スプリング・エフェメラル Tweet スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)カタクリカタクリ(片栗、学名:Erythronium japonicum)とは、日本原産で、ユリ科カタクリ属の耐寒性球根植物です。春、薄紫色~濃紫色の六弁花を下向きに咲かせます。花と葉、球根(鱗茎)は茹でて野菜として食べられます。 昔は、球根から澱粉を採りましたが、今はジャガイモからとった澱粉粉を片栗粉と呼んでいます。紫色の花が山野で自生していますが、園芸品種には黄花を咲かせる「黄花カタクリ 'パゴダ'(ショウジョウバカマショウジョウバカマ(猩々袴、学名:Heloniopsis orientalis)は日本原産で、シュロソウ科ショウジョウバカマ属の常緑多年草です。北海道から九州の湿原や森林内の湿地に自生します。根生葉はロゼット状で放射状に平らに広がります。葉は広線形で光沢が有ります。春に花茎から伸びた短い総状花序に横向きの花を数個つけます。和名は赤みを帯びた花が猩々(中国の伝説上の動物で酒を好むらしい)に似ているこムラサキケマンムラサキケマン(紫華鬘、学名:Corydalis incisa)は、日本、中国、台湾原産で、ケマンソウ科キケマン属の常緑越年草の野草です。野原や畦道などのやや湿っぽい草地に生えています。茎は緑色で直立し、断面は五角形をしています。葉は2、3回羽状で細かく裂けており、緑色の葉が冬でも見られます。春、薄紅色の小さな筒状花を良く向きに咲かせます。一つの花茎から小花が多数出ますが、それぞれの小花が重ならなチオノドクサチオノドクサ(Chionodoxa、学名:Chionodoxa)とは、クレタ島原産でキジカクシ科チオノドクサ属の1年性球根植物です。鱗茎から線形の葉を2〜3枚根生します。春に、花茎先端から総状花序を伸ばし小花を数輪咲かせます。花は釣り鐘型で、先端が6裂しています。花色には、青紫や、白、桃色があります。サルデンシス(C. sardensis Drude)は鮮青色で星形の中輪花です。ルシリア(C. lミチノクフクジュソウミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草、学名:Adonis multiflora)はキンポウゲ科フクジュソウ属の耐寒性多年草です。フクジュソウ(福寿草、学名:Adonis ramosa)と似ていますが、以下の違いがあります。イラスト(by 中嶋有紀@かぎけん)を参考にしてください。 ミチノクフクジュソウ(Adonis multiflora) ①萼片長は花弁の長さの半分 ②花弁裏側が赤味を帯びる サンギナリア・カナデンシスサンギナリア・カナデンシス(学名:Sanguinaria canadensis)は、カナダなど北米大陸東部原産で、ケシ科サンギリア属の耐寒性落葉多年草です。1属1種です。原産地では、平地から山地で小川の有る林床や林縁に自生します。1つの芽から1枚の葉を出しますが、展葉する前に、草丈の低い白花を咲かせます。花の咲き方には、一重咲、多弁花咲、八重咲があります。単に、サンギナリアや、原産地に拠りカナダゲハシリドコロハシリドコロ(走野老、学名:Scopolia japonica)は日本固有種でナス科ハシリドコロ属の多年草です。本州から九州の沢沿いの樹林下などの湿地に自生します。全草にアルカロイドを含む有毒植物です。新芽はフキ(蕗、学名:Petasites japonicusに似ています。 一般名:ハシリドコロ(走野老)、学名:Scopolia japonica、別名:Hashiri-dokoro、Scopoアズマイチゲアズマイチゲ(東一華、学名:Anemone raddeana)は日本~朝鮮半島原産で、キンポウゲ科イチリンソウ属の落葉多年草です。北海道~九州の山地に自生します。葉は3出複葉で葉先が3浅裂し3枚が輪生します。春に茎頂に白い一輪花を咲かせますが、花弁は無く、花のように見えるものは萼片です。花言葉は「静かな瞳」です。東一華の「東」は関東を意味し、命名当時、東北方面でのみ咲いているとされましたが、その後ユキワリイチゲユキワリイチゲ(雪割一華、学名:Anemone keisueana)は日本原産でキンポウゲ科の耐寒性多年草(宿根草)です。花色に薄紫色もあるので、別名でルリイチゲ(瑠璃一華)とも呼ばれます。 本州中部~四国、九州の低山で林床や林縁に群生します。草丈は15~20cmです。根茎は赤紫色をしており先端から、冬前に根生葉が、春に花茎が出ます。根生葉には長い葉柄が有り紫色を帯びた濃緑色地に斑紋が入り3葉輪生 コバイモコバイモ(小貝母、学名:Fritilaria Fritilaria japonica)は、日本原産でユリ科バイモ属の耐寒性球根植物です。本州と近畿地方に自生し、バイモ(貝母)より全体的に小さいです。春に、花茎の先端に、下向きで四角張った筒型の白緑色の花を1輪咲かせます。花弁内側に暗紫色の網目状斑紋が有ります。花茎頂部には2枚の葉が対生して付き、さらに上に3枚の葉が輪生します。花名は球根が、二枚貝にエンレイソウエンレイソウ(延齢草、学名:Trillium smallii)は、日本~樺太原産で、シュロソウ科エンレイソウ属の多年草です。成長が遅い植物で、開花まで10年程かかります。 この植物の特徴は、茎先端から直接出る大きな3枚の輪生葉で、葉は丸味を帯びた菱形をしています。春から初夏に、花茎の付け根から短い花柄が伸びて、花弁のように見える赤紫色の3枚の萼片と、6本の雄蕊、先が3裂した1本の雌蕊を持つ1個の小エゾエンゴサクエゾエンゴサク(蝦夷延胡索、学名:Corydalis fumariifolia subsp. azurea ← 旧学名:C. ambigua)は南千島、北海道、サハリン原産で、ケシ科キケマン属の多年草です。草丈は10~30cmで、春に花茎先端から総状花序を伸ばし距のある花を咲かせます。花は咲き始めが青色で、徐々に赤紫に変化します。その後、地上部が枯れ、地下茎で翌春まで過ごす「スプリング・エフェメラキクザキイチゲキクザキイチゲ(菊咲一華、学名:Anemone pseudoaltaica)は、日本等原産でキンポウゲ科の耐寒性多年草(宿根草)です。北海道〜本州中部の低山の林床や林縁に群生します。 スプリングエフェメラル「春の妖精」として知られ、早春に咲いた花は、夏に地上部が枯れてしまいます。草丈10〜30 cm程で、1本の茎が直立します。葉は根生葉で先端が切れた3出葉で、3葉が輪生して付きます。3月下旬~5月キバナセツブンソウキバナセツブンソウ(黄花節分草、学名:Eranthis hyemalis)は、南欧原産でキンポウゲ科セツブンソウ属の耐寒性多年草(球根植物)です。セツブンソウ(節分草)の黄色い花を咲かせる品種です。下節分の頃、花(実際は、萼)を咲かせます。全草に毒が有ります。 一般名:セツブンソウ(節分草)、学名:Eranthis hyemalis、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キンポウゲ目キンポウゲ科セフクジュソウフクジュソウ(福寿草、学名:Adonis ramosa)は、日本などの東アジア原産で、キンポウゲ科フクジュソウ属の耐寒性多年草です。旧暦の元日(2月)頃に花を咲かせるためヤブコウジ(=ジュウリョウ(十両) 、学名:Ardisia japonica)と共に、新年の季語とされます。和名は「福寿草」という縁起の良い花名なので正月の寄席植えに使われます。「春告げ花」と呼ばれるように、早春の山野や和庭園の落ニリンソウニリンソウ(学名:Anemone flaccida)は、日本〜中国原産で、キンポウゲ科イチリンソウ属の耐寒性多年草(宿根草)の野草です。春に、低山の林床や林縁に大群落を作ります。ニリンソウは花被が1つの単花被花です。根生葉は深く裂けており、茎葉に葉柄はありません。根出葉の中から茎を1〜3本出し、1本の茎から花茎を二本以上出し花茎先端から伸びた花序に梅に似た清楚な白い小花を2輪咲かせます。花名は1本ヒロハノアマナヒロハノアマナ(広葉の甘菜、学名:Amana erythronioides )は、日本、朝鮮半島、中国原産で、ユリ科アマナ属の多年草(宿根草)の野草です。日本では関東から近畿、四国の日当たりの良い草地や林床に生えます。地下には丸い鱗茎があります。葉は線形で2枚あり、苞葉は3枚あります。アマナ(甘菜、学名:Amana edulis)と似ていますが、甘菜(A. edulis)より葉長は短く、葉幅は広くセツブンソウセツブンソウ(節分草、学名:Eranthis pinnatifida)は、日本原産で、キンポウゲ科セツブンソウ属の耐寒性多年草(球根植物)です。石灰岩地帯で落葉樹林帯の斜面に自生します。セツブンソウという名前は、旧暦の節分に開花することに由来します。 早春に、直立した茎先端部に位置した総苞葉の中心から花茎を伸ばし、白い五弁花を1個付けます。これは、実際には花弁ではなく、萼です。実際の花は白い萼の中ムスカリムスカリ(Muscari、学名:Muscari spp.)とは、地中海沿岸原産で、キジカクシ科ムスカリ属の耐寒性球根植物です。春に、花茎先端に、葡萄の果実に似た釣鐘型の青紫、または白色の小花を多数房状につけます。花姿がヒヤシンス(Hyacinth)や、 ブドウ(葡萄)と似ているので、 別名でグレープ・ヒアシンス(Grape hyacinth)とも呼ばれます。 紫色の花を咲かせるムスカリは、ルリムス スノードロップスノードロップ(snowdrop、学名:Galanthus nivalis)は、欧州~西アジア原産で、ヒガンバナ科マツユキソウ属の球根植物です。初冬~春に開花するスプリング・エフェメラル( spring ephemeral)として知られます。2枚の線形の葉の間から直立した緑色の鱗茎を出します。花茎先端に1つの花を咲かせます。花は白花で、3枚ずつの、長い外花被片と短い内花被片から成る6弁花で鐘形をしオオバナノエンレイソウオオバナノエンレイソウ(大花延齢草、学名:Trillium camschatcense)は、日本~樺太、シベリア原産で、シュロソウ科エンレイソウ属の多年草です。日本では、北海道、本州、四国、九州の平地や、低地~亜高山の湿地に生息します。茎頂に広卵形の葉が3枚輪生します。初夏に、茎頂に白い3弁花を咲かせます。花の中央に子房が1つあり、それを6個の雄蕊が取り囲みます。属名の「Trillium」とは、花ヤマブキソウヤマブキソウ(山吹草、学名:Hylomecon japonica)は、日本、中国原産で、ケシ科ヤマブキソウ属の多年草です。本州~四国、九州の山野の落葉樹林内に群生します。葉には根出葉と茎葉があります。根出葉は奇数羽状複、茎葉は3出複葉です。 春~初夏に茎の上部の葉腋から2~3個の4弁花を咲かせます。葉茎を傷つけると橙色の樹液を出します。有毒ですが薬になります。 和名は、科が違いますが、花がヤマブキイチリンソウイチリンソウ(一輪草、学名:Anemone nikoensis)とは、スプリング・エフェメラルと知られ春早く花を咲かせる、日本〜中国原産でキンポウゲ科イチリンソウ属の耐寒性多年草(宿根草)です。本州~九州の林床や林縁に群落を作ります。草丈は20~30cmです。茎葉は鞘状で3出複葉羽状深裂します。 4月中旬~5月中旬に、花茎先端に花径4cm程の白花を一輪(二輪咲かせるものもあります)咲かせます。花は 他の特集八岳薬用植物園八岳薬用植物園にはケンタッキーカーネルミントや、カモミール、ツノゲシ等の薬草が栽培展示されています。アルゲンアレルゲン(アレルギー物質)-コムギ、ソバ、ラッカセイ、オレンジ、キウイフルーツ、クルミ、ダイズ、バナナ、マツタケ、モモ、ヤマイモ、リンゴ、ゴマ、カシューナッツ5月に咲く黄色い花昆虫が好きな5月に咲く黄色い花を集めました。手持ちの写真が無い花は、魚の写真が出ます。橙色に近い色の花や、複色の花、咲けば黄色いけれどまだ咲いていない花や、咲くと枯れるので今は咲かない花もあります。ご了承ください。 メキシコ原産の花メキシコ原産の花 - サルビア・レウカンサ,クフェア・ヒッソピフォリア,などがあります。可愛い花可愛い花ーホヤ・プビカリクス ‘キメラ’(学名:Hoya pubicalyx 'Chimera'),アリウム・ギガンテウム9月のピンクの花9月にピンクの花を咲かせている花の特集です。アサガオ,ユウゲショウ,イモカタバミ,オオケタデ,オシロイバナ,セイヨウオニアザミ,アイ,ムラサキツメクサ,アゲラタム,アサヒカズラ,アスチルベ,ガーベラ,アメリカフヨウ,サンタンカ,イヌタデ,エゾカワラナデシコ,オジギソウ,スイセイラン,カカオ,クレマチス,キチジョウソウ,グンバイヒルガオ,ナデシコ,サルビア・ミクロフィラ,ヒメツルソバ,ディアスキア・中島みゆきさん的花中島みゆきさんは日本が誇る偉大なシンガーソングライターです。40年以上アルバム売上高の日本一を達成しています。時代を鋭敏な感性で掬い取る彼女が歌詞でどのような花を取り上げているのかに興味を持ちました。「かぎけん花図鑑」の特集で取り上げます。ランらしい蘭特集「ランらしい蘭」―エピデンドラム,アツモリソウ,エビネ,エンシクリア・コクレアタ,スイセイラン,カシノキラン,カトレア,ギンラン,コチョウラン,オナガエビネ,ツルラン,デンドロキラム・コビアナム,テガタチドリ,デンドロビウム,デンファレ,トキソウ,ネジバナ,レプトテス・ビカラー,レブンアツモリソウ,レリア・シンジュク,ミズチドリ,など。 アの花日本語の花名が'ア'で始まる花を集めました。別名で'ア'の付く花も載せています。伝説の生物名「伝説の生物名」には、-ドラゴンやオニ、ヤマタノオロチ、ユニコーン、猩々など、架空の、伝説的生き物の名前が付いている植物を集めました。例えば、オニアザミや、オニユリ、オオオニバス、ショウジョウソウ、リュウゼツランなど。ファッション小物ファッション小物は、洋服や着物などといった大物ではなく、スリッパやバック、靴、鏡などの小物名が付く植物を集めました。格好いい花格好いい花-ホヤ・ムルティフロラ