9月14日の誕生花、ノアザミ(野薊) ポスト 9月14日の誕生花、アザミ(薊、学名:Cirsium japonicum)とマルメロ ノアザミ(野薊、学名:Cirsium japonicum)とは、台湾、朝鮮、中国、日本の東アジア原産でキク科アザミ属の多年生の野草です。 別名で、アザミ(薊)や、テラオカアザミ、ドイツアザミ(独逸薊)とも呼ばれます。 本州から九州の野原に自生します。 日本の代表的なアザミで、アザミと言えば日本ではノアザミをさします。 草丈50〜100 cmです。 全草に鋭い棘があります。 葉は羽状の根生葉で葉縁に棘があり、地面際でロゼッタ状に広がります。 5月〜8月に根生葉の間から細い花茎を出し、その先端から頭状花序を伸ばし、赤紫色の筒状花を多数集合させて咲かせます。 花冠径は4~5 cmで、花冠には筒状花だけがあり舌状花はありません。筒状花の中には雄蕊や雌蕊が入っています。 昆虫が雄蕊を踏むと葯から白い花粉を出します。 雌蕊は先端が2又しており、雄蕊と雌蕊は時間差で開くように工夫され同花受粉を防いでいます。 花の下には粘着力のある総苞があり、アリやキリギリスなど受粉に寄与しない蜜・花粉泥棒を粘り気で拘束します。 花後に長楕円形の痩果が成ります。 ミヤマカラスアゲハの食草 ノアザミはミヤマカラスアゲハの食草とされます。 ミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽、学名:Papilio maackii)、 奥多摩で、2022年8月28日、藤田明希撮影) 学名の意味 属名「Cirsium」はラテン語で「アザミの1種」を意味する「κίρσιον」に拠ります。 種小名の「japonicum」は「日本の」という意です。 世界のアザミにまつわる話 アザミ(薊、学名: Cirsium)は世界には300種あり各国で代表的な種があります。 スコットランドでは国花とされます。この品種はセイヨウオニアザミ(西洋鬼薊、学名:Cirsium vulgare)ではないかとされます。 アダムとイブが登場するのは旧約聖書の創世記の部分 2つの禁断の樹以外の果実を自由に食べて良いと言われたアダムとイブは蛇にそそのかされ、神の教えに背いて、「知恵の樹」の果実を食べて神の怒りにあった。次に「生命の樹」(永遠の生)の果実を食べられないよう神からエデンの園を追い出されてしまった二人はイバラやアザミの生えた大地で果実を見分けながら食べなければならなくなった。 ■アザミの種類 アザミ属の仲間には、以下があります。 ノアザミ(野薊、学名:Cirsium japonicum)、 セイヨウオニアザミ(西洋鬼薊、学名:Cirsium vulgare)、 セイヨウトゲアザミ(西洋刺薊、学名:Cirsium arvense Scop.)、 トネアザミ(利根薊、学名:Cirsium incomptum)、 タテヤマアザミ(立山薊、学名:Cirsium babanum var. otayae)、 モリアザミ(森薊、学名:Cirsium dipsacolepis) 一般名:ノアザミ(野薊)、学名:Cirsium japonicum、 分類名:植物界被子植物真正双子葉植物綱キク目キク科アザミ属、 別名:アザミ(薊)、テラオカアザミ、ドイツアザミ(独逸薊)、 草丈:50〜100 cm、 葉形:羽状、葉序:互生、葉縁:棘、 開花期:5月〜8月、花序の種類:無限花序(花は下から上へ咲く)、花序形:〇頭状花序、花冠:筒状花だけ、 花冠形:4~5 cm、花色:紅紫、 果実型:痩果、果実形:長楕円形、 用途:薬用、ミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽、学名:Papilio maackii)などの食草、 注記:スコットランドの国花、虫媒花。 ■関連ページ ノアザミ(野薊、学名:Cirsium japonicum) マルメロ 9月14日の誕生花、ノアザミ(野薊)かぎけん花図鑑 花日記2025年9月14日、 #誕生花 #9月14日の誕生花 #ノアザミ #野薊 #株式会社科学技術研究所 #かぎけん花図鑑 #STILocation: NishiaiduLocation: Nishiaidu Other Articles誕生花 8月30日 スパティフィラム誕生花 8月30日は、△スパティフィラムです。 スパティフィラム スパティフィラム(Spathiphyllum、学名:Spathiphyllum)は、熱帯アメリカと東南アジア原産で、サトイモ科スパティフィラム属の非耐寒性常緑多年草です。 緑色の長楕円形をした葉の間から細長い花茎を伸ば、その先に白い仏炎苞をつけます。肉穂花序に付く小花は上部が雄花で下部の1割程が雌花です。 苞の感じが、カ【動物・鳥・花】ホウオウボク鳥と花のいい関係シリーズ 今回は、「ホウオウボク(鳳凰木)」 鳳凰はクジャクに似た古代中国の伝説上の霊鳥とされます。これを実際の鳥と見なして良いかは疑問の残るところですが、今回はのせることにしました。それに対し、花のホウオウボクは沖縄やハワイなどの街路樹としてデンと構える三大熱帯花樹の一つです。傘型に樹形が整った大木で、2回羽状複葉の緑色の葉は見た目にも心地よく、燃えるような朱赤の花は南国の情8月15日の誕生花、エリンジューム(Eryngium)8月15日の誕生花、エリンジューム(Eryngium)とヒマワリ(向日葵、学名:Helianthus annuus L.)。ここでは、エリンジューム(Eryngium)をご紹介します。 エリンジューム(Eryngium)とは エリンジューム(学名:Eryngium)とは、ヨーロッパ、南北アメリカ原産で、セリ科ヒゴタイサイコ属の宿根草です。 別名で、エリンジウム、エリンギウム・オリオン、ヒゴタイサツツジ属シリーズ23.丸葉皐月かぎけん花図鑑に、マルバサツキ(丸葉皐月、学名:Rhododendron eriocarpum)をアップしました。 かぎけん花図鑑 花日記2022年5月12日 ツツジ属シリーズ23.丸葉皐月桜8-お月さん出ておいで🌕🌇🌸万葉集草木96.桜(熊野桜)クマノザクラ(熊野桜、学名:Cerasus kumanoensis) は日本固有種でバラ科サクラ属の落葉広葉小高木「サクラ」の原種の一つのヤマザクラです。紀伊半島南部(奈良県、三重県、和歌山県)の山の斜面に自生します。以前から存在していた野生の桜ですが、発見されたのは今から100年前と比較的新しいです。 ■クマノザクラの特徴 開花時期が2月〜3月が見頃とヤマザクラや染井吉野(ソメイヨシノ)より早桜シリーズ23.八重紅枝垂花日記2022年4月9日 桜シリーズ23.八重紅枝垂 エドヒガンの園芸品種で枝が下に垂れ濃桃色の八重花を咲かせる桜です。 ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)とは ヤエベニシダレ(八重紅枝垂、学名:Cerasus itosakura ‘Plena-rosea’ )とは、日本、中国原産で、バラ科サクラ属の高木 「サクラ(桜、学名:Cerasus L.)」の一品種です。エドヒガン(江戸彼岸、学名:Ceras