ヤシ(椰子) ポスト ヤシ(椰子)は植物界被子植物単子葉類ヤシ目ヤシ科の植物です。ココヤシ(Cocos nucifera)などがあります。トックリヤシトックリヤシ(徳利椰子、学名:Mascarena lageniraulis)は、レ・ユニオン島原産でヤシ科トックリヤシ属の常緑高木です。葉の落ちた後に環状紋の葉痕が残ります。成長すると幹の基部(高さ1.5〜2m)が徳利のような円柱に膨れます。ただし、成長は遅いです。 名前が似たものに、キジカクシ科トックリラン属のトックリラン(徳利蘭、学名:Beaucarnea recurvata)があります。 ラタニアヤシラタニアヤシ(Latania椰子、学名:Latania)は、レユニオン島原産で、ヤシ科ラタニア属の常緑高木です。幹に棘が有ります。葉の上面は灰緑色で、下面は薄黄緑色をしています。掌状の大きな葉が四方に水平に広がります。葉柄の色の違いで、ラタニア・レッド(学名:Latania lontaroides)や、ラタニア・ブルー(学名:Latania lloddigesii)、ラタニア・イエロー(学名:Laトウジュロトウジュロ(唐棕櫚、学名:Trachycarpus wagnerianus)は中国原産で帰化植物化したヤシ科シュロ属の常緑耐寒性高木です。日本では、関東以西の本州、四国、九州、沖縄の日照、排水の良い粘土質の土地に生息します。シュロ(棕櫚、和棕櫚、学名:Trachycarpus fortunei )の仲間で、シュロと同様、雌雄異株です。幹は円柱形で、分枝せず垂直に伸び、その先端から、春に、肉穂花序にワシントンヤシモドキワシントンヤシモドキ(オキナヤシモドキ、学名:Washingtonia robusta)は、北米原産でヤシ科の常緑高木です。 非常に高い幹の先端に掌状の葉を茂らせます。葉縁には白糸状のものが目立ちます。 枯れた葉は落下することなく蓑のような姿で幹に付いています。 ワシントンヤシ(オキナヤシ、学名:Washingtonia filifera)の近縁で、和名はそこから来ています。 属名はワシントン大統フェニックス・カナリエンシスフェニックス・カナリエンシス(学名:Phoenix canariensis)は、カナリア諸島原産のヤシ科ナツメヤシ属の常緑高木です。 別名で、カナリー椰子 、Canary palm、 Canary Island date palmとも呼ばれます。日本では、東京以南に分布します。樹高は10~20 m、幹周りは3 mあります。葉身5 mになる大きな羽状複葉が特徴で、小葉は披針形をしておりけ根に棘が有りビロウ檳榔(学名:Livistona chinensis)は、中国、台湾、南西諸島、日本原産で、ヤシ科の亜熱帯性常緑小高木です。日本では四国、九州、沖縄の暖地や海岸に近い森林に自生します。幹は分枝せず太く直立します。樹高は10~15 mで幹径は40~60cmで、樹皮は灰褐色をしています。葉には長さ1m~2mの葉柄があり断面は3角形で、両縁に逆向きの棘があります。葉は、上部で束生します。葉は直径1~2mのユスラヤシユスラヤシ(ユスラ椰子、学名:Archontophoenix alexandarae )は、豪州原産で、ヤシ科ユスラヤシ属の常緑高木です。成長が早い椰子です。 幹にシワがあり葉の落ちた跡がリング状の縞となり残ります。幹の基部は太くなります。葉は流線型で美しいです。果実は成熟すると赤くなります。自生地のクイーンズランド州では森林に生えていますが、熱帯地域では街路樹として用いられます。和名は果実がユスシュロシュロ(棕櫚 、学名:Trachycarup fortunei)は、中国、日本、ミャンマー、インド原産で、ヤシ科シュロ属の常緑耐寒性高木です。別名で、ワジュロ(和棕櫚)、スロノキ、英名では、windmill palm、Chinese windmill palm と呼ばれます。日本では東北地方~九州の排水良好な土地に分布します。 樹高は4~10m、樹径は10~30cm、樹幹は円柱形をしており、幹は垂チャメドレア・エレガンスチャメドレア・エレガンス(学名:Chamaedorea elegans)は、メキシコ、グアテマラなどの中・南米原産で、ヤシ科チャメドレア属の耐陰・耐寒性の常緑低木です。 別名で、テーブルヤシや、チャメドレア、チャマエドレアとも呼ばれます。 茎は細く単幹で成長します。大きくなっても2m程の小型椰子で、テーブルヤシの名で知られます。 室内でテーブルの上にものせられるのが名前の由来です。 幹は1本で葉鞘 ヤエヤマヤシヤエヤマヤシ(八重山椰子、学名:Satakentia liukiuensis)は八重山諸島の固有種でヤエヤマヤシ属の常緑高木です。これだけで一属一種を構成します。石垣島と西表島の八重山諸島にだけ自生するヤシで、大きいものは25m以上になります。ユスラヤシに似ていますが幹が紫色っぽいです。葉は羽状複葉で100対近くの小葉から成り、葉長は5mに及びます。雌雄同株で1m程の穂状花序の上部に雄花を、下部ロウルロウル(Loulu、学名:Pritchardia)はモロカイ島(ハワイ州、アメリカ)原産で、プリチャーディア属の団扇型のヤシの総称です。ハワイに19種、ポリネシアなどを含めて全25種があります。 別名でプリチャーディア・ヒレブランディー(Pritchardia hillebrandii)、Loulu lelo、モロカイファンパーム 、Fan Palmとも呼ばれます。樹高5~7m、幹直径10 cmでマニラヤシマニラヤシ(Manila椰子、学名:Veitchia merrillii)とは、フィリピン原産で、ヤシ科アドニディア属(ベイティア属)の常緑中高木です。 別名でマニラパーム(Manila palm)や、Adonidia palm、アドニディア・メリリアイ、Christmas palm、X'mas palm(クリスマス・パーム)とも呼ばれます。 樹高7mほどの高さで、樹形がすっきりして美しいヤシでナツメヤシナツメヤシ(棗椰子、学名:Phoenix dactylifera)は北アフリカ、ペルシャ湾沿岸原産で、ヤシ科ナツメヤシ属の常緑高木です。幹は真っ直ぐ育ち、樹高は15~25mになります。羽状複葉は幹の上部に集まります。雌雄異株で春に肉垂花序は黄色、雌花は緑色、雄花は白い花を多数咲かせます。秋に長楕円形の実を多数付けます。果実はデーツと呼ばれ、生食やジャムで食べます。砂漠地域に位置する国々にとっては貴ブラジルヤシブラジルヤシ(徳利椰子、学名:Butia capitata Becc)はブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ原産でヤシ科の常緑低木です。葉は白っぽい薄緑から緑灰色の羽状複葉で、大きく曲がります。花後に成る果実は卵形で黄色に熟し食べられます。 一般名:ブラジルヤシ(Brazil椰子)、学名:Butia capitata Becc.、別名:ブティア・カピタタ、jelly palm(ゼリーヤシ)、Pトウトウ(漢字は藤の草冠を竹篇にしたもの、Calameae)は、東南アジアやオーストラリア原産で、ヤシ科トウ属の蔓性木本です。英名で「ラタン(rattan)」と呼ばれます。雌雄異株です。蔓は最長200mになります。表皮に鋭い棘を持ち他の樹木に絡みつき急速に成長します。繊維が長く強いのでトウ椅子や吊り橋、籠、家具、鞭などの蔓細工素材として知られます。 一般名:トウ、又名:ラタン(rattan)、学クロツグクロツグ(山棕、学名:Arenga engleri)は奄美諸島以南、台湾原産でヤシ科クロツグ属の常緑性低木です。幹を黒い繊維質の葉梢が覆います。繊維からは強い縄や網、箒が作られます。雌雄同株ですが、雄花と雌花は別の花序に付きます。晩春~初夏に複数の円錐花序に小さな花をブラシ状に付けます。雄花の蕾は楕円形で橙色のカプセル状で、開花すると芳香のある3弁花となり中に多数の白い雄蕊があります。花には昆虫がシュロチクシュロチク(棕櫚竹、学名:Rhapis humilis)は、中国原産で、ヤシ科カンノンチク属の常緑低木です。茎高は3-4 mで耐寒性、耐陰性があります。雌雄異株です。枝を出さず頂部に葉を10枚程束生します。葉には長い葉柄があります。葉は掌状で鮮緑色をしています。 カンノンチク属に属する小型の椰子で観葉植物とされます。同属には10種程が含まれます。棕櫚竹(R. humilis)はカンノンチク(観音チャボトウジュロチャボトウジュロ(矮鶏唐棕櫚、学名:Chamaerops humilis)は、地中海沿岸原産で、ヤシ科チャボトウジュロ属の常緑耐寒性灌木です。成長は非常に遅いです。幹は数本が束生します。幹先端から長い葉柄を持つ団扇型の葉を10~20枚叢生します。葉柄には鋭利な棘があり動物の食害を防ぎます。葉断面は3角形で、葉裂片の先端は2裂します。雌雄異株です。初夏に葉腋間から黄色い肉穂花序を伸ばし小さな黄色花をカンノンチクカンノンチク(観音竹、学名:Rhapis excels)は、中国~東南アジア原産で、ヤシ科カンノンチク属の耐寒性・耐陰性常緑低木です。茎高1~3mの小型の椰子です。雌雄異株です。雌雄異株です。枝は出さず頂部に葉を束生させます。葉には長い柄があり、葉は掌状で一年中鮮緑色で観葉植物に使われます。 カンノンチク属は10種程あり、「棕櫚竹(R. humilis)」とはよく似ています。 両者の違いは、葉幅の ココヤシココヤシ(ココ椰子、学名:Cocos nucifera)は、熱帯アジア原産でヤシ科ココヤシ属の常緑高木です。単にヤシとも言います。葉は大きな羽状複葉で、風にそよぐ様に風情があります。 果実はココナッツ(coconut) であり、ジュースや粉末、果肉は刺身で食べられます。花序は円錐花序で雄花と雌花が同じ株につきます。 一般名:ココヤシ(学名: Cocos nucifera)、又名:コガネタケヤシ、チャメドレア・セイフリジーチャメドレア・セイフリジー (学名:Chamaedorea seifrizii) は、モーリシャス原産で、ヤシ科チャメドレア属のテーブルヤシの一種の常緑小低木です。和名で、セフリジヤシとも呼ばれます。 メキシコなどの中米に分布しています。細長い茎に竹のような節があるのでタケタケ(竹)に似ており、葉は竹より細長くさらに羽状複葉なので椰子の木ように見えることから、和洋のインテリアに合う観葉植物として重ウチワヤシウチワヤシ(団扇椰子、学名:Licuala grandis)は、サンタクルス島~バヌアツ産原産で、ヤシ科ウチワヤシ属の常緑低木の椰子です。葉は扇形をしています。雌雄異株で円錐花序に薄黄色の小さな6弁花を多数咲かせます。花後に球形の赤い核果が成ります。 又名:マルハウチワヤシ(丸葉団扇椰子)、オウギヤシ(扇椰子),パルミラヤシ(パルミラ椰子)、Fan palm、Vanuatu fan palmアレカヤシアレカヤシ(Areca椰子、学名:Dypsis lutescens)は、マダガスカル、アフリカ原産で、ヤシ科ヤマドリヤシ属の常緑小高木です。原産地では熱帯雨林気候に自生します。別名で、ヤマドリヤシ(山鳥椰子)や、コガネタケヤシ(黄金竹椰子)、英名では、Golden cane palm、Areca palm、Yellow butterfly palmとも呼ばれます。 コガネタケヤシ(黄金竹椰子)とい 他の特集10月の緑色の花10月の緑色の花ー以下にに示します。 ヒモケイトウ(紐鶏頭、学名:Amaranthus caudatus)、 アワ(粟、学名:Setaria italica)、 アキノエノコログサ(秋の犬ころ草、秋の狗尾草、学名:Setaria viridis)、 プテロスティリス ナナ(学名:Pterostylis nana)、 ボタンウキクサ(牡丹浮草、学名:Pistia stratiotes L.【特集】梅・ウメ・うめ縁起が良い「松竹梅」の1つ「梅」 梅(ウメ、学名:Prunus mume) とは、中国原産で、バラ科サクラ属の落葉小高木です。中華民国の国花とされます。 日本には奈良時代に中国から渡来し、当時、観梅が最新の流行とされ、万葉集では競って歌に詠われました。 それ以降も、江戸時代に桜の「花見」に人気が移っても、梅は長く愛され多数の園芸品種が作られ、現在では300種以上あると言われます。 【特集】9月の赤い花【特集】9月に咲く赤い花 花は自由に咲いているわけではなく目的(受精し子孫を残す)があって咲いているので、形と共に色が重要なファクターとなります。野草の中で花色が多いのは、白>黄色>紫>赤の順とされます。白や黄色い花が多いのは、花色が鳥や昆虫に見えやすいためと言われます。特に夜咲く花の場合は、白っぽい方が見えますし、それらの花は芳香(腐臭を含む)が強く媒介者を招きやすいです。そカタバミ属カタバミ属(学名:Oxalis)はカタバミ科の多年草です。カタバミ属には以下があります。 オオキバナカタバミ(大黄花片喰、学名:Oxalls pes-caprae)、 オキザリス ・トライアングラリス(学名:Oxalis triangularis)、 ヨツバカタバミ(四葉酢漿草、学名:Oxallis tetraphylla )、 オキザリス・バーシカラー(学名:Oxalis versico特集 ソケイ属特集 ソケイ属 甘い芳香を醸し出すモクセイ科ソケイ属の花を集めました。 同属の花 同属に、白花を咲かせる花に、 マツリカ(茉莉花、学名:Jasmimum sambac)や、 ハゴロモジャスミン(羽衣jasmine、学名:Jasmimum polyanthum)、 シャムソケイ(暹羅素馨、学名:Jasmimum nobile)、 ソケイ(素馨、学名:Jasminum offic10月の茶色い花10月の茶色い花 ルドベキア(Rudbeckia)やキロシスタ(学名:Chiloschista)などが咲き終わり、カンアオイ(寒葵、学名:Asarum spp.)が咲き始めました。