夜咲く花 夕方から咲く花・夜行性の花・夜に香る花ー夜咲く花と言えば、野原では、カラスウリ(烏瓜)、庭ではオシロイバナやキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)、夜間開園の植物園ではバオバブの花、沖縄諸島ではサガリバナが代表と言えるでしょう。夕方から咲く花の大半に共通するのは、花色は月明かりで見えやすい白か黄色、芳香があること、主に蛾が飛来して吸蜜するのでそれに特化したトランペット形の花冠を持つことです。以下に代表的な夜咲く花を上げました。詳細は、右記webをご参照ください。かぎけん花図鑑「特集 夕方から咲く花・夜行性の花・夜に香る花」 キカラスウリ(学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica), ヨルガオ(夜顔、学名:Ipomoea alba), カラスウリ(烏瓜、学名:Trichosanthes cucumeroides),イエライシャン(夜来香、学名:Telosma cordata, マツリカ(茉莉花、学名:Jasmimum sambac),イランイランノキ(Ilang ilang、学名:Cananga odorata, クジャクサボテン(孔雀仙人掌、学名:Epiphyllum spp.), ハマユウ(学名:Crinum asiaticum L.), ツキミソウ(月見草、学名:Oenothera tetraptera), ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉、学名:Brunfelsia australis,), バオバブ(Baobab、学名:Adansonia), サガリバナ(下がり花、学名:Barringtonia racemosa ), ゲッカビジン(月下美人、学名:Epiphyllum oxypetalum), キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔、学名:Brugmansia), オオオニバス(学名:Victoria amazonica), サンカクサボテン(三角仙人掌、学名:Hylocereus undatus), オシロイバナ(白粉花、学名:Mirabilis jalapa),タンゲマル(短毛丸),バルサキカラスウリキカラスウリ(学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica)は日本固有種で、ウリ科の蔓性多年草です。夏から初秋の夕方から朝方に、特徴のある白花を咲かせ、秋に黄色い実をつけます。雌雄異株で、花茎から総状花序を伸ばし、高杯形花冠の花筒先端が3~5深裂した各花弁の先端からレース状の細い紐が多数出ます。果実や塊根が生薬とされます。カラスウリ(烏瓜、学名:Trichosaヨルガオヨルガオ(夜顔、学名:Ipomoea alba)とは、ヒルガオ科サツマイモ属の蔓性多年生植物で熱帯アメリカ原産です。夏から中秋に、夕方から翌朝まで咲く一日花です。咲始めは白ですが咲き終わるとピンクに成ります。ヨルガオはヒルガオ科ですが、紛らわしいユウガオ(夕顔、学名:Lagenaria siceraria var. hispida)はウリ科なので別科の植物です。 一般名:ヨルガオ(夜顔)、学名:カラスウリカラスウリ(烏瓜、学名:Trichosanthes cucumeroides)は、日本、中国、台湾原産で、ウリ科の蔓性多年草です。夏から初秋の、夕方から朝方に、芳香のする白花を咲かせ、秋に赤い果実をつけます。長い萼筒の先が5裂し、さらに萼片の縁部から無数にレース状の細い紐を伸ばします。雌雄異株で、雄株と雌株に分かれます。スズメガを媒体として雌株の花が受精し、果実が成実します。カラスウリはキカラスウイエライシャンイエライシャン(夜来香、学名:Telosma cordata)は 中国南部の固有種で、キョウチクトウ科テロスマ属の常緑蔓性低木です。葉は単葉で膜質、心臓形をしており、互生して付きます。高盃型の花冠は先端が5裂します。5枚の花弁と5本の雄蕊、1本の雌蕊が合着しています。葉腋から傘状の集散花序を伸ばし15~30輪を束生して咲かせます。花は咲き始めは淡黄緑色ですが、時間の経過と共に黄色に変化します。花はマツリカマツリカ(茉莉花、学名:Jasmimum sambac)は、ヒマラヤ~アラビア原産で、モクセイ科ソケイ属の熱帯性蔓性常緑低木です。 別名で、ジャスミン(Jasmimum)や、ソケイ(素馨)、アラビアジャスミン、PIKAKE(ハワイ名)とも呼ばれます。 フィリピンや、インドネシアの国花とされます。夏から秋、芳香のある白い壺形の花を咲かせます。花弁の先端は5裂して平開します。一重咲きや八重咲きがありまイランイランノキイランイランノキ(Ilang ilang、学名:Cananga odorata)は、インドネシア原産でバンレイシ科イランイランノキ属の熱帯性常緑高木です。明緑色の葉は長楕円形をしており葉身が10〜20cmで互生して付きます。花は現地では周年咲いており、最初、白かったものが緑色となり、時間とともに黄色くなり、最後は薄橙色になって枯れます。葉腋から9枚ほど束生して出る花弁は細長く捩じれて垂れ下がりますクジャクサボテンクジャクサボテン(孔雀仙人掌、学名:Epiphyllum spp.)は、メキシコ原産でサボテン科の半耐寒性・常緑多年草の多肉性草本です。 葉に似た茎は、葉状茎と呼ばれます。 複数親の交配から育種されているので花の種類が多いです。春から初夏の、夕方から翌々日の昼まで、茎から光沢のある美しい大輪の花を咲かせます。花名は花が孔雀の羽のように美しいサボテンから付けられました。花色が豊富で、赤、白、桃、黄、ハマユウハマユウ(浜木綿、学名:Crinum asiaticum)は、インドネシアとスマトラ原産で、ヒガンバナ科ハマオモト属の常緑多年草です。暖地を好み、海岸の砂地や、花壇で見られます。厚く光沢がある根生葉は太く長い線形です。根生葉の間から、やや扁平で太い花茎(偽茎)を80 cm程伸ばします。夏~初夏の夕方に、花茎先端から散形花序を伸ばし、白花を多数咲かせます。小花は漏斗状で先端が6深裂します。花は夜中にツキミソウツキミソウ(月見草、学名:Oenothera tetraptera)は、メキシコ原産で、夜に白花を咲かせるアカバナ科マツヨイグサ属の多年草です。別名で、ツキミグサや、シロバナヨルザキツキミソウ(白花夜咲月見草)とも呼ばれます。夕方から咲き始めて翌朝ピンクになって萎みます。私達が、通常、ツキミソウ(月見草)と呼んでいる黄色い花は、マツヨイグサ(待宵草)のことで、黄色い一日花を咲かせます。 一般名: ニオイバンマツリニオイバンマツリ(匂蕃茉莉、学名:Brunfelsia australis)はナス科ブルンフェルシア属の半耐寒性常緑低木です。青紫花と白花の2色の花が混合して一本の木に咲いているように見えますが、最初に青紫色の花が咲き、その後1日〜2日経つと白色に変色するからです。白くなった花は、その後、落花します。花冠は漏斗状で先端が5裂します。葉は緑色で長楕円形をしています。学名のブルンフェルシア(Brunfバオバブバオバブ(Baobab、学名:Adansonia)は、マダガスカル等原産で、アオイ科バオバブ属の落葉高木です。 星の王子様(サン・テクジュペリ)に出て来る木として有名です。 太い樹幹は上部で枝別れし、さらに細い根のような枝を多数出す姿はユーモラスです。 枝から花枝を伸ばし、先端に緑色の球形の蕾を出し、下向きに白花を咲かせます。 学名は発見して書物に記述したフランスの植物学者 M. Adansonへサガリバナサガリバナ(下がり花、学名:Barringtonia racemosa )は、日本、東南アジアの熱帯・亜熱帯地域原産で、サガリバナ科サガリバナ属の熱帯性常緑高木です。日本では、奄美大島や沖縄等の南日本のマングローブや川沿いの湿地に自生します。夏の夕、総状花序に桃色または白花の房状の花を咲かせます。花は直径5cm程の4弁花で、中央から鮮紅色の雄蕊が放射状に飛び出します。花は夜から咲き芳香を出して蛾をキダチチョウセンアサガオキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔、学名:Brugmansia)はブラジルやエクアドルなど南米原産でナス科キダチチョウセンアサガオ属の半耐寒性常緑低木です。夏に、大きなトランペット(ラッパ)状の花を下向きに咲かせます。別名で、エンジェルス・トランペット・ツリー(Angel's trumpet tree)とも呼ばれます。 2種類あるチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)の内、木立朝鮮朝顔(ブルグマンシアサンカクサボテンサンカクサボテン(三角仙人掌、学名:Hylocereus undatus)は、メキシコ原産で、サボテン科ヒモサボテン属の熱帯性常緑多年草です。花はゲッカビジン(月下美人)と似ており、同時期の夏から秋の夜間に開花します。果実は’ドラゴンフルーツ(Dragon fruit)’で食用とされ、ピタヤ(Pitaya)という名前でも流通しています。果肉はさほど味がありませんが、各種ビタミン類、ポリフェノール、オシロイバナオシロイバナ(白粉花、学名:Mirabilis jalapa)は、メキシコやペルー原産で、オシロイバナ科オシロイバナ属の一年草または多年草です。丈夫で、放っておいても育ちやすい花なので、日本全国の庭や道端で見られます。初夏~秋の夕方4時頃から翌朝10時頃まで、小振りな花を枝一杯に開花させます。花は2~3cmのラッパ状で先端が5裂します。花色は赤 ・桃・白・黄、複色があり、一株で色違いの花が咲く品種ゲッカビジンゲッカビジン(月下美人、学名:Epiphyllum oxypetalum)は、メキシコ原産で、サボテン科クジャクサボテン属の半耐寒性・常緑多年草の多肉植物です。日本では、初夏~秋の夜から翌朝にかけて咲く一夜花です。光沢のある白い大輪花を咲かせます。原産地では蝙蝠による受粉が行われますが、日本では人工授粉で繁殖させています。花や果実は、炒め物やスープ、酢の物などと食用となります。花言葉は「艶やかな美ヒメツキミソウエノテラ・ペレンニス(学名:Oenothera perennis)は、アカバナ科の耐寒性落葉多年草です。晩春から夏に、花茎を伸ばし先端から伸びた散形花序に黄色い小花を咲かせます。茎は直立しますが細いので匍匐し花姿が乱れやすいです。葉は細長く披針形をしています。 花壇や鉢植えで鑑賞されますが、丈夫でよく育ちます。繁殖は株分けで行います。同属に、花が黄色でもっと大きいフルティコーサ(学名:Oenothヒビスクス・アーノッティアヌスヒビスクス・アーノッティアヌス(学名:Hibiscus arnottianus)は、オアフ島原産、アオイ科フヨウ属の低高木です。ホワイト・ハイビスカスで、ハイビスカス(学名:Hibiscus )の原種で、交配親の一つとして知られます。 花は白地に淡桃色の脈がる細長い五弁花で芳香があり枝に多数付きます。花の中央には、赤くて長い花柱があります。本種から、今日多数育種された園芸種のハイビスカスが生まれマツヨイグサマツヨイグサ(待宵草、学名:Oenothera stricta)は南米原産でアカバナ科マツヨイグサ属の常緑多年草です。夕方から朝に、黄色い一日花を咲かせます。5月頃から咲き始めます。黄花と咲き終った後の赤い花殻が同居します。葉は線形で主脈が白くはっきりして互生して付きます。 マツヨイグサ属には、オオマツヨイグサ(大待宵草、学名:Oenothera erythrosepala)や、ツキミソウ( ゴバンノアシゴバンノアシ(碁盤の脚、学名:Barringtonia asiatica)は、日本、インド、マレー半島から太平洋諸島の熱帯地域原産で、サガリバナ科サガリバナ属の常緑中高木です。日本では、石垣島以南の海岸に自生します。夏の夕、花茎先端から総状花序を伸ばし、芳香のある白花を咲かせます。花弁は上向きで、基部から鮮紅色で房状の雄蕊が飛び出します。花は朝には散ってしまうので、綺麗に咲いている花を撮影する機会熱帯睡蓮 'ミセス・ジョージ C ヒッチコック"熱帯睡蓮 'ミセス・ジョージ C ヒッチコック'(Mrs. George C Hitchcock 、学名:Nymphaea cv. Omarana x Omarana )は、熱帯性、夜咲き、ピンク系、中~大輪の園芸品種です。 特集 ネッタイスイレン(熱帯睡蓮) 一般名:熱帯睡蓮 'ミセス・ジョージ C ヒッチコック'(Mrs. George C Hitchcock)、学名:Nymphaea cタンゲマルタンゲマル(短毛丸、学名:Echinopsis eyriesii)はブラジル南部、ウルグアイ、アルゼンチン原産で、サボテン科エキノプシス属の仙人掌です。原産地では低地から山地の平野や丘に自生します。夜間に大きな花を咲かせる人気の球状サボテンです。最初、幼株は直径15 cm程の球形で単生し、夏の夜に開花します。成長すると株が細長くなり、その後、4~5年で円筒形になります。株色は濃緑色でリブが9~18ハマユウハマユウ(浜木綿、学名:Crinum asiaticum)は、インドネシアとスマトラ原産で、ヒガンバナ科ハマオモト属の常緑多年草です。暖地を好み、海岸の砂地や、花壇で見られます。厚く光沢がある根生葉は太く長い線形です。根生葉の間から、やや扁平で太い花茎(偽茎)を80 cm程伸ばします。夏~初夏の夕方に、花茎先端から散形花序を伸ばし、白花を多数咲かせます。小花は漏斗状で先端が6深裂します。花は夜中にスパイダーリリースパイダーリリー(Spider lily、学名:Hymenocallis caribaea)は、西インド諸島原産でヒガンバナ科ヒメノカリス属の半耐寒性球根植物です。 中央に白い朝顔に似たラッパ状の花(副花冠)と、6本の蜘蛛の足状に出た細長い花被片、橙色の雄シベを持ちます。花に芳香があります。 スパイダーリリー、ハマユウなど似ている花 1)スパイダーリリーはヒガンバナ科ヒメノカリス属 「スパイダーオクラオクラ(Okra、学名:Abelmoschus esculentus )は、アフリカ東北部原産でアオイ科オクラ属の非耐寒性の多年草/一年草及び若鞘のことを言います。 英名でも、"Okra" と呼ばれます。 原産地はアフリカ東北部の温帯地域~熱帯地域で、葉形は掌状をしており薄黄色い花弁で中央が暗赤色。 花は夜から朝にかけて咲きます。若い鞘は食用とされ、粘り気と独特の風味があります。 断面は星型が一チャボイランイランノキチャボ・イランイランノキ(矮鶏Ilang ilang、学名:Cananga odorata var. fruticosa)とは、インド、フィリピン、インドネシア、シンガポール原産で、バンレイシ科イランイランノキ属の熱帯性常緑低木「イランイランノキ」の矮性変種です。変種名の'fruticosa' は低木のという意味です。 シャネルの5番という香水の原料となります。 一般名:チャボ・イランイラサギソウサギソウ(鷺草、学名:Pecteilis radiata)は、日本、朝鮮半島、台湾原産で、ラン科サギソウ属の多年草です。日本の本州、四国、九州の低地湿地に自生します。夏に、根生葉の間から花茎を出し茎頂に白鷺が飛んでるような花を1~3輪咲かせます。 一般名:サギソウ(鷺草)、学名:Pecteilis radiata、シノニム:Habenaria radiata、別名:サギラン、White Egプルメリアプルメリア(Plumeria、学名:Plumeria sp.)は、西インド諸島や、メキシコ、ガテマラ原産で、キョウチクトウ科インドソケイ属の落葉または常緑の小灌木です。夏~秋に、集散花序を伸ばし、漏斗状で先端が5裂した一重で厚みと強い芳香のある花を咲かせます。熱帯地方では太陽を葉や花に受け輝くような存在感が有ります。特に、ハワイでは人々に愛されており、街路や家庭の庭先、ホテル、公園、ショッピングセパラグアイオニバスパラグアイオニバス(Paraguai鬼蓮、学名:Victoria cruziana)は、パラグアイ、アルゼンチン原産で、スイレン科オオオニバス属の水生一年生草本です。アマゾン川流域に自生します。捲くれて盥状になった巨大な浮葉が特徴です。夕方から早朝にかけて開花し、花色が白から桃色に変化します。オオオニバス属には、他に、オオオニバス(大鬼蓮)があります。 両者の大きな違いは盥状に立ち上がった葉の裏色 クレオメクレオメ(Cleome、学名:Cleome hassleriana)とは、熱帯アメリカ原産で、フウチョウソウ科クレオメ属の非耐寒性一年草です。葉は掌状複葉で互生してつきます。梅雨時〜秋の夕方に、花茎を出し茎先から総状花序を伸ばし蝶形の花を咲かせます。花は蕾の頃はピンクで開花するに従って白っぽくなるので、スイフヨウ(水芙蓉)と同様、 和名でスイチョウカ(酔蝶花)と呼ばれます。花弁は4枚で4本の雄蕊がシクンシシクンシ(使君子、学名:Combretum indicum)はインド~マレー半島、ジャワ島などの東南アジア原産で、シクンシ科シクンシ属の蔓性常緑低木です。葉は楕円形で先端が尖ります。蔓に鋭い棘があり、棘を他の物に刺してよじ登ります。花は夕方に咲き、咲き始めは白花ですが、2日目にピンクとなり、3日目に赤くなります。花は長い筒状で先端が5深裂します。咲き始めの花には芳香があります。花後に楕円形の果実がアングレカム フロルレンタムアングレカム フロルレンタム(学名:Angraecum florurentum)は、コモロ諸島固有種で、ラン科アングレカム属の着生蘭です。葉腋から花茎を伸ばし単頂、または総状花序に花を咲かせます。花は白花で、夜間に芳香を放ち蛾を呼び込みます。唇弁が大きく、長い距の底に蜜があります。ダーウィンは、その蜜を吸う蛾の存在を主張し、彼の死後、キサントパンスズメガ(Xanthopan morganii prアングレカム・レオニスアングレカム・レオニス(学名:Angraecum leonis)は、マダガスカル及びコモロ島原産で、ラン科アングレカム属の常緑多年草です。岩上や幹に着生する原種の小型蘭です。春の夜間に開花し、芳香を出します。花は、最初の2~3日は薄緑色をしていますが、そののち白色となります。花には細い萼片と側花弁、ラッパ状の唇弁と長い距があります。距には蜜が溜まり、現地ではそれを吸い来る蛾がいる虫媒花です。 ザルジアンスキア・カペンシスザルジアンスキア・カペンシス(Zaluzianskya capensis、学名:Zaluzianskya capensis)は南アフリカ原産で、ゴマノハグサ科ザルジアンスキア属の常緑多年草/一年草です。春の夜に開花して芳香を漂わせます。花色は表が白、裏は赤紫色で、昼は閉じて赤紫色の蕾のように見えます。原産地が乾燥した地域なので、湿気が多い日本では夏を超せず一年草として扱われます。 属名の「Zalユウゲショウユウゲショウ(夕化粧、学名:Oenothera rosea)は南米原産で、アカバナ科マツヨイグサ属の多年草です。アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)や、Pink evening primrose、Rose of Mexicoとも呼ばれます。マツヨイグサ(待宵草)の一種で、 野生化して全国の道端で見られます。5月~9月に咲く濃桃色の小さな4弁花は基部が黄緑色をしています。葉は披針形で枝に互生してつき、チョウセイマルチョウセイマル(長盛丸、学名:Echinopsis Oxygona、シノニムス:Cereus oxygona、Echinopsis multiplex)は、南ブラジル、ウルグアイ、北アルゼンチン原産で、サボテン科エキノプシス属の多年生草本性多肉植物(仙人掌)です。茎は円筒形をしており30cm程になります。肋骨は11-18本で、長い棘があります。花は白~桃色で、長さ20cm程の喇叭状をしています。夕ヤコウボクヤコウボク(夜香木、学名:Cestrum nocturnum)は、西インド諸島原産でナス科キチョウジ属(ヤコウカ属、ケストルム属)の半蔓性常緑低木です。樹高は2~3mで、枝はよく分枝します。葉は長楕円形で互生して付きます。葉の葉腋や茎先から総状花序を伸ばし花を咲かせます。花は5浅裂、日中は香りませんが、夜間に芳香を出します。 一般名:ヤコウボク(夜香木)、学名:Cestrum nocturnオオオニバスオオオニバス(学名:Victoria amazonica)は、スイレン科の水生の一年草です。捲くれて盥状になった巨大な浮葉に特徴があります。世界有数の大きな葉を持ち、子供3人が乗っても沈まないほどです。名の由来は、葉が大きいのでオオ(大)、 葉裏に刺があるのでオニ(鬼)のハス(蓮)から来ています。 夕方から早朝にかけて開花し、白花から桃色花に色が変化します。 同属に、パラグアイオニバスがあります。アフリカハマユウアフリカハマユウ(阿弗利加浜木綿、学名:Crinum bulbispermum)は、南アフリカ原産でヒガンバナ科の耐寒性常緑多年草(球根植物)です。 夏の夕方に、花茎を伸ばし先端に散形花序を出し、白い ユリ(白百合)のような漏斗状の花を多数咲かせます。暖地を好み、海岸の砂地や花壇で見られます。厚く光沢がある根生葉は太く長い線形です。根生葉の間から、やや扁平で太い花茎(偽茎)を伸ばします。夏の夕方に インドハマユウインドハマユウ(印度浜木綿、学名:Crinum latifolium)は、インド原産で ヒガンバナ科ヒメノカリス属の常緑多年草(球根植物)です。 夏の夕方に、花茎先端に ユリ(白百合)に似た花を多数咲かせます。花には芳香があります。草丈は100~150cm、葉長は70cm、葉幅は4~6cm、花茎長は80cm、花径6~10cm、花柄はとても短く、6~8月に白色で花筒内側に紅色の暈し入ります。花弁は6オオマツヨイグサオオマツヨイグサ(大待宵草、学名:Oenothera erythrosepala)は、アメリカ原産で、アカバナ科マツヨイグサ属の常緑一年草/多年草です。夕方~朝に、黄色い一日花を咲かせます。マツヨイグサの仲間は4弁花で雌蕊の先端が4裂します。 マツヨイグサ(待宵草、学名:Oenothera stricta)と草姿が似ており、似た環境に生育するので区別し難いです。見分け方は、待宵草(O. striヒビスクス・アーノッティアヌスヒビスクス・アーノッティアヌス(学名:Hibiscus arnottianus)は、オアフ島原産、アオイ科フヨウ属の低高木です。ホワイト・ハイビスカスで、ハイビスカス(学名:Hibiscus )の原種で、交配親の一つとして知られます。 花は白地に淡桃色の脈がる細長い五弁花で芳香があり枝に多数付きます。花の中央には、赤くて長い花柱があります。本種から、今日多数育種された園芸種のハイビスカスが生まれラフレシア・アルノルディーラフレシア・アルノルディー(学名:Rafflesia arnoldii)は、スマトラ原産でラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物です。世界最大級の花を咲かせます。ラフレシア属には11数種ありスマトラ島からボルネオ島、フィリピン諸島、マレー半島に分布します。ブドウ科の植物ブドウカズラ属(Tetrastigma)を宿主とし養分を貰っています。ラフレシアの内、最大の花を咲かせるのがラフレシア・アーノルディショクダイオオコンニャクショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻、学名:Amorphophallus titanum)とは、インドネシアやスマトラ島原産で、サトイモ科コンニャク属の多年草です。別名で、スマトラ大蒟蒻や、学名のTitanarumで呼ばれます。 現地の熱帯雨林に自生します。ラフレシア(Rafflesia)を抜いて世界最大の花と言われます。花名の由来は、コンニャクの仲間であり、真っ直ぐ上を向いて立つ花序が燭台に見えロムドゥールロムドゥール(Rumduol、学名:Sphaerocoryne affinis←シノニム:Mitrella mesnyi)はタイやカンボジアなどの熱帯地域原産で、バンレイシ科スフェロコリネ属の熱帯樹&果実です。学名のスフェロコリネ・アフィニスでも呼ばれます。カンボジアの国花とされます。樹高は8~12m、樹径は20~30cmです。12月~3月の夕方から夜にかけて黄白色の強力な芳香のある花を咲かせますユウガオユウガオ(夕顔、学名:Lagenaria siceraria var. hispida)とは、北アフリカやインド原産で、ウリ科ユウガオ属の蔓性一年草です。ヒョウタンと同一のものですがククルビタシン類による苦味が少ない品種で、食用に選別されたものです。ユウガオの未熟果の薄黄色い果肉を薄く細長く剥いて干して乾燥させたものがカンピョウ(干瓢)で海苔巻きの具にされます。熟した果実は容器になります。 オジギソウオジギソウ(含羞草、学名:Mimosa pudica)は、ブラジル原産で、マメ科オジギソウ属の非耐寒性一年草/多年草です。夏に桃色の小球形の花を咲かせます。花名は、葉に触れると葉を閉じてお辞儀をするように見えることに因ります。夜も葉を閉じて就眠運動を行ないます。原産地では大きく成長する多年草ですが、日本はブラジルより寒いので園芸上、一年草として栽培されます。茎には刺があり、木質化します。日当たりと 他の特集紅葉・黄葉日本の美しい秋を彩る紅葉又は黄葉する木や草の写真です。紅葉、桜、ハゼノキなどをお楽しみください。9月の白花9月に白花を咲かせている花の特集です。ランらしい蘭特集「ランらしい蘭」―エピデンドラム,アツモリソウ,エビネ,エンシクリア・コクレアタ,スイセイラン,カシノキラン,カトレア,ギンラン,コチョウラン,オナガエビネ,ツルラン,デンドロキラム・コビアナム,テガタチドリ,デンドロビウム,デンファレ,トキソウ,ネジバナ,レプトテス・ビカラー,レブンアツモリソウ,レリア・シンジュク,ミズチドリ,など。 サクラ・さくら・桜サクラ・さくら・桜(学名:Cerasus L.)は、日本の春を代表する花で、散房花序に白または薄桃色の小さな5弁或いは8弁花をつけるバラ科サクラ属の落葉広葉樹です。桜の品種には、アタミザクラ(あたみ桜),シダレザクラ(枝垂桜),カンザン(関山),カンザクラ(寒桜),オオシマザクラ(大島桜),カンヒザクラ(寒緋桜),オカメザクラ(おかめ桜),ソメイヨシノ(染井吉野),マメザクラ(豆桜),などがありまメキシコの花メキシコの花世界らん展2019世界らん展2019ハイジの花道スイスアルプス「ハイジの花道」で咲いていた花をご紹介します。アルペン・アスター(Alipne aster、学名:Aster Alpinus)、エーデルワイス(Leontopodium alpinum)、イエロー・アコナイト(Aconitum lycoctonum)、クロスゲンチアナ(Kreuz-Enzian、学名:Gentiana cruciata)、ヤシオネ・ペレンニス(Jasione pere10月の黄色い花10月に黄色い花を咲かせる花の特集です。中には花では無いものがあるかもしれません。9月のピンクの花9月にピンクの花を咲かせている花の特集です。アサガオ,ユウゲショウ,イモカタバミ,オオケタデ,オシロイバナ,セイヨウオニアザミ,アイ,ムラサキツメクサ,アゲラタム,アサヒカズラ,アスチルベ,ガーベラ,アメリカフヨウ,サンタンカ,イヌタデ,エゾカワラナデシコ,オジギソウ,スイセイラン,カカオ,クレマチス,キチジョウソウ,グンバイヒルガオ,ナデシコ,サルビア・ミクロフィラ,ヒメツルソバ,ディアスキア・ミントミント(mint、学名:Mentha)特集ーアップルミント(Apple mint、学名:Mentha suaveolens)、ケンタッキーカーネルミント(Kentucky colonel mint、学名:Mentha x villosa)、ニホンハッカ(日本薄荷、学名:M. canadensis var. piperascens)、スペアミント(Spearmint 、学名:M. spicata)、格好いい花格好いい花-ホヤ・ムルティフロラ美しい花美しい花