サボテン・仙人掌・多肉植物 Tweet サボテン・仙人掌・多肉植物植物一覧 サボテンとは植物界被子植物真正双子葉類ナデシコ目サボテン科の植物です。身体に水分を貯めているので、砂漠や面倒見の悪い栽培家などによる水不足による過酷な環境でも生き延びられます(ある程度の期間は)。イワオイワオ(巌、学名:Echinocacutus ingens)はメキシコ原産で、サボテン科タマサボテン属の常緑低木の巨大サボテンです。球形・樽型サボテンでは最大級の大きさです。茎色は青緑色で、球形の体には多数の稜があります。各陵上には刺座があり鋭い棘が並びます。春と秋に、頭頂に黄色花を咲かせます。寿命は100年以上です。以上サボテンには葉がありません。葉は棘に進化してしまいました。 一般名:イアオノリュウゼツランアオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭、学名:Agave americana var. marginata)は、メキシコ原産で、リュウゼツラン(竜舌蘭、学名:Agave americana)の葉に黄色い斑が入っていない、灰緑色のキジカクシ科リュウゼツラン属の多肉植物です。普段は花を咲かせず、肉厚で鋭い棘のある大きな葉のみが叢生します。数十年に一度、花茎を出し、その先端から複集散花序を伸ばし何百もの薄黄色リュウゼツランリュウゼツラン(竜舌蘭、学名:Agave americana,Marginata )は、メキシコ原産で、キジカクシ科リュウゼツラン属の アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭、学名:Agave americana var. marginata) に黄色い斑が入った多肉植物です。ガウェ・ウェリエガタや、青の竜舌蘭黄覆輪型、アガベ、アガヴェ、フクリンリュウゼツラン(複輪竜舌蘭)とも呼ばれます。 葉は大きく厚クロホウシクロホウシ(黒法師、学名:Aeonium arboreum 'Zwartkop')は、ベンケイソウ科アエオニウム属の半耐寒性常緑多年草(多肉植物)です。黒光りする肉厚の葉を茎先に輪状につけて放射状に広げます。学名のアエオニウム・アルボレウム(Aeonium arboreum)とも呼ばれます。'ツヴァルトコップ'( 'zwartkop')は園芸品種です。茎の葉腋から花茎を伸ばし円錐花序にキクに似た小エケベリア・カンテエケベリア・カンテ(学名:Echeveria cante)は中央メキシコの乾燥地帯に自生するベンケイソウ科エケベリア属の多肉植物です。エケベリアの女王と呼ばれます。紫色の葉淵が赤く、葉全体に粉がかかっているように見えます。7月に花茎から赤い蕾を出します。 一般名:エケベリア・カンテ(Echeveria cante) 、旧エケベリア・サブリギダ(Echeveria subrigida)、学名:クジャクサボテンクジャクサボテン(孔雀仙人掌、学名:Epiphyllum spp.)は、メキシコ原産でサボテン科の半耐寒性・常緑多年草の多肉性草本です。 葉に似た茎は、葉状茎と呼ばれます。 複数親の交配から育種されているので花の種類が多いです。春から初夏の、夕方から翌々日の昼まで、茎から光沢のある美しい大輪の花を咲かせます。花名は花が孔雀の羽のように美しいサボテンから付けられました。花色が豊富で、赤、白、桃、黄、カランコエカランコエ(学名:Kalanchoe)はマダガスカルや南アフリカ原産でベンケイソウ科カランコエ属の非耐寒性多年草/低木の多肉植物です。 春~秋に、花茎を伸ばし先端に集散花序をつけ小さな4弁の合弁花を多数集合させて咲かせます。 短日花で光を遮ると一年中花を咲かせることができます。 寒さには弱いですが丈夫で育てやすく一年中鉢植えが出回っています。葉は光沢があり肉厚で横幅がある多肉植物で対生につきます。キリンソウキリンソウ(麒麟草、学名:Phedimus aizoonm var. floribundus )は、シベリア、中国、朝鮮半島、日本原産でベンケイソウ科キリンソウ属の耐寒性多年草の多肉植物です。日本の北海道~九州で山地の岩場や海岸に自生します。春に、集散花序に黄色い五弁花を咲かせます。同属のエゾノキリンソウ (Phedimus kamtschaticus、蝦夷麒麟草)と似ていますが、エゾノキリンソウシャコバサボテンシャコバサボテン(蝦蛄葉サボテン、学名:Schlumbergera truncata)はブラジル原産で、サボテン科シュルンベルゲラ属の半耐寒性常緑多肉性植物のサボテンです。葉はありませんが、茎節(けいせつ)と呼ばれる扁平な茎が葉の機能をしています。短日花なので、日が短くなる秋から冬、茎先に花芽を付けます。鮮やかで透明感のある花を咲かせます。近年、園芸品種が多く作出されて花色が豊富になりました。繁殖 ゲッカビジンゲッカビジン(月下美人、学名:Epiphyllum oxypetalum)は、メキシコ原産で、サボテン科クジャクサボテン属の半耐寒性・常緑多年草の多肉植物です。日本では、初夏~秋の夜から翌朝にかけて咲く一夜花です。光沢のある白い大輪花を咲かせます。原産地では蝙蝠による受粉が行われますが、日本では人工授粉で繁殖させています。花や果実は、炒め物やスープ、酢の物などと食用となります。花言葉は「艶やかな美シレトコマンネングサシレトコマンネングサ(知床万年草、学名:Sedum shiretokoanum)は、知床に自生するベンケイソウ科マンネングサ属の多年草です。葉は薄深緑色をした多肉植物です。夏にピンクの長い花茎の先端に黄色い小花を多数集合させて咲かせます。 一般名:シレトコマンネングサ(知床万年草)、 学名:Sedum shiretokoanum、 分類名:植物界被子植物真正双子葉類ユキノシタ目ベンケアガベ・パリーアガベ・パリー(学名:Agave parryi)はアメリカ南部~メキシコ北部原産で、キジカクシ科リュウゼツラン属の常緑多年草・多肉植物です。和名は「吉祥天」。日本では植物園の温室等で見られます。葉は灰緑色で先端に黒紫色の5cm程の棘があります。株はロゼットを形成し、葉の間から10~15年に1度、夏に長い花茎を出し先端から花序を伸ばし、薄黄色の花を多数咲かせます。花後の果実が出来た後で株は枯死しますアガベ・フランゾシニー・カクタスアガベ・フランゾシニー・カクタス(学名:Agave franzosinii cactus)は、メキシコ原産で、キジカクシ科リュウゼツラン属の灰青色をした多肉植物です。アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭、Agave americana var. marginata)と似ています。 大きなロゼットを形成する厚くて長い葉の先は尖っており葉縁に鋭い棘があります。花が咲くまでに20年以上かかります。開花時にはアイスプラントアイスプラント(Ice Plant、学名:Mesembryanthemum crystallinum)は、南アフリカ原産でハマミズナ科メセンブリアンテマ属の匍匐性一年生或いは二年草の耐塩・耐乾の多肉植物です。葉色は黄緑で、葉質は柔らかく肉厚で、裏面に塩嚢細胞があります。軟らかい葉を野菜とします。夏に、マツバギクのような多花弁の白花を咲かせます。料理は、生で刺身のツマ、サラダ、オヒタシ、天麩羅にしてミドリサンゴミドリサンゴ(緑珊瑚、学名:Euphorbia tirucalli)は、東アフリカ原産で、トウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉性・熱帯小高木です。樹高は2~9mになります。葉は単葉で線形、互生して付きます。枝の先端に付く極小の葉は早々に落葉し、濃緑色の刺無しの幹と茎が多数分枝します。夏に、枝先から杯状花序を伸ばし花のように見える苞葉を4枚セットで数個付けます。花弁はありません。花後に蒴果が成りますムラサキオモトムラサキオモト(紫万年青、学名:Tradescantia spathacea)は、熱帯アメリカ原産でツユクサ科の常緑多年草です。一種一属の多肉植物です。葉は肉厚で先端が尖った長楕円形をしており、放射状に上向きに伸びます。名前の由来は、草姿が万年青に似ており、葉裏が紫色を帯びていることに拠ります。夏に、葉脇に2枚の苞葉が付き、その間から白または薄紫色の花を咲かせます。葉表と葉裏共に緑色のコンカラーやヒダカミセバヤヒダカミセバヤ(日高見せばや、学名:Hylotelephium cauticolum)は北海道の固有種でベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多肉性宿根草です。日高地方の高山や海岸の岩場で咲いています。草丈は低く、茎は横下方に伸枝垂れます。8月〜10月に花茎先に散房花序を伸ばし紅紫色をした星形の小花を多数まとめた球状形の花を咲かせます。多肉質の葉は卵形をしており、銀緑色地で縁が赤く3枚が茎に付き、オンブーオンブー(Ombu、学名:Phytolacca dioica)はヤマゴウボウ科ヤマゴウボウ属の巨大な草です。アルゼンチン原産で、ブラジルやウルグアイ、ボリビアなど南米の乾燥した草原(パンパ)で普通にみられます。木のように見えますが 、幹のように巨大な茎は高さが15 mを超え、枝は横に大きく広がり20 mほどにもなります。日差しの強い南米では、緑陰樹や風除け、境界線の目印に使われます。 穂状花序に白カネノナルキカネノナルキ(金の成る木、学名:Crassula ovata)は、南アフリカ原産で、ベンケイソウ科クラッスラ属カネノナルキ種の多肉植物・常緑低木です。乾燥に強く、幹や茎は年々太くなります。葉は丸みと厚みがあり葉縁が赤味を帯びます。 冬~春に、散房花序を伸ばし、枝先端に桃色又は白色の星形をした五弁花を多数咲かせます。 丸く硬い葉が硬貨に似ていることから英名では「dollar plant」と呼ばれます エゾノキリンソウエゾノキリンソウ(蝦夷麒麟草、学名:Sedum kamtschaticm)は、北海道、カムチャッカ原産で、ベンケイソウ科キリンソウ属の多年草の多肉植物です。北海道では高山の岩場の礫地に自生します。同属のキリンソウ(麒麟草、学名:Phedimus aizoonm var. floribundus )と似ていますが、草丈が低く地面を這います。 一般名:エゾノキリンソウ(蝦夷麒麟草)、学名:学名:アエオニウム・フルテンセンスアエオニウム・フルテンセンス(学名:Aeonium frutescens) は、カナリア諸島などの亜熱帯地域原産で、ベンケイソウ科アエオニウム属の多肉植物です。アエオニウムは演技品種が多いです。葉はロゼッタ状に成ります。春に黄色い花を開花します。属名の「Aeonium」はギリシャ語で「aionion(永遠に生きる)」。花言葉は「永遠」。 一般名:アエオニウム・フルテンセンス、学名:Aeoniウチワサボテンウチワサボテン(団扇サボテン、学名:Opuntia ficus-indhica)はメキシコ原産でサボテン科ウチワサボテン属の多年生灌木です。茎は緑色で、形は扁平な団扇形や円筒形をしており、表面に刺があります。初夏に雄シベを多数持つ黄色い花を咲かせます。花後の晩夏~秋に、赤紫色または黄色いカクタスペア(cactus pear)と呼ばれる果実を付けます。この果実と茎は食用になります。サボテンなので、葉サンカクサボテンサンカクサボテン(三角仙人掌、学名:Hylocereus undatus)は、メキシコ原産で、サボテン科ヒモサボテン属の熱帯性常緑多年草です。花はゲッカビジン(月下美人)と似ており、同時期の夏から秋の夜間に開花します。果実は’ドラゴンフルーツ(Dragon fruit)’で食用とされ、ピタヤ(Pitaya)という名前でも流通しています。果肉はさほど味がありませんが、各種ビタミン類、ポリフェノール、オオマルボンオオマルボン(大丸盆、学名:Opuntia robusta)は西インド諸島原産で、サボテン科ウチワサボテン属の多年生草本・灌木です。サボテンなので葉は退化して、有りません。別名で食用団扇仙人掌と呼ばれ、果実が食用となります。茎は帯白色の青緑色で、円形、肉厚で、棘があります。夏、茎頂に黄色い花を咲かせます。 一般名:オオマルボン(大丸盆)、学名:Opuntia robusta、別名:Wheel cキンシャチキンシャチ(金鯱、学名:Echinocactus grusonii)はメキシコ原産で、サボテン科タマサボテン属のサボテンです。大きさや形状が整っているので玉サボテンの王様とされます。成長した植物は、毎年春~秋、頂部に黄金色または赤い鐘形の花を咲かせます。花後に果実が成ります。サボテンには葉がありません。葉は棘に進化してしまいました。 一般名:キンシャチ(金鯱)、学名:Echinocactusヒボタンヒボタン(緋牡丹、学名:Gymnocalycium mihanovichii var. friedrichii cv. Hibotan)は、パラグアイ原産でサボテン科ギムノカリキウム属の赤斑入り球状サボテンを、日本で品種改良したものです。全体が赤い球状で、緑色の部分が無いため葉緑素を持てないので自分だけでは生育できません。そのため、サンカクチュウ(三角柱、学名:Hylocereus guatemaオウカンリュウオウカンリュウ(王冠竜、学名:Ferocactus glaucescens)は、イダルゴ州(メキシコ)の固有種で、サボテン科フェロカクタス属の玉サボテンです。別名でFerocactus glaucescens、Glaucous barrel cactusとも呼ばれます。本体は50cm程の球形で周囲に陵が10数個あります。各稜に長い黄色の棘が多数あります。夏に、茎頂に薄黄色の花を咲かせます。 一般アアソウカイアアソウカイ(亜阿相界、学名:Pachypodium geayi) は、マダガスカル固有種で、キョウチクトウ科パキポジウム属の常緑多肉性高中木です。学名のキポジウム・ゲアイーや、マダガスカル・パーム(Madagascar palm)とも呼ばれます。 成木は全身が棘で覆われ樹皮は銀白色です。原産地では乾燥地帯に自生するので、水を貯めるため木質はスポンジ状をしています。 幹頂部に線形の葉を叢生します。ハートカズラハートカズラ(Heart葛、学名:Ceropegia woodii)はナタール原産で、キョウチクトウ科セロペギア属の常緑匍匐性・蔓性多年草の多肉植物です。長く伸びた蔓の左右に葉が対生につきます。葉は肉厚で小さなハート形をしてチェーン状に垂下するので別名でラブチェーン(Love chain)と呼ばれます。学名からセロペギアとも呼ばれます。葉表は緑色地に灰色の斑が入り葉裏は桃色をしています。観葉植物と フイリウスバリュウゼツランフイリウスバリュウゼツラン(斑入り薄葉竜舌蘭、学名:Agave angustifolia var. margiana ) は、メキシコ原産で、キジカクシ科リュウゼツラン属の常綠灌木,多肉植物の斑入り変種です。葉縁に黄色いや白い覆輪帯(margiana)が入り、棘状鋸歯が有ります。茎は短く、大型のロゼットが立ち上がります。花はめったに咲きませんが、開花するときはロゼット中心から伸びた竿の様に長い花茎ミヤママンネングサミヤママンネングサ(深山万年草、学名:Sedum japonicum var. senanense)は、日本固有種でベンケイソウ科マンネングサ属の這性多年草です。本州中部のから近畿の亜高山~高山の岩の割れ目にへばり付いて自生します。草丈は低いです。茎は細く硬く紅紫色を帯びます。夏に集散花序に星形で明黄色の小花をたくさん上向きに咲かせます。 一般名:ミヤママンネングサ(深山万年草)、学名:Seツルナツルナ(蔓菜、学名:Tetragonia tetragonoides)は、豪州等の太平洋諸国原産でハマミズナ科の多肉性の蔓性多年草です。海岸の砂地を這いながら増えます。 若葉は癖が無いため、葉野菜とされます。 春から秋に、海岸の陽が当たる場所に黄色い花(のように見える)を咲かせます。花は内側が黄色で外側が緑色をしています。しかし、実際には花弁は無く、萼が花のように見えており萼片が4〜5枚ついたものエケベリア・セクンダエケベリア・セクンダ(学名:Echeveria secunda)はメキシコ原産で、ベンケイソウ科エケベリア属の常緑多肉性多年草です。青緑色で白粉を帯びた匙形の葉がロゼット状に付きます。葉はバラの花弁のような形で、葉先端に棘状の突起があります。初夏、葉腋から細長い花茎を出し花序に小花を多数咲かせます。小花は壺状で先端が5裂し、外側が濃桃色で、内側と先端が黄色い。 一般名:エケベリア・セクンダ、姫秋麗グラプトペタルム・メンドーザエ(学名:Graptopetalum mendozae)はメキシコ原産で、ベンケイソウ科グラプトペタルム属の多肉植物です。原産地では、熱帯雨林に自生します。葉はロゼット状で、卵形で長さ1.8cm、幅1cmで、葉色は薄黄や薄桃色です。春に、葉腋から総状花序を伸ばし、花径1cm程の白い五弁花を5~10個咲かせます。 グラプトペタルムの中では最小のロゼットです。夏は多肉の色がサンセベリア・トリファスキアータサンセベリア・トリファスキアータ(学名:Sansevieria triafasciata)は、ナイジェリア~コンゴの熱帯アフリカ原産で、キジカクシ科チトセラン属の非耐寒性・常緑多年性多肉植物です。原産地では乾燥地帯に自生します。和名では、「トラノオ(虎の尾、tora no o)」とも呼ばれます。和名は、葉が灰緑色地でそこに濃緑色でギザギザした縞模様が虎の尻尾ように見えることに由来します。また、サンブロンズヒメブロンズヒメ(ブロンズ姫、学名:Graptopetalum paraguayense)はメキシコ原産で、ベンケイソウ科グラプトペタルム属の多肉植物です。 一般名:ブロンズヒメ(ブロンズ姫)、学名:Graptopetalum paraguayense(グラプトペタルム・パラグアエンセ)、又名:Ghost plant、グラプトペタルム・パラグアエンセ、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ユキノシタカランコエ・ラクシフロラカランコエ・ラクシフロラ(学名:Kalanchoe laxiflora)とはマダガスカル原産で、ベンケイソウ科カランコエ属の多年草/多肉植物です。 寒さに会うと緑色の茎葉がピンクに変わります。花のように見える壺型のサーモンピンクの萼が数十個茎頂からぶら下がります。冬~春に、萼から橙色の花を咲かせます。 一般名:カランコエ・ラクシフロラ、学名:Kalanchoe laxiflora、シノニムスセンペルビブム・アラクノイデウムセンペルビブム・アラクノイデウム(学名:Sempervivum arachnoideum l.)は、ヨーロッパ~中央ロシアの山岳地帯原産のクモノスバンダイソウ属の耐寒性常緑性多年生である「センペルビブム(学名:Sempervivum)」のロゼットタイプの多肉植物です。 本種は、ロゼットの新芽が白い繊毛で覆われる「マキギヌ(巻絹)」という園芸品種です。和名では、クモノスバンダイソウ(蜘蛛巣万代草)マキギヌマキギヌ(巻絹、学名:Sempervivum arachnoideum)はアルプス原産でベンケイソウ科クモノスバンダイソウの常緑多肉草の高山植物です。和名はクモノスバンダイソウ(蜘蛛巣万代草)ですが、あまり使われず、巻絹(マキギヌ)の名で流通しています。 根生葉を出し過酷な外気に耐えるよう葉先から蜘蛛の巣状の白い綿毛で生長点を中心に覆ったロゼットを形成します。夏に花茎を出し先端部から伸びた花序にピ コダカラベンケイコダカラベンケイ(子宝弁慶、学名:Kalanchoe daigremontiana)は日本原産で、ベンケイソウ科カランコエ属の常緑多年草の多肉植物です。草丈は1m程になり、葉は長さ20cm、幅が3cm程の披針形をして対生します。葉縁に子株が付いてフリルのように見えます。傘状の頂生花序に鐘形の灰桃色または灰橙色の小花を咲かせます。コダカラソウ(子宝草)や、セイロンベンケイソウとも呼ばれます。多肉植物ハナキリンハナキリン(花麒麟、学名:Euphorbia milii)は、マダガスカル原産で、トウダイグサ科ユーフォルビア属の耐乾燥・非耐寒性常緑低木です。茎に褐色の鋭い刺が密生します。丸い花のように見えるのは苞片です。苞片なので花弁より生持ちし、赤花としての開花期(鑑賞期)は春から冬と長いです。一般家庭の庭など、比較的どこでも見られます。 枝を切ると出る白い乳液は有毒です。 一般名:ハナキリン(花麒麟ブンチョウマルブンチョウマル(文鳥丸、学名:Ferocactus histrix)はメキシコ中部原産で、サボテン科フェロカクタス属の多年草です。現地では、高山に自生します。幼い株は円球形で、若い株は円筒形、古い株は短い円柱状になります。直径40 cm、13-18の稜、周方向に5~6個の棘があります。夏に、黄色と赤の鐘型の花を咲かせます。果実は食用となります。 一般名:ブンチョウマル、学名:Ferocactusキミガヨランキミガヨラン(君が代蘭、学名:Yucca recurvifolia)は、北米原産で、リュウゼツラン科ユッカ属の耐寒性常緑低木です。学名の種小名 'recurvifolia' は、「主なる神の蝋燭」という意味です。葉は細長く鋭利な刀形のものが多数集合して放射状に広がります。夏から秋に、葉の根元中心部から長い花茎を真直ぐ出し、その先端から伸びた円錐花序に大きな薄黄色で鐘形をした花を多数下向きに咲かせまアツバキミガヨランアツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭、学名:Yucca gloriosa)は、北米原産でキジカクシ科ユッカ属の耐寒性常緑低木です。現地では砂漠地帯に自生します。細長く鋭利な刀状の葉が多数集合して放射状に広がります。叢生した葉の中心から長い花茎が真っ直ぐに伸びて分枝します。分枝した各枝から円錐花序を出し多数の大きな下向きで白~薄黄色の釣鐘型の花を咲かせます。花が多くて重過ぎるためか花茎は傾いています。春グズマニアグズマニア(学名:Guzmania Hybrids)は、中米〜南米の熱帯雨林原産で、パイナップル科グズマニア属の非耐寒性常緑多年草です。室内用観葉植物として用いられます。園芸種が育種されており、色豊富で鮮やかですが、花のように見えているのものは苞です。実際の花は小さく、花は白か黄色で苞間に咲きます。苞色は、黄色や赤、赤紫、橙などがあります。葉はロゼッタ状をしており、柔らかく葉の周辺に鋸歯状の刺はあオオバキリンオオバキリン(大葉麒麟、学名:Pereskia grandifolia)は、ブラジル原産で、サボテン科ペレスキア属の非塊根性・半落葉広葉低木です。現地ではサバンナのような乾燥した森林に自生します。サボテンの原種で幹や葉脇には棘があります。大きな葉は倒卵形をしています。 夏の昼間だけ、濃桃色の花が多数固まって咲きます。 花後に梨に似た果実をつけます。葉は野菜として食べられます。 一般名:オオオウゴンチュウオウゴンチュウ(黄金柱、学名:Pilosocereus chrysostele)はブラジル北東部原産で、サボテン科ピロソケレウス属の灌木です。柱サボテンの一種で、基部のみ枝分かれします。幹軸は明緑色で、淡黄色い棘で覆われます。chrysosteleは「金の柱」という意味です。 一般名:オウゴンチュウ(黄金柱)、学名:Pilosocereus chrysostele、又名:ピロソケレウス・クリビャクダンビャクダン(白檀、学名:Echinopsis chamaecereus)は、アルゼンチン北西部原産で、サボテン科エキノプシス属の匍匐性常緑多年生草本です。アンデス山脈の乾燥地帯に自生します。多肉植物・サボテンの一種で、薄緑色をした指サイズの茎を密集させてマット状となるサボテンです。紐状または円柱状の茎から白い毛のような棘を多数出します。春~夏に、鮮朱色で直径15 cm程の花を咲かせます。 芳香のエモリエモリ(江守、学名:Ferocactus emoryi)は、アメリカ~メキシコ原産で、サボテン科フェロカクタス属の玉サボテンです。原産地では砂漠地帯の石灰質の土壌に自生します。本体は30~35 cmの球形で周囲に陵が20~30個あります。各稜には疣状に突起した針座があり、そこから強靭な黄色い棘が放射状に伸びます。春~夏に、茎頂に赤又は黄色花を咲かせます。 一般名:エモリ(江守、学名:Fero タンゲマルタンゲマル(短毛丸、学名:Echinopsis eyriesii)はブラジル南部、ウルグアイ、アルゼンチン原産で、サボテン科エキノプシス属の仙人掌です。原産地では低地から山地の平野や丘に自生します。夜間に大きな花を咲かせる人気の球状サボテンです。最初、幼株は直径15 cm程の球形で単生し、夏の夜に開花します。成長すると株が細長くなり、その後、4~5年で円筒形になります。株色は濃緑色でリブが9~18エリカファイヤーヒースエリカ・ファイヤーヒース(Erica fireheath、学名:Erica cerinthoides)は、南アフリカ原産で、ツツジ科エリカ属の半耐寒性常緑低木です。ギザギザした葉を持つ枝先に、色鮮やかな長い筒形の花を下向きに数個まとめて咲かせます。エリカは、英名でヒース(Heath)とも呼ばれます。エミリーブロンテ(Emily Jane Brontë)の小説「嵐が丘(Wuthering Heighゲッカビジンゲッカビジン(月下美人、学名:Epiphyllum oxypetalum)は、メキシコ原産で、サボテン科クジャクサボテン属の半耐寒性・常緑多年草の多肉植物です。日本では、初夏~秋の夜から翌朝にかけて咲く一夜花です。光沢のある白い大輪花を咲かせます。原産地では蝙蝠による受粉が行われますが、日本では人工授粉で繁殖させています。花や果実は、炒め物やスープ、酢の物などと食用となります。花言葉は「艶やかな美オウカンリュウオウカンリュウ(王冠竜、学名:Ferocactus glaucescens)は、イダルゴ州(メキシコ)の固有種で、サボテン科フェロカクタス属の玉サボテンです。別名でFerocactus glaucescens、Glaucous barrel cactusとも呼ばれます。本体は50cm程の球形で周囲に陵が10数個あります。各稜に長い黄色の棘が多数あります。夏に、茎頂に薄黄色の花を咲かせます。 一般シシオウマルシシオウマル(獅子王丸、学名:Parodia mammulosa ssp. submammulosa)は、ウルグアイとアルゼンチン原産で、サボテン科ノトカクタス属のサボテンです。直径15 cm程の球形となり、棘が鋭く、丈夫です。春に、直径 5 cm程の淡黄色の花を咲かせます。 一般名:シシオウマル(獅子王丸)、学名:Parodia mammulosa ssp. submammulosa、シノニムキメンカクキメンカク(鬼面角、学名:Cereus peruvianus)は、ブラジル~ウルグアイ原産でサボテン科ケレウス属の大型の柱サボテンです。緑色の柱は10~20m程にも成長します。柱色は緑ですが、古くなると灰緑色になります。 夏の夜に20cm 程の長い筒状花を咲かせます。花は白ですが、外側の花弁はピンク~赤っぽいです。 一般名:キメンカク(鬼面)、学名:Cereus peruvianus、別名:Peマミラリア・ブカレリエンシス エルサムマミラリア・ブカレリエンシス エルサム(mammillaria bucareliensis 'Erusamu')はメキシコ原産で、サボテン科マミラリア属の疣サボテンです。マミラリア・ブカレンシス(M.bucareliensis)の変種で刺が短いか無い園芸種です。原産地では乾燥した岩場に自生します。球体から四角い疣を多数出します。春~夏に、疣腋の綿毛から蕾を出し、ピンク~紫色の小さな花を長期間咲かせチョウセイマルチョウセイマル(長盛丸、学名:Echinopsis Oxygona、シノニムス:Cereus oxygona、Echinopsis multiplex)は、南ブラジル、ウルグアイ、北アルゼンチン原産で、サボテン科エキノプシス属の多年生草本性多肉植物(仙人掌)です。茎は円筒形をしており30cm程になります。肋骨は11-18本で、長い棘があります。花は白~桃色で、長さ20cm程の喇叭状をしています。夕ウチワサボテンウチワサボテン(団扇サボテン、学名:Opuntia ficus-indhica)はメキシコ原産でサボテン科ウチワサボテン属の多年生灌木です。茎は緑色で、形は扁平な団扇形や円筒形をしており、表面に刺があります。初夏に雄シベを多数持つ黄色い花を咲かせます。花後の晩夏~秋に、赤紫色または黄色いカクタスペア(cactus pear)と呼ばれる果実を付けます。この果実と茎は食用になります。サボテンなので、葉キンヒモキンヒモ(金紐、学名:Aporocactus flagelliformis)は、メキシコ原産で、サボテン科ディソカクツス属(←アポロカクタス属)の紐状多肉植物です。茎は緑色の鉛筆状で先端を下垂させて成長し1~2 mになります。茎を黄金色の短い棘が覆い、紐状であることが花名の由来です。春に、花径3~5 cm程の濃桃色や朱色の喇叭状の八重花を数層アーチ状に咲かせます。花弁から雄蕊と雌蕊が勢いよく飛び出 タマオキナタマオキナ(たまおきな、玉翁、学名:Mammillaria carmenae)はメキシコ中部原産で、サボテン科マミラリア属の疣サボテンです。原産地では乾燥した岩場に自生します。球体から四角い疣を多数出します。春~夏に、疣腋の綿毛から蕾を出し、ピンクの小さな花を髪飾りの様に咲かせます。属名のマミラリア(Mammillaria)とはいぼ(疣)があるという意味です。 一般名:玉翁、又名:疣サボテン、Oエピテランサ '月世界'エピテランサ '月世界(ツキセカイ)'(学名:Epithelantha micromeris 'Tsukisekai')は、北米テキサス州~メキシコ北部原産で、小型球形サボテンです。標高500~1800mの森林や砂漠の草原に自生し、種子が近くに落ちるため小さな塊となって成長します。エピテランサ属の代表品種で、緑色の球体に付着して、柔らかく白い無害の刺座と刺が密集します。茎(サボテン本体)の先端からパキポディウム・ブレビカウレパキポディウム・ブレビカウレ(学名:Pachypodium brevicaule)はマダガスカル原産で、キョウチクトウ科パキポジウム属の高山性の矮性多肉植物/小低木です。標高1400~2000m級のマダガスカル中南部にあるアンタナナリボからイトレモ山脈の砂岩に自生します。 ジャガイモの根茎のような形をしています。疎らな葉は楕円形のロゼットで葉裏に毛があります。 3月~5月に集散花序を伸ばし花径2~エケベリア 'ラウリンゼ'エケベリア 'ラウリンゼ'(品種名:Echeveria 'Laulindsa'、E.laui x E. lindsayana)は、ベンケイソウ科エケベリア属の多肉植物です。アメリカでE.laui(ラウィ)と E. lindsayana(リンゼアナ)を交配して育種されました。草丈は20~40cmで、葉は肉厚で薄深緑色で先端は桃赤色の粉白で同心円状に並びます。葉が肉厚で粉白なのはE.laui(ラウィ)アアソウカイアアソウカイ(亜阿相界、学名:Pachypodium geayi) は、マダガスカル固有種で、キョウチクトウ科パキポジウム属の常緑多肉性高中木です。学名のキポジウム・ゲアイーや、マダガスカル・パーム(Madagascar palm)とも呼ばれます。 成木は全身が棘で覆われ樹皮は銀白色です。原産地では乾燥地帯に自生するので、水を貯めるため木質はスポンジ状をしています。 幹頂部に線形の葉を叢生します。 他の特集サクラの種類一覧サクラ(さくら・桜)の種類一覧 サクラ・さくら・桜・Cherry blossom(学名:Cerasus L.)は、ヒマラヤ原産で、バラ科サクラ属の落葉広葉小~中高木です。4月に、白または薄桃色の小さな一重又は八重の花を短い軸から4~5個単位で房状(散房花序)に咲かせます。日本の春を代表する花で、全国で花見が催されます。咲きっぷりと、散り際が潔いこともこの花が日本人に好まれる理由です。散り際に花弁ダリアダリアは様々な園芸品種が育種され、花色や咲き方が豊富です。本特集では、ダリアの種類をご紹介いたします。11月の青い花(2022年)11月の青い花(2022年) 11月は花が少なる時期ですが、それでも、これから春まで元気に咲き続ける花があります。 パンジーやビオラです。草丈は低いですが、花色が多く、花弁の柄もお猿さんに見える柄や、名前に象、タイガー、コアラ、べっぴんさんなどが付いているものもあり、楽しめます。グランドカバーとして地面を覆いつくすほどの生命力は凄いですね。最近では咲き始めの花色と咲き進んでゆくときの花色が変軟体動物名軟体動物名-蜆や蛸などの軟体動物名が付く花を集めました。フランスの花フランスの花ヒマラヤの花ヒマラヤの花あきのフラワーブーケ明希さんが誕生祝に贈って下さった花束から、花達を一つずつご紹介して参ります。最後に纏まった姿が登場します。9月のピンクの花9月にピンクの花を咲かせている花の特集です。アサガオ,ユウゲショウ,イモカタバミ,オオケタデ,オシロイバナ,セイヨウオニアザミ,アイ,ムラサキツメクサ,アゲラタム,アサヒカズラ,アスチルベ,ガーベラ,アメリカフヨウ,サンタンカ,イヌタデ,エゾカワラナデシコ,オジギソウ,スイセイラン,カカオ,クレマチス,キチジョウソウ,グンバイヒルガオ,ナデシコ,サルビア・ミクロフィラ,ヒメツルソバ,ディアスキア・ミントミント(mint、学名:Mentha)特集ーアップルミント(Apple mint、学名:Mentha suaveolens)、ケンタッキーカーネルミント(Kentucky colonel mint、学名:Mentha x villosa)、ニホンハッカ(日本薄荷、学名:M. canadensis var. piperascens)、スペアミント(Spearmint 、学名:M. spicata)、カナダの花カナダの花特定困難だった花特定が難しかった花ーカランコエ・ラクシフロラ,タイリンウツボグサ,ルイショウマ薬用植物♯3薬用植物♯3は、薬用植物#1と#2に引き続き、薬草の写真をまとめました。 かぎけん花図鑑 、 特集 、 日記 、 花図鑑 clasic