幹生花 幹生花とは、幹に直接花を咲かせ、結実する植物のことです。幹生花には、以下のものがあります。 赤榕、ジャボチカバ、アルストロメリア、カカオ、ハナモモ、ローソクノキ、イチベンバナ、カムカム、ブラシノキ、ハナズオウ、パラミツ、イチジク、パパイア、ドリアン、ホウガンノキ、シャシャンボなど。ドリアンドリアン(学名:Durio zibethinus)は、マレーシア半島原産で、アオイ科ドリアン属の熱帯性常緑高木及びその果実です。自然の中での最大樹高は45mにもなりますが、農場では収穫し易いように10m程にしています。散形花序にクリーム色の五弁花を10輪程まとめて咲かせます。開花期は、原産地では、雨季から乾季に入る11月~1月。果実は、「果物の王様」と呼ばれ、栄養価があり、強力な甘みがあります。しジャックフルーツジャックフルーツ(Jackfruit、学名:Artocarpus heterophyllus)は、マレー半島〜インド南部原産で、クワ科パンノキ属の熱帯性常緑高木とその果実のことです。別名で、パラミツ(波羅密)や、ナガミパンノキ(長実パンの木)とも呼ばれます。花は雌雄同株です。雄花序には雄花だけ、雌花序には雌花だけが付きます。雄花序は小枝に数個付き、根棒状で黄緑色の小花と小さな葯を沢山咲かせます。雌ハナズオウハナズオウ(花蘇芳、学名:Cercis chinensis)は、中国、朝鮮半島原産で、マメ科ハナズオウ属の耐寒性落葉低木です。 樹高は2〜6 mで、葉は黄緑~緑色でハート形で葉縁は全縁です。葉が出る前の4月〜6月に、枝から紅紫色の小花を直接咲かせます。花は豆型で、花径2 cm、花色は紅紫色の他、白もあります。10月に果実が成ります。花名は紅色の染料「スオウ」で染められた色と、ハナズオウの花色が似ハナモモハナモモ(花桃、学名:Prunnus persica)は、中国原産でバラ科の耐寒性落葉低木です。開花期は、ウメ(梅)とサクラ(桜)の間で、花を桃の節句に飾るなど、主として花を観賞するモモ(桃)です。果実は小さくて食用には適しません。花言葉は「あなたに夢中」。 一般名:ハナモモ(花桃) 、学名:Prunnus persica、別名:モモ(桃) 、分類名:植物界被子植物真正双子葉類バラ目バラ科サクラパパイアパパイア(Papaya、学名:Carica papaya L.)はメキシコ、ブラジル、西インド諸島原産でパパイア科パパイヤ属の常緑低木です。日本では沖縄や奄美大島などで栽培されています。大きいものでは樹高10mほどになります。花は白く、葉は大きく、カエデ(楓)のような形をしています。果皮は、緑→黄色→橙色→赤と変化します。成熟した果肉は黄橙や橙赤となり、果実中央にゴマ(胡麻)粒大の黒い小さな種が無ブラシノキブラシノキ(学名: Callistemon speciosus)はオーストラリア原産でフトモモ科の耐寒性常緑小高木です。葉は緑色で堅い革質で、形は線形または被針形か船形で枝に互生してつきます。花弁は無く、雄蕊と雌蕊が多数あります。 花のように見えているのは花糸が沢山集合したものです。1本の花糸径は数ミリです。花序径は10~20cmです。花糸は鮮紅色または白色で花序に多数付けてブラシ状になります。英ホウガンノキホウガンノキ(砲丸の木、学名:Couroupita guianensis)は、中南米の熱帯雨林の固有種で、サガリバナ科ホウガンノキ属の落葉高木です。幹から直接、総状花序を伸ばし6弁花を多数咲かせます。花は内側が赤、外側が薄黄色をした浅皿状をしています。花の中心に2種類の雄蕊があります。夜に濃厚な芳香を出して蝙蝠を呼び寄せ受精させますが、日本では人工授精させます。花は1日花です。果実の中には数十個~イチベンバナイチベンバナ(一弁花、学名:Swartzia pinnata)は、トリニダード&トバゴ、ガイアナ、カリブ海の熱帯雨林の固有種で、マメ科イチベンバナ属の常緑低木です。 幹から直接、総状花序を伸ばし黄色い花を咲かせます。マメ科の花は一般的に蝶形の花を咲かせますが、この花は旗弁1枚だけを残して、他の4枚が退化してしまいました。それが花名の由来です。属名のSwartziaは、スウェーデンの植物学者「Olフィカス・バリエガタフィカス・バリエガタ(学名:Ficus variegata)は、インド、中国南部、インドネシア、マレーシアの熱帯地方原産で、クワ科イチジク属の落葉高木です。熱帯地域の多湿な森林に自生します。幹は薄灰褐色で、葉は心臓形をした緑色です。 樹幹に直接小さな果実(花嚢→果嚢)が束生して付きます。イチジク属なので、花はイチジク(無花果) と同様、花嚢(果実)の中に数100個の極小の花を咲かせます。受粉には、 シャシャンボシャシャンボ(小小坊、学名:Vaccinium bracteatum)は、日本原産で、ツツジ科の常緑低木です。 関東南部、四国、九州、沖縄の日本に分布します。 樹皮は焦げ茶色で、皮が剥けた木は赤茶色です。葉は先端が尖った楕円形で皮質で厚く、葉表は緑色で光沢があり、葉裏は艶が無く中肋下面に小突起が点々とあります。 葉縁の上部には鋸歯があります。葉は互生して付きます。初夏から夏に、伸びた総状花序にアセカカオカカオ(学名:Theobroma cacao L.)は、熱帯アメリカ原産でアオイ科の常緑小高木と果実のことを言います。白い小花が房状に幹や枝に直接付きます。現地では周年開花するようですが、日本では温室なら執念、自然開花は沖縄のように常温が20度以上のある場所では、8月頃から開花するようです。花が咲いてから半年ほど後に、幹から直に果実が成ります。果実は春に結実し縦に溝のある紡錘形をしています。果実のサガリバナサガリバナ(下がり花、学名:Barringtonia racemosa )は、日本、東南アジアの熱帯・亜熱帯地域原産で、サガリバナ科サガリバナ属の熱帯性常緑高木です。日本では、奄美大島や沖縄等の南日本のマングローブや川沿いの湿地に自生します。夏の夕、総状花序に桃色または白花の房状の花を咲かせます。花は直径5cm程の4弁花で、中央から鮮紅色の雄蕊が放射状に飛び出します。花は夜から咲き芳香を出して蛾をアラビカコーヒーノキアラビカコーヒーノキ(Arabian coffee tree、学名:Coffea arabica L.)は、エチオピアなどの熱帯西アフリカ原産で、アカネ科コーヒーノキ属の常緑性低木です。芳香のある白い一日花を咲かせ、果実はコーヒーの材料となります。別名で、アラビアコーヒーノキとも呼ばれます。 葉は花に比べ大きく、光沢がある暗緑色、葉形は先が尖った卵形で、対生に付きます。5月~6月に咲く花は葉腋に群オクトパス・ツリーオクトパス・ツリー(OctopusTree、学名:Schefflera actinophylla)は、オーストラリア、ニューギニア原産で、ウコギ科シェフレラ属の常緑中高木です。 樹上で放射状に飛び出した棒状の枝(総状花序)に1000個ほどの暗赤色の小花を蛸のイボのように付ける木姿を蛸に見立てたのが名前の由来です。花色には白や黄色もあります。花を咲かせるまで20数年かかります。似た名前の木に、タコノタコノキタコノキ(蛸の木、学名:Pandanus boninensis)は小笠原諸島の海岸付近に自生するタコノキ科パンダヌス属の熱帯性常緑低木です。雌雄異株です。花弁はありません。雄花は数枚の総苞に包まれて、白い雄蕊だけの穂状花序を付けます。雌花は球状の肉垂花序に淡緑色の雌蕊を付けます。果実は{{パイナップル}}のような集合果です。果実の形はアダンと異なります。集合果は熟すにつれて黄色から橙色に変色し1片アコウアコウ(榕、学名:Ficus superba)は台湾や、中国、東南アジア、日本原産で、クワ科イチジク属の半常緑高木です。日本では中部以南から九州、琉球諸島に自生します。絞め殺しの木と言われ、枝や幹から気根を出し他の木に張り付き成長します。葉に光沢は無く長楕円形で互生します。春に枝や幹から直接出た短い花柄にイチジク型花序を付けます。熟した果実は食用となります。用途は、木を防風林、防潮品、観賞用に、木スターフルーツスターフルーツ(Star fruit、学名:Averrhoa carambola)は、マレーシア、ジャワ島等の熱帯アジア原産で、カタバミ科ゴレンシ属の熱帯果樹の常緑小高木です。東南アジアを中心に温暖でやや湿度の高い熱帯各地で栽培されます。葉は奇数羽状複葉に付き、各小葉の形は被針形をしており、1枚の葉に9〜11枚付きます。夏に、外側が白色で、内側が薄紅色の複輪の花を咲かせます。花後に成る果実は黄色で 他の特集サクラソウ属サクラソウの仲間オの花日本語の花名の頭文字が "オ"で始まる花を集めました。 "オ"から始まらないものでも、別名が "オ"から始まるものを含みます。詳細は新「かぎけん花図鑑」でご確認ください。花ではなく赤い魚が表示されている写真は画像準備中です。エリカエリカ(Erica) は南アフリカ原産でツツジ科エリカ属の常緑小低木です。特集エリカには、かぎけん花図鑑が現在所持しているいるエリカ属の花を集めました。春の七草春の七草とはセリ(芹)、ナズナ(薺)、ハハコグサ(母子草)、ハコベ(繁縷)、タビラコ(田平子、旧名:ホトケノザ)、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)のことを言います。 春の七草アの花日本語の花名が'ア'で始まる花を集めました。別名で'ア'の付く花も載せています。10月の青と紫色の花10月に青や紫色の花を咲かせる花の特集です。青と紫では使用するPCやスマホの画面に拠って判別しにくいので一緒に取り上げることにします。中には花では無いものがあるかもしれません。 かぎけん花図鑑 、 10月の青と紫色の花リンドウリンドウミントミント(mint、学名:Mentha)特集ーアップルミント(Apple mint、学名:Mentha suaveolens)、ケンタッキーカーネルミント(Kentucky colonel mint、学名:Mentha x villosa)、ニホンハッカ(日本薄荷、学名:M. canadensis var. piperascens)、スペアミント(Spearmint 、学名:M. spicata)、飛行機名「花名に飛行機名が付く花」には、KLMオランダ航空(今はない)など、花名に飛行機会社などの名前が付いたものを集めました。と言ってもまだ一つしかありませんが。橙色の実橙色の実は赤程強烈ではありませんが暖色系で温かみがあります。代表的な果実に、蜜柑やオレンジなどがあります。10月の橙色の花10月に橙色の花を咲かせる花の特集です。中には花では無いものがあるかもしれません。ばら・バラ・薔薇・ローズ・roseばら・バラ・薔薇・ローズ・roseは、およそ花に興味のない人でも名前だけはご存じの植物です。花の豪華さ、芳香、花色の多さ、日持ちの良さなどから’花の女王’と称されます。イランや、サウジアラビア、モロッコ、ブルガリア、ポルトガル、ルクセンブルクでは国花とされ、特に赤色品種は選別されイラクとオマーンの国花とされます。バラ科バラ属の小灌木です。