歌 作者 :山部宿祢赤人(やまべのすくねあかひと) 題詞 山部宿祢赤人歌一首 原文 吾屋戸尓 韓藍種生之 雖干 不懲而亦毛 将蒔登曽念 訓読 吾(我が)屋戸(宿)尓(に) 韓藍種(まき)生(ほ)之(し) 雖干(枯れぬれど) 不懲(こりず)而(て)亦(また)毛(も) 将蒔(かん)登(と)曽(ぞ)念(思ふ) ↓ 我家に 韓藍(からあい)蒔き生(お)ほし 枯れぬれど 懲りずてまたも 蒔かむとぞ思ふ 意味 我家の庭に 鶏頭(韓藍)の種を播いて育てたが 枯れてしまった 懲りずにまた 種を蒔こうと思う。 ケイトウ(鶏頭)という名前が、花名の一部に付く花には、ヒユ科ケイトウ属(Celosia)とヒユ科ヒユ属(Amaranthus)の、ケイトウ(鶏頭、学名:Celosia cristata)、ヒモケイトウ(紐鶏頭、学名:Amaranthus caudatus)、ノケイトウ(野鶏頭、学名:Celosia argentea)、クルメケイトウ(久留米鶏頭、学名:Celosia cristata 'Kurume keitou')、トサカケイトウ(鶏冠鶏頭、学名:Celosia argentea var. cristata)、ウモウケイトウ(羽毛鶏頭、学名:Celosia argentea var. plumosa)、ミニケイトウ 'キモノ'シリーズ キモノケイトウ(きもの鶏頭、学名:Celosia argentea 'Kimono series')、ハケイトウ(葉鶏頭、学名:Amaranthus tricolor cv.)、アマランサス・クルエンタス(学名:Amaranthus cruentus)があります。 ケイトウという名前の付く植物の種類と一覧を「特集 ’花名にケイトウと名前が付く花」 にまとめました。 他の多くの花と同様、原産地では多年草ですが、日本の気候では花後に枯れてしまうので一年草として扱われます。 元々、一年草の植物には、ヒマワリ、ネモフィラ、ジニア、ジャーマンカモミール、アサガオなどがありますが、ケイトウの様に原産地では多年草だけれど日本では一年草として扱われる植物があり、パンジーや、ヒナギク、コリウス、ニチニチソウ、インパチェンス、ペチュニア、ランタナ、シクラメン、ポインセチア、ローゼル、アブラナ、ヒメジョオン、ハハコグサ、などがあります。 一般名:ケイトウ(鶏頭)、 学名:Celosia cristata(セロシア・クリスタータ)、 別名:セロシア(Celosia)、カラアイ(韓藍) 、 分類名:植物界被子植物門真正双子葉類ナデシコ目ヒユ科ケイトウ属 、 原産地:東南アジア~インド 、 草丈:15 cm(矮性品種)~在来種(60~90 cm) ~100 cm(高性品種)、 葉形:卵状被針形、葉序:互生、 開花期:6月~10月、花序高:8~15 cm、花序径:4~20 cm、花色:赤・黄・橙・桃・白、 ■関連ページ ケイトウ(鶏頭、学名:Celosia cristata) 9月の誕生花 9月5日の誕生花、ケイトウ(鶏頭、学名:Celosia cristata) かぎけん花図鑑 花日記9月5日の誕生花 #9月5日の誕生花 #誕生花 #ケイトウ #鶏頭 #Celosia #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所 Other Articles世界の国花 ドミニカ国 Dominica DM かぎけん花図鑑世界の国花 ドミニカ国 Dominica DM かぎけん花図鑑 花日記2022年11月30日 ドミニカ国 (日本語)、Dominica(English)、多米尼加共和国(中国語)、DM (2文字コード) ドミニカ国の国花はカリブウッド カリブウッド(Carib Wood、学名:Poitea carinalis)はドミニカ国の固有種で、マメ科ポイテア属の野生の対干ばつ性・耐塩性・落葉低木で梅のブログ本日の花は、春告げ草として知られる「ウメ(梅)」です。 花言葉は、「不屈の精神」です。 ■かぎけん花図鑑 ウメ(梅) https://www.flower-db.com/ja/flower:1577 7月4日の誕生花 シモクレン7月4日の誕生花は、シモクレンです。 シモクレン シモクレン(紫木蓮、学名:Magnolia Liliflora)は、中国原産で、モクレン科モクレン属の落葉小高木です。マグノリア(Magnolia)とも呼ばれます。花言葉は「自然への愛、持続性」です。 かぎけん花図鑑 7月4日の誕生花 シモクレン11月の色交じりの花(2022年)11月の色交じりの花(2022年) かぎけん花図鑑花日記2022年11月6日 花弁色が単色ではなく、複色や覆輪、ぼかし、斑点が多数あるものなどを「色交じり」として集めました。まだ集め切れておらずもっと沢山出てくると思います。 色交じりの花には、ツバキ科ツバキ属サザンカ種サザンカ群の山茶花 '慶雲'(学名:Camellia sasanqua Keiun')や、ラン科オンシデサ属のオンシデサ ナン9月の茶色い花9月の茶色い花 茶色の花はあまり多くはありません。 特集9月の茶色の花https://www.flower-db.com/ja/special/4/2 ブログ9月の茶色の花 12月11日の誕生花 薔薇(白)、蛇の髭、万年草12月11日の誕生花はバラ(白)、ジャノヒゲ、マンネングサです。 バラ(白) バラ(薔薇、学名:Roza×hybrids)は北半球の熱帯~亜熱帯原産で、バラ科バラ属の耐寒性落葉/常緑低木です。花言葉は「純潔」です。 ジャノヒゲ ジャノヒゲ(蛇の髭、学名:Ophiopogon japonicus)は、日本・中国原産で、キジカクシ科ジャノヒゲ属の耐陰性常緑多年草です。 花言葉は「変わら