可哀想な花名 Tweet 可哀想な花名 花は可愛いのに和名が名状しがたい植物があります。ザゼンソウザゼンソウ(座禅草、学名:Symplocarpus foetidus)は、北アメリカ、北東アジア原産で、サトイモ科ザゼンソウ属の多年草です。発熱植物として知られます。 初春に、地面からほんの少し出た短い花茎先端に、多数の薄黄色の小花を集めた塊(肉穂花序)とその周囲を一枚の頭巾のようなチョコレート色の花(実際は、仏炎苞)が取り囲みます。この段階では、まだ葉は出現しません。 ショート動画「ワイは誰ウシノシタウシノシタ(牛の舌、学名:Streptocarpus wendlandii)は南アフリカのナタール原産で、イワタバコ科ストレプトカーパス属の非耐寒性多年草です。茎を伸ばさず、発芽した時に1枚だけが肥大し牛舌に似た大きな子葉となり、一生、本葉を出さずに過ごす単葉種です。初夏に多数出た細い花茎に紫や白い筒状花を横向きに咲かせます。小花の先端は5裂します。花後に成る果実はらせん状に捩れた紙縒り(こより)オオイヌノフグリオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、学名:Veronica persica)は、ヨーロッパ原産で日本では帰化植物とされる、オオバコ科クワガタソウ属の越年草です。早春~初夏に、日の当たる草原や都市部などでも樹下の、日本全国至る所で、自生する野草です。茎は根元で分枝してよく広がります。下部の葉は広卵形で対生し、上部の葉は長楕円形で互生します。極く小さな青い花を地面に張り付くように咲かせます。朝に開花し、夕方ヘクソカズラヘクソカズラ(屁糞葛、学名:Paederia scandens)は、日本~東アジア原産で、アカネ科ヘクソカズラ属の蔓性多年草です。他の草木に蔓で絡まる雑草です。日本全国の日当たりの良い山野や荒地 に生い茂ります。蔓長は2~3 mに伸びます。葉は広卵形~披針形で葉縁は全縁で葉柄の根元に三角形の托葉があり対生して付きます。 7月~9月に鐘状花で先端が5深裂した白地で基部が紅色をした花径1 cm、花長1バクチノキバクチノキ(博打の木、学名:Prunus zippeliana)とは、日本、中国、ベトナム原産でバラ科サクラ属の落葉高木です。温かい関東以西に自生します。樹高は10~20m程になります。秋に白い五弁花を咲かせます。初夏に黒紫色の果実が成ります。木は淡灰色の樹皮で覆われていますが、古い樹皮が絶えず剥がれ落ちやすく、鮮やかな朱色の木肌(地肌)が見えます。別名でハダカギ(裸木)とも呼ばれるように絶えず樹ママコノシリヌグイママコノシリヌグイ(継子の尻拭い、学名: Persicaria senticosa)は、日本、朝鮮半島、中国など東アジア原産で、タデ科イヌタデ属の蔓性一年草の野草です。日本では北海道〜沖縄の全国の林縁や道端、水辺に自生します。茎は赤く4稜で下向きに鋭い棘が密集します。茎には三角形の葉が互生し、腎臓形の托葉があります。葉の裏面脈上に刺毛があります。長い蔓を伸ばし他の植物に絡みついて増長します。春に、ヌスビトハギヌスビトハギ(盗人萩、学名:Desmodium podocarpum subsp. oxyphyllum)は、中国、朝鮮半島、台湾、日本原産で、マメ科ヌスビトハギ属の多年性野草です。夏に、日本中の山野に自生します。細長い花茎の先端に花序をつけ淡紅色の小さな口唇形の花を疎らに咲かせます。葉は3出複葉で、頂小葉は菱状の長楕円形をしています。和名は、花後に成る果実の連なりが、袂を掴んで忍び足で歩く盗人のアレチヌスビトハギアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩、Desmodium paniculatum)は、北米からの帰化植物で、マメ科ヌスビトハギ属の多年性野草です。 草丈1m程です。夏に総状花序を伸ばし、小さな(0.4〜0.5 cm)の淡赤紫色の花を咲かせますが、花色変化する花で夕方に赤くなります。 ヌスビトハギ(盗人萩)の仲間で、果実(豆)の鞘先に鉤状の突起があり人間の服や動物の毛にくっ付きます。盗人萩より大きくなり、ワルナスビワルナスビ(悪茄子、学名:Solanum carolinense)は、北米ナス科ナス属の多年性帰化植物です。春から秋、野原や空き地で、白または薄紫色の花を咲かせます。いわゆる、雑草の一種で、一度はびこると根を張って駆除が大変です。茎や葉柄に鋭く硬い棘があり、毛が密集しています。葉は互生して付き、葉縁に深い鋸歯があります。花後に黄色い球形の果実が成ります。全草に毒があります。同科同属で似た草にイヌホ ハキダメギクハキダメギク(掃溜菊、学名:Galinsoga quadriradiata)は、熱帯アメリカからの帰化植物で、キク科コゴメギク属の一年草の野草です。茎は柔らかく白い短毛が生えています。葉は緑色で先端は細長い卵形ですが、下葉は卵形でシソの葉のように大きく、基部は楔形をしています。葉の先端は尖り、葉縁に鋸歯があります。ほぼ一年中、空き地などで小さな頭花を咲かせ続けます。頭花は、直径5 mm程の深い椀形 他の特集12月の緑色の花2022年12月 12月は殆ど花の無い時期で、ましてや緑色の花となると極端に数が少なくなる中、この月から咲き始める花があります。カンアオイ(寒葵)の一種「フジノカンアオイ(藤野寒葵、学名:Asarum fudsinoi)」です。 カンアオイの花は、地面擦れ擦れの場所で、しかも葉に隠れながら地味~な花(実際には萼片)を咲かせます。しかし、地味とはいえ何故か惹かれるものがあり、オタクも多いせいか、オの花日本語の花名の頭文字が "オ"で始まる花を集めました。 "オ"から始まらないものでも、別名が "オ"から始まるものを含みます。詳細は新「かぎけん花図鑑」でご確認ください。花ではなく赤い魚が表示されている写真は画像準備中です。9月の銀色の植物特集 9月の銀色の花と言っても花被片が銀色というより葉が銀色で目立つものを集めました。特定困難だった花特定が難しかった花 花名が分からなかったりで、苦労した花です。 カランコエ・ラクシフロラ,タイリンウツボグサ,ルイショウマスペインの花スペイン原産の花 ここに載せたものは、スペインが原産地とされる花です。スペインの国花は、カーネーション(Dianthus caryophyllus)、ザクロ(Punica granatum)、オレンジ(Citrus sinensis)です。世界の国花 Flores originarias de España Se cree que las flores enumeradas aquí sマレーシアの花マレーシアの花ツツジ属の種類ツツジ属とは ツツジ属とは植物界被子植物真正双子葉類ツツジ目ツツジ科ツツジ属に分類される落葉低木です。桜が咲き終わった4月~5月に、ツツジは漏斗状で先端が5裂した花を咲かせます。このリストでは、ツツジの原種とその園芸品種、サツキ、さらに広い意味のシャクナゲやアザレアが含まれます。 ツツジ属の花一覧 以下にツツジ属の花一覧を図示します。 アザレア(Azalea、学名:Rhododendr10月の茶色い花10月の茶色い花 ルドベキア(Rudbeckia)やキロシスタ(学名:Chiloschista)などが咲き終わり、カンアオイ(寒葵、学名:Asarum spp.)が咲き始めました。 魚名魚名の付く花ー魚名が付く花(和名で)や、魚と花が同名のものをのせています。金魚草や、金魚葉椿、魚柳梅(ギョリュウバイ)、柊(ヒイラギ)、ゴンズイ等があります。和名を基準にしているので、言語が違う場合は当てはまりません。実際の魚は「かぎけん魚図鑑」 https://www.kagiken.co.jp/new/db_fish.shtml をご参照ください。タの花日本語の花名の頭文字が"タ"で始まる花を集めました。"タ"から始まらないものでも、別名が"タ"から始まるものを含みます。詳細は新「かぎけん花図鑑」でご確認ください。花ではなく赤い魚が表示されている写真は画像準備中です。02月の橙色の花一覧 2月の橙色の花一覧 2月の橙色の花一覧 ヒナギク(雛菊、デージー:Daisy、学名:Bellis perennis)や、キダチアロエ(木立盧會、木立Aloe、学名:Aloe arborescens)、エラチオール・ベゴニア(Elatior begonia、学名:Begonia hiemalis hybrids)が、この寒い時期でも庭や公園で元気に咲いています。 ■関連ページ 【スプリング・エフェメラル スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral) スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)とは スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)とは、和名で「春のはかない命」と呼ばれる、早春(3月~4月)に咲く花で、夏から秋に地上部は枯れ、地下茎や球根に養分を蓄えて、また翌年の春に咲く植物です。 スプリング・エフェメラルの仲間 スプリ