5月8日の誕生花、ハナショウブ(花菖蒲)
5月8日の誕生花、ハナショウブ(花菖蒲、学名:Iris ensata var. ensata)
ハナショウブ(花菖蒲、学名:Iris ensata var. ensata)とは、ノハナショウブ(野花菖蒲、学名:I. e. var. spontanea) の園芸品種で、アヤメ科アヤメ属の宿根草です。
英名では、Japanese Iris と呼ばれます。
草丈は、50~100 cmです。
葉は緑色で剣形です。
5月~7月に、直立した花茎の先端から花穂を伸ばし、花径15~18 cmのアヤメ形の花を咲かせます。
園芸品種が多数作出されており、花色には、紫・青紫・赤紫・薄紫・桃・黄・白・覆輪・絞りがあります。
花菖蒲の系統
花菖蒲の系統には、 江戸系、伊勢系、肥後系、長井系、外国系などがあります。
花容
平咲き、受け咲き、垂れ咲き、玉咲き、爪咲、台咲きがあります。
花被(perianth)=英(ei)
内花被片と外花被片が同サイズのものを「六英」、内花被片が外花被片より小さいものを「三英」と呼びます。
花色
一色花、二色花、覆輪、目暈し、糸覆輪、脈入り、白筋、絞り、砂子があります。
花色
花色:紫・青紫・赤紫・薄紫・桃・白・複色・黄
開花期:5~6月
早生(5月中旬~5月下旬)
中生(5月下旬~6月上旬)
中晩生(5月下旬~6月中旬)
晩生(6月上旬~6月中旬)
標準花径と花のサイズ
9cm~14cm未満(小輪)、
14cm以上18cm未満(中輪)、
18cm以上20cm未満(大輪)、
20cm以上(極大輪)
花言葉
うれしい知らせ、優しい心
■カキツバタ、アヤメ、ハナショウブの違い
花菖蒲は、アヤメ(綾目、学名:Iris sanguinea)や、カキツバタ(杜若、学名:Iris laevigata)と似ており見分け難いです。まず、杜若、綾目と、花菖蒲の違いから見てゆきましょう。いずれもアヤメ科アヤメ属で紫系の花色が多いです。3者の違いについて以下に述べます。
★咲く場所の違い
乾燥した場所に咲くーアヤメ(文目、綾目、I. sanguinea)
水辺に咲くー ハナショウブ(花菖蒲、I. ensata var. ensata)とカキツバタ(杜若、燕子花、Iris laevigata)
水辺に咲く、左から、カキツバタ(杜若、燕子花)、ハナショウブ(花菖蒲)
★花びらの付け根の模様の違い
・カキツバタ(杜若、燕子花、I. laevigata)ー白筋
・アヤメ(文目、綾目、I. sanguinea)ー網目状
・ハナショウブ(花菖蒲、I. ensata var. ensata)-黄色い模様



左から、杜若(I. laevigata)ー白筋、文目(I. sanguineaーアヤメ模様)、花菖蒲(I. ensata var. ensata)ー黄色い目模様
★開花順
開花の順番は、早い方から、アヤメ(早いものは4月下旬から、5月上旬)→カキツバタ(5月)→ハナショウブ(6月)となります。
★カキツバタ、アヤメ、ハナショウブのイラスト

カキツバタ、アヤメ、ハナショウブの違い
■関連ページ
ハナショウブ(花菖蒲、学名:Iris ensata var. ensata)
特集 花菖蒲の種類一覧
かぎけんweb花菖蒲
5月8日の誕生花、ナショウブ(花菖蒲、学名:Iris ensata var. ensata)かぎけん花図鑑 花日記2025年5月8日(木)
#5月8日の誕生花 #誕生花 #ハナショウブ #花菖蒲 #Iris #ensata #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所