車・バイク Tweet 「車・バイク」には、4輪や2輪の車やパーツの名前が付く花を集めました。例えば、矢車菊や、矢車草、車輪梅、車百合、チングルマなど。エゾオグルマエゾオグルマ(蝦夷緒車、学名:Senecio pseudoarnica)は、日本原産で、キク科キオン属の多年草です。夏に、北国の海岸の砂浜に自生するダイナミックで野趣溢れる花です。茎は直立し太く逞しく、葉を多数付け、茎先から伸びた散房花序にヒマワリ(向日葵)に似た頭花を多数咲かせます。長楕円形をした葉は肉厚で光沢があり、葉縁に荒い鋸歯があります。葉と茎は毛に覆われていますが、開花前の花も毛で蜘蛛状ヤグルマギク「矢車菊」は、学名の「セントレア(Centaurea)」でも呼ばれますが、中部国際空港の愛称「セントレア」とは語源が異なります。空港の愛称は、英語の「中部地方」を意味する「central(セントラル)」+「空港」を意味する「airport(エアポート)」の合成語で「セントレア(centr- air)」と付けられました。では、ヤグルマギクの「セントレア(Centaurea)」の語源は? ヤグルマギウェデリアウェデリア(Wedelia、学名:Sphagneticola trilobata、シノニム:Wedelia trilobata)は、フロリダ南部〜熱帯アメリカ原産で、キク科ハマグルマ属の非耐寒性蔓性多年草です。草丈は15〜30cmで、蔓性の茎が3-5mに伸長し地面を這います。和名では、アメリカハマグルマと呼ばれます。夏に黄色い花を咲かせます。草丈が低いことや成長が早く乾燥に強いことからグランドカバシャリンバイシャリンバイ(車輪梅、学名:Rhaphiolepis indica var. umbellata)は日本原産でバラ科シャリンバイ属の常緑低木です。小枝が輪生状に出て、葉が車輪上に互生して付きます。春に枝先から伸びた散形花序花に、白~薄紅色のウメ(梅)に似た五弁花を咲かせます。和名は上記の理由で付けられました。花中央にある雄蕊は最初黄色で花粉を出すと赤くなります。 晩夏から秋に、黄緑色の球形の果実をシャゼンムラサキシャゼンムラサキ(車前紫、学名:Echium plantagineum )は、 欧州原産で、ムラサキ科シャゼンムラサキ属の一年草です。オーストラリアでは侵入雑草とされます。草全体に白毛が生えており、葉は披針形です。春に紫色でベル型の小花を咲かせます。花名はシャゼンソウ(車前草)と同様に道端に生えることに拠ります。 茎葉にアルカロイドを含み馬などの家畜には有毒です。本草は、エキウム・リコプシス(学名ハルシャギクハルシャギク(春車菊、学名:Coreopsis tinctoria)は、北米中西部原産で、キク科ハルシャギク属の一年草の帰化植物です。花の中心部が蛇の目模様に見えることから、別名でジャノメギク(蛇目菊)やジャノメソウ(蛇目草)とも呼ばれます。代表的な品種は花弁先端が黄色で、内側が朱赤です。日本には明治初期に渡来しました。 草丈は60~80 cmで、30 cm程の矮性品種もあります。葉は細い羽状複葉オグルマオグルマ(小車、学名:Inura britannica subsp. japonica)は、日本、朝鮮、中国、ロシア、モンゴル原産で、キク科オグルマ属の多年草です。北海道~本州、四国、九州の川岸や湿地に自生します。地下茎が横に這い直立した茎を出します。葉は緑色で広披針形で茎を抱きます。夏~秋に、花茎先端から黄色い頭花を数輪咲かせます。サクラオグルマ(佐倉小車、学名:Inura x yosezatoミズキミズキ(水木、学名:Cornus controversa)は、日本、朝鮮半島、台湾、中国原産で、ミズキ科ミズキ属の落葉高木です。北海道~九州に自生します。別名でクルマミズキ(車水木)とも呼ばれます。 同属にクマノミズキ(熊野水木、学名:Swida macrophylla)があります。 両者の違いは、ミズキは、クマノミズキより開花期が1ケ月早い事、また葉序がクマノミズキの葉が対生であることに対し、ミヤグルマソウヤグルマソウ(矢車草、学名:Rodgersia podophylla)は、日本と朝鮮半島原産で、ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草です。分布:北海道から本州の深山の樹下等の日陰に自生し、地下茎を張り群落を形成します。草丈1mほどです。長さ40cmの根生葉は掌状羽状複葉で、小葉の葉縁には鋸歯が有り、互生して付きます。5月~7月に、葉の中心から長さ80〜100cmの長い花茎を出し、先端から円錐花序を伸 クルマバツクバネソウクルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草、学名:Paris verticillata)は、日本、朝鮮、中国、シベリア原産で、シュロソウ科ツクバネソウ属の多年草です。北海道・本州・四国までの日本の山地帯から亜高山帯の林下に生息します。草丈は脛高さで茎頂に6〜8枚の葉柄の無い葉を輪状に出します。初夏、茎頂に薄黄緑色の花を上向きに1個つけます。 一般名:クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草) 、学名:Pariグロリオサグロリオサ(Gloriosa、学名:Gloriosa)は、熱帯アフリカ原産で、イヌサフラン科グロリオーサ属の半蔓性・半耐寒性の球根植物です。グロリオサ(Gloriosa)はジンバブエ共和国の国花に選定されています。草丈は矮性が50〜高性が200 cm程です。日本でも園芸品種が育種されています。夏に、赤や橙、黄色の直径10 cm程の花を咲かせます。花弁は細長く端が波打ち反り返って咲きます。球根にはコサクラオグルマサクラオグルマ(佐倉小車、学名:Inura x yosezatoana)は、キク科オグルマ属の多年草です。オグルマ(小車、I. britannica subsp. japonica)とホソバオグルマ(細葉小車、学名:Inula linariifolia)の自然交雑種とされます。関東地方以北の畦道や湿地に自生します。日本の植物学者 牧野富太郎博士が千葉県佐倉市で発見し命名しましたが、現在ではエダウチクレマチスクレマチス(学名:Clematis L.)は、日本、中国、欧州、北米原産で、キンポウゲ科クレマチス属の蔓性耐寒性多年草です。テッセンとも呼ばれます。春〜秋に、強靭な蔓を伸ばし、フェンスや支柱に巻きつき沢山の花(実際には萼)を咲かせます。属名の「Clematis」は ギリシャ語の「klema(蔓)」に由来します。花言葉は「高潔」や「精神の美」。 細い蔓が強靭で大きな花を支えることから、内面の強さ、精チングルマチングルマ(稚児車、珍車、学名:Geum pentapetalum)は、日本原産で、バラ科ダイコンソウ属の高山性・落葉小低木です。小低木と言っても矮性で高さが15 cm 程にしかなりません。北海道〜本州中部以北の高山に自生します。主幹から枝を次々に出し、地を這って絨毯状に広がります。雪解けが終わると芽を出し奇数羽状複葉を出します。夏、花茎先から白い輪状の五弁花を一つ咲かせます。花の中央には黄色い雄クルマユリクルマユリ(車百合、学名:Lilium medeoloides)は、日本や朝鮮半島原産でユリ属の(亜)高山性多年草です。 花名の由来はユリ科の植物であり、輪生に茎に付く葉を車輪の輻(や)=スポーク(spoke)に見立てたことに拠ります。 ✙車百合(Lilium medeoloides)とスカシユリ(Lilium maculatum Thunb.)の違い 車百合(Lilium medeoloide 他の特集10月の黄色い花9月に咲いていた黄色花は 157 種でした。冬が近づくにつれ、オミナエシ(女郎花、学名:Patrinia scabiosifolia)のように咲き終わる花があります。 10月に咲いている黄色い花の写真は 128種 でした。9月に比べて少なくなりましたが、10月から新たに咲き始める黄色い花があります。 例えば、イソギク(磯菊、学名:Chrysanthemum pacificum)や、ツワブキ桜草・サクラソウ・さくら草一覧 特集 桜草・サクラソウ・さくら草一覧 サクラソウ(さくらそう、桜草、学名:Primula sieboldii )は、日本、朝鮮半島、中国原産で、サクラソウ科サクラソウ属の耐寒性多年草です。サクラソウという名前は、サクラソウ属の仲間を含めた総称としても使われますので、日本桜草や西洋桜草が含まれます。 日本桜草 日本桜草は、早春の3月~4月にかけて開花するのでカタクリなどど同様、スプ悪臭のする植物大集合悪臭のする植物大集合 花、葉、果実などが悪臭を発する植物には、コンニャク属をはじめとして多数あります。有名どころでは、大燭台コンニャクや、ドリアン、などがあります。ここに、それらを集めました。 悪臭のする草花・樹木種類一覧 アメリカミズバショウ(学名:Lysichiton camtschatcense)=スカンクキャベジ、サトイモ科ミズバショウ属、花がスカンク臭。 イチョウ(公孫樹、学名:8月の黄色い花【特集】8月に咲く黄色い花特集 8月に咲いている黄色い花は205種ありました(2023年8月23日現在) フェンネル、キク、ゴールデンシャワーツリー、ハルノナナクサ、イリマ、タンポポ、ミヤマキンポウゲ、エルサレムセージ、ガーベラ、オオキバナカタバミ、キツリフネ、キュウリ、キリンソウ、キンコウカ、キンミズヒキ、キンレンカ、キンロバイ、ヒマワリなどがあります。花弁が黄色でも小さい場合は、苞や萼の色が目立つ特集 白い花(4月編一覧の1) 「特集 白い花(4月編一覧の1)」とは 4月に咲く白い花一覧を作りました。白い花は他の色の花より多いので2つに分けました。これは「その1」です。 花の受粉は動物や、風、水などで行われます。動物で行われる場合は、蝶や蛾、蟻による虫媒花や、スズメバチやコウモリなどによる鳥媒花などがあり、媒介者に来て貰うために各種仕組みを設けています。例えば、目立つ花色や、臭いの発散、止まりやすい花弁の夜に咲く花 夜に咲く花 夕方から翌朝まで開花する花、夜に強く香る花のように、夜に咲く花と言えば、野原ではカラスウリ(烏瓜、学名:Trichosanthes cucumeroides)、庭ではオシロイバナ(白粉花、学名:Mirabilis jalapa)やキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔、学名:Brugmansia)、夜間開園の植物園ではバオバブ(Baobab、学名:Adansonia)の花、奄