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故郷が恋しいなぁ!?万葉集草木55.チガヤ
チガヤ(茅萱、学名:Imperata cyindrica)はイネ科チガヤ属の多年生の雑草です。北海道から沖縄の日本全国で畔や草原に自生します。チガヤは万葉集で詠われています。 万葉集 第3巻 333番歌 作者:大伴旅人(おおとものたびと)、題詞:帥大伴卿歌(そちおおともきょうのうた) 原文 淺茅原 曲曲二 物念者 故郷之 所念可聞 よみ 浅茅原(あさつばら) 曲曲(つばらつばら)二(に) 物
死期を悟った諦めの歌⁉万葉集草木54.ヤマツツジ
ヤマツツジ(山躑躅、学名:Rhododendron kaempferi)は、日本原産で、ツツジ科ツツジ属の半落葉広葉低木です。日本の北海道~九州の低山の草原等に自生しています。 万葉集 第2巻 185番歌 作者:日並皇子宮舎人(草壁皇子の舎人)、題詞:皇子尊宮舎人等慟傷作歌、万葉名:イワツツジ 原文 水傳 礒乃浦廻乃 石上乍自 木丘開道乎 又将見鴨 訓読 水(みな)傳(伝ふ) 礒乃(の)浦廻
桜2-ぱっと咲いてぱっと散る!? 万葉集草木53.ヤマザクラ
万葉時代に、桜と言えば「山桜」だったようです。ソメイヨシノ(染井吉野、学名:Cerasus ×yedoensis cv. yedoensis)は明治時代になってから交雑種として生まれた品種です。 赤い若葉と白花が同居 ヤマザクラ(山桜、学名:Prunus jamasakura)は、日本原産でバラ科サクラ属の落葉高木「桜」の11種ある原種の一つです。赤みがかった葉が出てから、花が咲きます。他の桜の
桜1-ピンクのモヤモヤはひょっとして? 万葉集草木52.サクラ(寒緋)
サクラ(桜、学名:Prunus)は、バラ科サクラ属の落葉小高木です。菊と共に日本の代表花の一つです。春に、薄桃色の霞のような花を咲かせます。桜は万葉集でも詠まれています。 万葉集 第10巻 1872歌 作者:作者不詳 題詞:詠花 万葉名:櫻花(画像は寒緋桜) 原文 見渡者 春日之野邊尓 霞立 開艶者 櫻花鴨 よみ 見渡(せ)者(ば) 春日之(の)野邊(野辺)尓(に) 霞立(ち) 開(咲き)艶
実が成るまで待ってるわ? 万葉集草木51.タデ
イヌタデ(犬蓼、学名:Persicaria longiseta)は、世界中の原野や路傍、水辺に生えているタデ科イヌタデ属の一年草の雑草です。タデは、タデ科の総称としても使われます。花や蕾が紫桃色で赤飯のように見えることからアカマンマとも呼ばれます。実際には、花のように見えるものは萼片であり花(花冠)はありません。タデは万葉集で詠われています。 巻11・2759 題詞:寄物陳思 作者:未詳、万葉
なっぱ料理作って待ってるわ!? 万葉集草木50.アブラナ
アブラナ(油花、学名:Brassica rapa L. var. nippo-oleifera)は、アブラナ科アブラナ属の耐寒性越年草草丈は通常50~80cmですが、放っておくとどんどん伸びて100cmにも達します。 1月~5月に花茎から黄色い四弁の小花を多数咲かせます。 万葉集では、トウの立ったアブラナまたはアブラナ科の植物を「茎立(ククタチ)」と呼んでいます。 万葉集巻14 3406歌 作者
蟹→堪忍して、何でワイやの!? 万葉集草木49.ハルニレ
ハルニレ(春楡、学名:Ulmus davidiana var. japonica)は、日本原産で、ニレ科ニレ属の落葉広葉高木です。普通、ニレと言えば、このハルニレを指します。 万葉集では「もむにれ」でという名で長科歌があります。 万葉集第16巻 3886番歌 作者:作者不詳(乞食者)、題詞:乞食者詠一長歌 万葉名:もむにれ(登場植物名:楡、ハルニレ) 原文 忍照八 難波乃小江尓 廬作 難麻理
お題は6種の植物!? 万葉集草木シリーズ48.ナツメ
ナツメ(棗、学名:Ziziphus jujuba)は、クロウメモドキ科ナツメ属の落葉性小高木です。果実はそのまま生食、あるいは、乾燥させてドライフルーツの”なつめ”として食べたり、菓子に入れたり、薬膳食の材料、ナツメ茶とされます。ナツメの万葉名も「棗」です。 万葉集 第16巻 3834番歌 作者:作者不詳 題詞:作主未詳歌一首 作者、題詞共に不明です。おそらく、宴席で出されたお題に対して作られ
天皇もヨイショするの⁉万葉集草木47.タチバナ
タチバナ(橘、学名:Citrus tachibana)は日本固有種で、ミカン科ミカン属の常緑広葉低木です。 古事記や日本書紀、万葉集にも登場する神聖な木として古来から愛でられています。晩春から初夏に、葉腋から小さな白い五弁花を咲かせます。秋~初冬に、黄色い小さな果実を成らせますが酸っぱくて生食はできません。用途は、庭植、鉢植え、切花、果実酒、ジャム、調味料、葉や花は文様や家紋のデザインとされます。
雪中での野宿は嫌だなぁ!万葉集草木シリーズ46.ススキ
ススキ(薄、学名:Miscanthus sinensis)は、日本、中国などの東アジア原産でイネ科ススキ属の耐寒性多年草です。日本全国の山野に自生します。 万葉集第17巻4016番歌 万葉集でも「すすき」という名で詠まれています。下は雪の中でススキを詠んだ歌です。 作者:不詳、題詞:高市連黒人歌一首(たけちのむらじくろひと) 原文 賣比能野能 須々吉於之奈倍 布流由伎尓 夜度加流家敷之 可奈
昔に恋してる!?万葉集草木シリーズ45.ユズリハ
ユズリハ(譲り葉、学名:Daphniphyllum macropodum)とは、中国、日本原産で、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木です。常緑で花が目立たないので万葉集では冬の花とみなされます。春の新葉が出た後に古葉が場所を譲るように落葉する様子を、親が子を育てて子孫が代々続いていくことで縁起物とされ正月の神棚に供えられたり注連縄に付けられるとともに、花名ともされました。 万葉集で詠われたユズリハ
時代は遠くになりにけり!万葉集草木シリーズ44.コケ
「万葉集で詠われた草木」シリーズの前は、「世界の国花」シリーズでした。国花シリーズでは各国が誇る1花ということで、華々しい花が多かったのですが、この万葉集シリーズになってからは一転して出てくる草木が地味になりました。 これは、万葉集に収集されている歌が詠まれたのは(630年頃? – 759年)で、それは 飛鳥時代(592年 – 710年)~奈良時代(710年 – 794年)という時代であり、この
防人の歌は悲しみで一杯!万葉集草木シリーズ43.ヤブマメ
ヤブマメ(藪豆、学名:Amphicarpaea edgeworthii var. japonica)は、日本や中国などの東アジア原産で、マメ科ヤブマメ属の蔓性一年草の野草です。蔓は細長い針金状で、他の植物に絡み付きます。秋に、短い花穂(総状花序)を伸ばし、淡赤紫色の旗弁に、淡紫~白い翼弁と竜骨弁を持った蝶形の小花を数個咲かせます。花後、莢隠元(インゲンマメ、隠元豆の若さや、学名:Phaseolus
ひたすら妻を思う⁉万葉集草木シリーズ42.ササ
ザサ(笹、学名:Sasa veitchii)は、イネ科ササ属の多年草です。日本の山林に自生します。笹と竹は同じ仲間で、草丈が小さく葉鞘(表皮)をずっと付けているものを笹、大き成長し葉鞘を落とすものを竹と呼んでいます。竹と同様、笹にも種類が多数あり、代表的なものにクマザサ(隈笹、学名:Sasa veitchii)、ヤダケ(学名:Pseudosasa japonica)、オカメザサ(阿亀笹、学名:Sh
ショート動画「イヌビワの描き方」音声あり
有紀@kagikenが「イヌビワの描き方」を説明したショート動画を下に載せます。 画像をクリックすると開始します。声による説明があります。 イヌビワについてこちらへ ... 以下本文に続く ■関連ページ かぎけん花図鑑 花日記2023年1月28日
babuならぬBambooのお話!?万葉集草木41.タケ
タケ(竹、学名:Bambuseae)は中国などの温帯アジア原産でイネ科の常緑多年草で大型になる草本植物です。タケも笹も同じ扱いで、大型のものを竹(タケ)、小型のものをササ(笹)と言います。万葉時代にも竹が出てきますがタケの種類は不明です。ただし、孟宗竹は江戸時代に中国から渡来したのでこの時代にはまだ日本にはありません。万葉集名もタケ(竹)。 万葉集 第19巻4286番歌 作者:大伴家持 題詞:十
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