ベトナムの花 Tweet ベトナムの花ヤマドリゼンマイヤマドリゼンマイ(山鳥薇、学名:Osmunda chinnamomea L.)は、中国、タイ、ベトナム、北米、南米や、日本の山野の湿地や湿原に自生するゼンマイ科の夏緑性・多年生シダ類です。 一回羽状複葉で先端が徐々に細くなっています。羽片は円筒形で全縁です。外側の緑色の葉は栄養葉、内側の茶褐色の葉は胞子葉と呼ばれます。ヤマドリゼンマイという名前はゼンマイ科の植物であること、褐色の細長い胞子葉をヤマパフィオペディルム・デレナティパフィオペディルム・デレナティ(学名:Paphiopedilum Delenati)は、ラン科の常緑多年草「パフィオペディルム」のベトナム原産の品種です。秋~春、3~5枚の根生葉の間から花茎を伸ばし頂上に大きな淡桃色の花を一輪咲かせます。1枚の上萼片と、2枚の側花弁は白~淡桃色で幅広、丸味を帯びています。唇弁は1枚あり桃色で深い囊状です。仮雄蕊は薄黄色です。 種小名のデレナティ(Delenati)セロジネ・ムーレアナセロジネ・ムーレアナ(学名:Coelogyne mooreana)は、ベトナム原産で、ラン科セロジネ属の常緑多年草です。セロジネ属の蘭は、東南アジア原産で、白~黄緑色の花色を基調とする定着蘭です。このムーレアナは、ベトナムの標高1300~2000 mの亜高山に生育し、低温はやや苦手ですが、夏の暑さには強い品種です。冬~春に、花弁が白で唇弁が黄橙色の花を咲かせます。種小名のムーレアナは、英国の蘭研究バクチノキバクチノキ(博打の木、学名:Prunus zippeliana)とは、日本、中国、ベトナム原産でバラ科サクラ属の落葉高木です。温かい関東以西に自生します。樹高は10~20m程になります。秋に白い五弁花を咲かせます。初夏に黒紫色の果実が成ります。木は淡灰色の樹皮で覆われていますが、古い樹皮が絶えず剥がれ落ちやすく、鮮やかな朱色の木肌(地肌)が見えます。別名でハダカギ(裸木)とも呼ばれるように絶えず樹オマツリライトノキオマツリライトノキ(学名:Wrightia rerigiosa)はタイ~ベトナム原産で、キョウチクトウ科ライティア属の落葉低木です。葉は披針形で先が鋭ります。葉腋から細長い花柄を伸ばし白花を下垂させます。花は筒型で先端が5裂します。花にはジャスミン系の保意向があります。現地では、縁起の良い植物として寺院に植えられたり、刈込に強いのでトピアリーに使われます。香りが良いので香木として庭木や盆栽に使われキロシスタキロシスタ(学名:Chiloschista)は、ベトナム、インド、タイ、豪州原産で、ラン科キロシスタ属の無葉の着生蘭です。葉を付けず根で光合成し栄養を作ります。短い中央の根茎から、緑色で平らな光合成根を放射状に伸ばします。木の板などに張り水をまめにかけて育てます。 品種には、パリシー(parishii)、ルニフェラ(lunifera)、ヴィリディフラバ(viridiflava)があります。 一般アキニレアキニレ(秋楡、学名:Ulmus parvifolia)は、中国、台湾、日本などの東アジア原産で、ニレ科ニレ属の落葉性半常緑高木です。日本で楡の木と言えば、ハルニレ、アキニレ、オヒョウの3種があります。一般的に現在、日本でニレと言うとハルニレを指すことが多いようです。 湿潤な場所を好み、荒地や川岸などに自生します。9月に薄黄色の小花を葉腋に4~6輪咲かせます。花冠は鐘形で4裂し、紅色の葯が目立ちまホウライアオキホウライアオキ(蓬莱青木、学名:Rauvolfia verticillata)は、台湾、ベトナム、中国南部原産で、キョウチクトウ科インドジャボク属の常緑小灌木です。良く分枝します。葉は長楕円形で、輪生又は対生します。原産地ではほぼ周年開花します(日本では6月~9月頃)。花序の先端に35以上の小さな純白の花を付けます。花は筒が長い漏斗状で、先端が5裂し風車のように捩じれています。雄蕊は5本あります。コムラサキコムラサキ(小紫、学名:Callicarpa dichotoma)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。初夏に薄紫色の花を咲かせ、秋に垂れた枝に紫色の小球形の果実を多数付けます。幹に近いところから枝先に向かって色付く果実は、鳥の好物のようです。緑色の葉は上半分に鋸歯が見られ、葉は対生に付きます。コムラサキと似た花に、同科同属のコムラサキ(小紫、学名:Callicar コミノネズミモチコミノネズミモチ(小実鼠黐、学名:Ligustrum sinense)は、台湾、マレーシア、ベトナム、中国原産で、モクセイ科イボタノキ属の落葉低木~小高木です。小さな葉が密に生えるので街路の植栽や、生け垣に用いられます。初夏に、小さい円錐花序を伸ばし白い漏斗状で先端4裂した小花を咲かせます。葯は桃色をしています。秋に黒い実が成ります。中国では樹皮と枝葉が「小蠟樹」という生薬とされます。別名で、セイトウシキミトウシキミ(唐樒、学名:Illicium verum)は、中国~ベトナム原産で、シキミ科シキミ属の常緑高木です。薬用名やスパイス名では、ダイウイキョウ(大茴香)や、ハッカク(八角)、ハッカクウイキョウ(八角茴香)、スターアニス(Star anise)、チャイニーズ・スターアニス(Chinese star anise)と呼ばれます。春と秋の2回、葉腋から花柄を出し紅色の花を下向きに咲かせます。花には 他の特集ミントミント(mint、学名:Mentha)特集ーアップルミント(Apple mint、学名:Mentha suaveolens)、ケンタッキーカーネルミント(Kentucky colonel mint、学名:Mentha x villosa)、ニホンハッカ(日本薄荷、学名:M. canadensis var. piperascens)、スペアミント(Spearmint 、学名:M. spicata)、ケイトウ種類一覧ケイトウ(鶏頭)の種類一覧 ケイトウ(鶏頭)はヒユ科の一年草です。 花序が鶏冠に似ているのが花名の由来です。花名にケイトウと付くものには、ヒユ科ケイトウ属とヒユ科ヒユ属の花があります。品種には、ヒモケイトウ(紐鶏頭),ノケイトウ(野鶏頭),クルメケイトウ(久留米鶏頭),トサカケイトウ(鶏冠鶏頭),ウモウケイトウ(羽毛鶏頭)などがあります。イギリスの花イギリスの花12月の緑色の花(2022年)12月は殆ど花の無い時期で、ましてや緑色の花となると極端に数が少なくなる中、この月から咲き始める花があります。カンアオイ(寒葵)の一種「フジノカンアオイ(藤野寒葵、学名:Asarum fudsinoi)」です。 カンアオイの花は、地面擦れ擦れの場所で、しかも葉に隠れながら地味~な花(実際には萼片)を咲かせます。しかし、地味とはいえ何故か惹かれるものがあり、オタクも多いせいか、植物園では毎年カンアインド原産の花インド原産の花 ここには、93種が登録されています。その幾つかを上げると以下の通りです。 マスクメロン(Musk melon、学名:Cucumis melo Linn. var. reticulatus)、 イクソラ・コッキネア(学名:Ixora coccinea)、 オーキッドツリー(Orchid_Tree、学名:Bauhinia variegata)、 ミズナス(水茄子、学名:Solサンタンカサンタンカ属ーイクソラ・コッキネア,サンタンカ,イクソラ・ダッフィー薬用植物♯3薬用植物♯3は、薬用植物#1と#2に引き続き、薬草の写真をまとめました。 かぎけん花図鑑 、 特集 、 日記 、 花図鑑 clasic 9月の黒い花9月の黒い花ー9月に咲いている黒い花を集めました。自然界に黒花は元々稀ですし、ましてやこの時期に咲いている黒花は殆どありません。ここでご紹介する花は、黒と言っても黒味が強い紫色の花です。表示は、ブラック・バット・フラワー(Black Bat Flower 、学名:Tacca chantrieri)とバンダ トレバー ラスボーン 'ブラック パンサー'(V. Trevor Rathbone 'Bacハの花日本語の花名の頭文字が"ハ"で始まる花を集めました。"ハ"から始まらないものでも、別名が"ハ"から始まるものを含みます。花ではなく赤い魚が表示されている写真は画像準備中です。9月の茶色い花9月の茶色い花 9月に茶色の花を咲かせる花の特集です。身近な庭や公園で咲いている観賞用の花や、切り花、植物園で見られる珍しい花、庭から逸散して野草化した花、遠くへ出かけて撮った花など、偶々個人のカメラに収められた花が対象です。その意味で撮られた花には地理的、時間的な多くの制限があります。スミレスミレーエビチャスミレ,タチツボスミレ,ナンザンスミレ・ベニバナ,ニオイスミレ,ニオイスミレ 'コガネ',オオバキスミレ,オオタチツボスミレ,スミレ,ミスズスミレ・マイチドリ,パンジー,パンジー モルフォ,パンジー マキシム マリナ,パンジー ビーズ ビーコン,パンジー 'ビーズ・ミックス',ナエバキスミレ,ビオラ,タスマニアビオラ,ビオラ 'コンテッサ・ブルーシェード ',ビオラ ウィットロキア10月の茶色い花10月の茶色い花 ルドベキア(Rudbeckia)やキロシスタ(学名:Chiloschista)などが咲き終わり、カンアオイ(寒葵、学名:Asarum spp.)が咲き始めました。