キキョウ
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キキョウとは
キキョウ(桔梗、学名:Platycodon grandiflorus)は、日本や中国原産で、キキョウ科の多年草です。秋の七草の1つで、質素な和風の趣を感じさせる星型の花を咲かせます。開花前の花の形が風船のようなので、英名では「balloon flower」と呼ばれます。自生種は一重咲きが多いですが、園芸品種には紫色の八重咲き種シシンデン(紫宸殿)や、矮性種品種のサミダレ(五月雨)などがあります。民間療法では、主に根に含まれる成分「サポニン」を使って、解熱・鎮痛・去痰剤として利用されます。万葉時代には朝顔と呼ばれ、山上憶良が万葉集で秋の七草を詠んだ次の短歌があります。「萩の花 尾花 葛花 なでしこが花 をみなへし また 藤袴 朝顔が花(今の桔梗)」。花言葉は「変わらぬ愛」。戦争時代に避難先が変わっても庭にこの花を植え続けて恋人を一生待ち続けた娘の思いによります。また、花名はこの娘の名前からとられたという言い伝えや、漢方薬「桔梗」の音読み「キチコウ」が「キチコウ」に変化したとする説があります。桔梗の矮性品種に北海道アポイ岳原産の「アポイキキョウ(アポイ桔梗)」があります。
一般名:キキョウ(桔梗)、学名:Platycodon grandiflorus(プラティコドン)、別名:バルーンフラワー(Balloon flower)、オカトトキ(岡止々岐)、チャイニーズベルフラワー(Chinese bellflower)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キク目キキョウ科キキョウ属キキョウ種、原産地:日本、シベリア、中国、園芸品種、草丈:50~100 cm、花色:青紫・白・桃、花径:3~5 cm、花形:一重・八重・絞り、開花期:6月~9月。