高山植物 特集 高山植物の一覧。アルストロメリア,アルペン・アスター,アンドロサセ・スターダスト,イブキトラノオ,エーデルワイス,エゾイソツツジ,レブンウスユキソウ,エゾツツジ,カラマツソウ,キンコウカ,クルマユリ,コマクサ,タカネマツムシソウ,マウイの高山植物,トキワハナガタ,トキワヒメハギ,ナガバノモウセンゴケ,レブンシオガマ,クルマバツクバネソウ,オオダイコンソウ,クロユリ,コイワカガミ,コバイケイソウ,セイヨウクモマグサ,シコタンソウ,シラネアオイ,タカネシオガマ,タカネヤハズハハコ,チシマフウロ,チングルマ,ハクサンイチゲ,ハクサンチドリ,ハクサンフウロ,ハクサンボウフウ,マイヅルソウ,ミネズオウ,ミヤマアキノキリンソウ,ミヤマガラシ,ミヤマクロスゲ,ミヤマクワガタ,ミヤマシシウド,ミヤマリンドウ,モミジカラマツ,ヤマハハコ,ヨツバシオガマ,ワタスゲ,シコタンハコベ,エゾノツガザクラ,ミヤマキンポウゲ,イブキボウフウ,マキギヌ,キンキャラ,エゾオヤマリンドウ,ムカゴトラノオ,ノウゴウイチゴ,イワヒゲ,ブラッシア・エターナルウィンド,ブラッシア・オレンジデライト ,ミヤマダイコンソウ,シルバー・スウォード,キバナノカワラマツバ,クロスゲンチアナ,シンジュノキ,ミヤマアズマギク,ハリイヌナズナ,キタダケナズナ,シナノコザクラ ,ツバキカズラ,ヤシオネ・ペレンニス,カルトゥジアン・ピンク,イワカガミダマシ,グンナイフウロ,サンギナリア・カナデンシス,コシジオウレン,ヒメツワブキ,シロバナイワタバコ,ユキワリコザクラ,オンタデ,クロトウヒレン,インカルビレア・デラバイ,ウサギギク,ミヤマキンバイ,イワツメクサ,ミヤマイ,タカネシュロソウ,アオノツガザクラ,コバノイチヤクソウがあります。アルペン・アスターアルペン・アスター(Alipne aster、学名:Aster Alpinus)は、スイス等原産でキク科シオン属の耐寒性多年草です。アルプスなどの亜高山~高山の礫地に自生します。茎の根元にヘラ形の葉を叢生させます。夏、葉の中央から細い花茎を出し茎先に紫色の花を一輪咲かせます。雪風の厳しい過酷な環境の植物なので、草丈は低いです。 アルペンアスター他の高山植物については、ハイジの花道(Heidiアンドロサセ・スターダストアンドロサセ・スターダスト(Androsace stardust、学名:Androsace septentrionalis)とは、アルプス西部原産でサクラソウ科トチナイソウ属の高山性多年草です。地際に被針形の葉をロゼッタ状に叢生します。春に、花茎を出し茎の節から、さらに細い散形花序を放射状に多数出し、その先端に小花を付けます。花はカスミソウに似た白い小花で多数咲きます。花弁は先端が5裂した高杯形でエゾイソツツジエゾイソツツジ(蝦夷磯躑躅、学名:Ledum palustre ssp.diversipilosum)は、北海道固有種のツツジ科イソツツジ属の常緑小低木です。北海道〜東北の高山の礫地や湿原に自生します。葉は細長い披針形、皮質、厚く、葉表に細かい編み目模様があります。若い枝と葉裏に茶褐色の毛が密集するのが特徴です。夏に、花茎を伸ばし先端から散房花序を伸ばし白い小さな五弁花を多数付けて5 cm程の球状レブンウスユキソウレブンウスユキソウ(礼文薄雪草、学名:Leontopodium discolor)は、北海道固有種で、キク科ウスユキソウ属の高山性多年草です。地下茎からロゼット葉と直立した花茎を出します。花のように見えるのは苞葉で、白い綿毛が全草に密集しているのを、薄雪に見立てて命名されました。頭花は黄色い筒状花のみで、中央が雄性、周囲が雌性です。さらなる情報はレブンウスユキソウ(礼文薄雪草) 【かぎけんWEB】エゾツツジエゾツツジ(蝦夷躑躅、学名:Therorhodion camtschaticum)とは、日本原産でツツジ科エゾツツジ属の落葉小低木「ツツジ(躑躅、学名:Rhododendron ferrugineum L.)」の高山種です。高山の草地に生えることから、山の厳しい気候に耐えるため樹高5〜30cmとツツジ属の中では最低木です。同様の理由により、葉も葉身長3cmと小さく、防寒の知恵として葉縁や葉裏に毛がコマクサコマクサ(駒草、学名:Dicentra peregrina)は、ケシ科コマクサ属の耐寒性多年草の高山植物です。自生地では夏(平地では春)、赤い花を咲かせます。背丈は低く高山の砂礫地のような環境の厳しい場所に群落を作っています。葉は深く裂けた薄青緑色をしています。花は、同属のケマンソウ(華鬘草)に似ています。コマクサという花名は、花や蕾が馬(駒)の顔に似ていることから付けられました。四季咲きにはピンタカネマツムシソウタカネマツムシソウ(高嶺松虫草、学名:Scabiosa japonica var.alpina)は日本固有種で、マツムシソウ科マツムシソウ属の耐寒性越年草「マツムシソウ(松虫草、学名:Scabiosa japonica)」の高山性変種です。本州や四国の高山の崩壊地や礫地等の環境が厳しい場所に自生します。タカネマツムシソウ(alpina)は、マツムシソウより花が大きく草丈が低いです。初夏~秋に、羽状レンギョウ 'ゴールド リーフ'レンギョウ 'ゴールド リーフ'(連翹 'Gold leaf'、学名:Forsythia ×intermedia 'Gold Leaf')は、中国原産でモクセイ科の耐寒性落葉低木「レンギョウ(連翹、学名:Forsythia suspensa)」の園芸品種です。春に葉が鮮黄色で華やかです。和名は、葉色から黄金葉(オウゴンバ)と呼ばれます。庭植や鉢植え、生垣などに使われます。 一般名:レンギョウトキワハナガタトキワハナガタ(学名:Androsace sempervivoides)は、ヒマラヤ原産で、サクラソウ科トチナイソウ属の耐寒性常緑多年草です。高山の礫地という厳しい環境で咲くので草丈は低いです。ランナー(匍匐枝)を伸ばして増殖します。伸びたランナーの茎先にロゼット状に緑色で広い箆状の葉を付けます。葉は根生葉で地面につき、葉質は厚く毛が生えています。春に、葉の間から花茎を伸ばし桃色の小さな4弁花を多 ナガバノモウセンゴケナガバノモウセンゴケ(長葉の毛氈苔、学名:Drosera anglica)はモウセンゴケ科モウセンゴケ属の食虫植物です。夏、尾瀬などの湿地に生育する葉の上部に粘着物質を出す腺毛があり小さな昆虫を捕らえて溶かし養分として消化します。夏、花柄を伸ばし先端に小さな数個の白花を咲かせます。葉の長さにより、モウセンゴケ、サジバモウセンゴケ、ナガバノモウセンゴケと呼ばれます。 一般名:ナガバノモウセンゴケ(レブンシオガマレブンシオガマ(学名:Pedicularis chamissonis var. rebunensis)は、礼文島固有種で、ハマウツボ科シオガマギク種の半寄生の高山性多年草です。初夏から夏に、垂直な花茎先端から穂状花序を伸ばし薄紫色の小花を10数段輪生に咲かせます。花は下から上へと咲き進みます。ヨツバシオガマ(四葉塩竈、学名:Pedicularis japonica)より全体的に大きくなります、またクルマバツクバネソウクルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草、学名:Paris verticillata)は、日本、朝鮮、中国、シベリア原産で、メランチウム科ツクバネソウ属の多年草です。北海道・本州・四国までの日本の山地帯から亜高山帯の林下に生息します。草丈は脛高さで茎頂に6〜8枚の葉柄の無い葉を輪状に出します。初夏、茎頂に薄黄緑色の花を上向きに1個つけます。 一般名:クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草) 、学名:Parクロユリクロユリ(黒百合、学名:Fritillaria camtschatcensis)は、日本、カムチャッカ、東シベリア原産で、ユリ科バイモ属の高山性多年草です。地下に球根があります。北海道~本州中北部で、低地〜高山の湿った草地に自生します。花茎に5枚の葉が3〜4段ほど輪生して付いた、先端に3個ほどの花をつけます。初夏に、濃赤紫色の花を横向きに咲かせます。和名はユリ科の花で、花色が黒っぽいことに拠りますタカネヤハズハハコタカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子、学名:Anaphalis alpicola)は北海道〜本州中部以北の湿った草地に自生するキク科ヤマハハコ属の多年草の高山植物です。夏に細い茎先に白花を付けます。葉は緑色地に灰白色の綿毛が付いて白っぽく見えます。 一般名:タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子)、 学名:Anaphalis alpicola 、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キク目キク科ヤマハハコ属チシマフウロチシマフウロ(千島風露、学名:Geranium erianthum)は、礼文島原産で、フウロソウ科フウロソウ属の多年草です。亜高山~高山の岩場や草地に自生します。初夏、花茎の先端から伸ばした花序に薄紫色の五弁花を数輪付けます。葉は掌状に5〜7深裂します。 一般名:チシマフウロ(千島風露)、学名:Geranium erianthum、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱フウロソウ目フウロソウ科ハクサンイチゲハクサンイチゲとは ハクサンイチゲ(白山一華、学名:Anemone narcissiflora)は日本固有種で、亜高山~高山の湿地に自生するキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。日本では、東北〜中部の(亜)高山の湿った草原に自生します。根生葉は三深裂し、茎葉は二枚づつ対生につきます。夏に、花径2~3 cmの白花を咲かせます。実際には、この白花のように見えるものは、萼片で6~7枚あります。花後にハクサンチドリハクサンチドリ(白山千鳥、学名:Dactylorhiza aristata)は北半球の高山湿地に自生するラン科の多年草です。初夏から夏、花茎先端から総状花序を伸ばし濃桃色の小花を数10個咲かせます。小花は唇形で距があり兜状です。唇弁には濃紫色の斑点があり、先端が3裂します。萼片や側片は先端が伸びて鋭く尖ります。葉は数枚茎に互生して付きます。和名は千鳥が飛ぶ姿と、咲く場所が白山に多いことから命名されハクサンフウロハクサンフウロ(学名:Geranium yesoemse var. nipponicum)はフウロソウ科の高山性多年草です。東北地方〜中部地方の高山の草地に自生します。エゾフウロ種の亜種です。葉は緑色、葉は掌状に5深裂し、裂片は更に深裂します。夏に、花冠径が3 cm程の紅紫色の五弁花を咲かせます。ハクサンフウロは、別名でアカヌマフウロ(赤沼風露)と呼ばれます。 一般名:ハクサンフウロ(白山風ハクサンボウフウハクサンボウフウ(白山防風、学名:Peucedanum multivittatum)は、日本原産で、セリ科カワラボウフウ属の常緑多年草です。北海道から中部地方以北の高山の草地に自生します。茎は中茎で直立します。葉は1〜2回出羽状複葉で、小葉は広卵、葉縁に荒い鋸歯があります。夏に、花茎を出し複散形花序を伸ばして白い小花を多数咲かせます。シラネニンジンと似ていますが、ハクサンボウフウの方が、葉の切れ込 マイヅルソウマイヅルソウ(舞鶴草、学名:Maianthemum dilatatum)は、モンゴル、日本、北米原産で、キジカクシ科マイヅルソウ属の多年草です。日本では北海道〜九州の亜高山帯の針葉樹下に群生します。葉は心臓形で緑色をしています。春~夏に、茎先から総状花序を伸ばし、小さな白い六弁花を20個ほど咲かせます。花弁は外側に反り返ります。花柱は少し太めで、雄蕊は4本あります。和名は葉脈の模様が、鶴が舞っていミネズオウミネズオウ(峰蘇芳、学名:Kalmia procumbens)は、北半球の寒帯原産で、ツツジ科ミネズオウ属の高山性常緑小低木です。1属1種です。日本では北海道から中部以北の、ハイマツが生える高山の岩場や砂礫地に自生します。樹高が低く、枝は斜上に生えます。葉は皮質で、線形~狭長楕円形で対生に付きます。この葉はライチョウ(雷鳥) の餌となります。夏に、先端が5裂した小さな白〜薄紅色をした鐘形の花を2~ミヤマクロスゲミヤマクロスゲ(学名:Carex flavocuspis)は、日本原産で、カヤツリグサ科の高山性多年草です。北海道〜本種中部以北の高山の草地や砂礫地に自生します。 草丈は10〜20cmで葉は細い線形で互生して付きます。 夏に、3〜5輪から成る小穂(apikelet, spicule)を単位とする複穂状花序(compound spike)を咲かせます。 一般名:ミヤマクロスゲ(深山黒菅)、学名ミヤマクワガタミヤマクワガタ(深山鍬形、学名:Pseudolysimachion schmidtianum var. senanense)は、日本固有種で、オオバコ科の高山性多年生植物です。夏に咲く花は、ダイセンクワガタと似ていますが、ダイセンクワガタの萼裂片は尖りません。花茎から青紫色の小花を総状花序に咲かせます。唇形花冠は4深裂します。花は下から上に向かって咲きます。 和名のクワガタ(Kuwagata)とミヤマリンドウミヤマリンドウ(深山竜胆、学名:Gentiana nipponica) は、日本原産で、北海道~本州中部以北の(亜)高山の湿地に自生するリンドウ目リンドウ科リンドウ属ミヤマリンドウ種の越年草です。厳しい環境に咲くので草丈は5~10cmにしかなりません。葉は黄緑色の長楕円形で茎から離れて対生に付き、地上近くに小さな根生葉があります。夏、花茎から散房花序を伸ばし頂部に青紫色の漏斗状の4輪の小花を上向きモミジカラマツモミジカラマツ(紅葉唐松、学名:Trautvetteria caroliniensis var. japonica)は、日本、樺太原産で、キンポウゲ科モミジカラマツ属の高山性の落葉多年草です。夏に、細い茎先に複数の散房花序を出します。葉は秋に枯れます。小花のように見える白い花弁状のものは雄蕊の集合で、花中央にある薄黄緑色のものは雌蕊です。 一般名:モミジカラマツ(紅葉唐松)、学名:Trautヨツバシオガマヨツバシオガマ(四葉塩竈、学名:Pedicularis japonica)は日本固有種で、ハマウツボ科シオガマギク属の多年草です。初夏から夏に、北海道〜本州中部の亜高山~高山の湿地に自生します。花冠は2唇形で、上唇は濃紅紫色の兜状で嘴が尖り、下唇は3深裂します。 同属のレブンシオガマ(礼文塩竈)と似ています。葉はいずれも輪生しますが、ヨツバシオガマは4枚ずつであるのに対し、レブンシオガマは5〜6ワタスゲワタスゲ(学名:Eriophorum vaginatum)は、北半球の高山原産で、カヤツリグサ科ワタスゲ属の高山性多年草です。別名で、スズメノケヤリ(雀の毛槍)とも呼ばれます。本州以北〜北海道の湿原に自生します。草丈30〜60cmです。根茎から多数の茎を出して大きな株となり、それがたくさん集まって、尾瀬などの湿地に群落を作ります。葉は根生葉で、偏三角形をしています。 5月〜6月に、細長い花茎先端にシコタンハコベシコタンハコベ(色丹繁縷、学名:Stellaraia ruscifolia)は北海道~本州中部の日本、アラスカ原産でナデシコ科ハコベ属の高山性多年草です。高山の砂礫で咲いています。和名は、色丹島で最初に発見されたことに拠ります。弁の各花弁の中央部は2深裂しているので10弁花のように見えます。春~夏に、茎頂に緑白色の小花を咲かせます。葯は赤いです。 一般名:シコタンハコベ(色丹繁縷)、学名:Sミヤマキンポウゲミヤマキンポウゲ(深山金鳳花、学名:Ranunculus acris var. nipponicus)は、北海道~中部以北の高山の砂礫地に自生するキンポウゲ科キンポウゲ属の高山性多年草です。 一般名:ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)、 学名:Ranunculus acris var. nipponicus、分類名(APG III):植物界被子植物真正双子葉類キンポウゲ科キンポウゲ属ミヤマキン コイワカガミコイワカガミ(小岩鏡、学名:Schizocodon soldanelloides f. alpinus)は日本固有種で、イワウメ科イワカガミ属の多年草です。北海道~本州中部の低山~高山の湿原に多く自生します。根生葉から細い赤い茎を伸ばし、初夏~夏に、花茎先端から花序を伸ばし、数個の淡紅色の花を咲かせます。花弁は5裂し、各花被片の先端はさらに細かく裂けます。コイワカガミはイワカガミ(岩鏡、学名:Scエーデルワイスエーデルワイス(Edelweiss、学名:Leontopodium nivale)は、スイスアルプスなどの高山に自生する、キク科ウスユキソウ属の高山性多年草です。地下茎からロゼット葉と直立した花茎を出します。過酷な環境に耐えられるよう全草に密集した白い綿毛に覆われています。花姿が薄雪のように見えるので、日本のウスユキソウに対し、セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)とも呼ばれます。スイスの国花にもなっイブキボウフウイブキボウフウ(伊吹防風、学名:Libanotis coreana)は、日本~朝鮮半島原産で、セリ科イブキボウフウ属の常緑多年草です。近畿地方以東の亜高山の草原に自生します。直立した茎は角ばり稜があり、よく分枝します。緑色の葉はニンジンの葉に似ており、2~3回奇数羽状複葉で小葉はさらに羽状に深裂します。夏~秋に、茎頂から複散形花序を伸ばし小さな白花をたくさん咲かせます、小花は直径0.5 cm程のミヤマシシウドミヤマシシウド(学名:Angelica pubescens var.matsumurae)はセリ科シシウド属のシシウドの高山種です。中部以北の(亜)高山の草地や礫地似自生します。草丈は100〜150cmと大型で、茎は茶褐色で太い。葉形は2〜3回羽状複葉で葉縁に鋸歯が有ります。花色は白で、花序径は10〜30cmで線香花火のように広がります。1つの小花径は0.5cm程です。 一般名:ミヤマシシウコバイケイソウコバイケイソウ(小梅蕙草、学名:Veratrum stamineum)は、日本固有種で、メランチウム科シュロソウ属の多年草の高山植物です。バイケイソウ(梅蕙草)より小型であることから名付けられました。バイケイソウとは、花が梅(ウメ、学名:Prunus mume) に似ており、葉がケイラン(蕙蘭)に似ていることに拠ります。葉は幅広で長楕円形をしており、葉序は互生、葉色は薄黄緑、無柄で葉脈は平行、葉縁キンキャラキンキャラ(金伽羅、学名:Taxus cuspidata var. nana 'Aurescens')はイチイ科イチイ属の常緑低木「キャラボク」の園芸品種です。 キンメキャラボク(金芽伽羅木)や、オウゴンキャラボク(黄金伽羅木)とも呼ばれます。 葉が金色っぽく見えるキャラボクです。花名は、キャラボクに属し、葉が金色ということから名付けられました。 一般名:キンキャラ(金伽羅)、学名:Taエゾオヤマリンドウエゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆、学名:Gentiana triflora var. japonica subvar. montana) は日本原産でリンドウ属の変種で多年草「エゾリンドウ(蝦夷竜胆、学名:Gentiana triflora var. japonica)」の高山型です。北海道から本州中部以北の(亜)高山の草地や林縁に自生します。 茎丈は20~40cmで、葉形は先端が尖った披針形~長ヤマハハコヤマハハコ(山母子、、学名:Anaphalis margaritacea)は、日本、中国、北米原産で、キク科ヤマハハコ属の多年草です。北海道~本州中部以北の高山の草地に群生します。花は雌雄異株です、晩夏~秋に、茎先から散房花序を伸ばし、白花のように見える総苞片中央に、黄色花を咲かせます。葉は細長い披針形で、明瞭な葉脈が3本あります。葉は緑色ですが、毛が生えて白っぽく見えます。葉縁に鋸歯はなく全縁でイブキトラノオイブキトラノオ(学名:Bistorta subsp. japonica)は、日本原産で、タデ科イブキトラノオ属の高山性多年草です。伊吹山に多く自生し、花茎から伸びた総状花序に白花を咲かせます。花穂が虎の尾のように見えることが和名の由来です。白い五弁花のように見えるのは5深裂した萼であり、花弁はありません。根茎はケンジン(拳参)と呼ばれ、抗菌や鎮咳の薬草とされます。 一般名:イブキトラノオ(伊シラネアオイシラネアオイ(学名:Glaucidium palmatum)は、日本固有種で1属1種のキンポウゲ科シラネアオイ属の多年草です。初夏から夏に、森林内の沢沿いで、薄桃から薄紫色の花を咲かせます。日本海側の多雪地帯で、雪を毛布代わりにして生き延びています。花のように見えるものは、実際には4枚の萼片です。アオイと付きますがアオイ目の植物ではありません。花名は日光白根山に多く生息し、花(のように見えるもの) シコタンソウシコタンソウ(色丹草、学名:Saxifraga bronchialis subsp. funstonii var. rebunshirensis)は、樺太、中国、千島、日本原産でユキノシタ科の高山性常緑多年草です。細い根が地表で枝分かれしながら伸びて繁殖し、赤い花茎を立ち上げて小花を咲かせます。花は白い五弁花で内側に黄色と赤い斑点が多数あります。 一般名:シコタンソウ(色丹草)、学名:Saxムカゴトラノオムカゴトラノオ(零余子虎の尾、学名:Bistorta vivipara )は北半球の寒帯原産でタデ科イブキトラノオ属の多年草です。日本では北海道~中部以北の亜高山~高山の草地に自生します。夏、穂状花序に白色〜淡紅色の花のように見える小さな萼片を付けます。花後、花穂の下部にむかごが付きます。 一般名ムカゴトラノオ(零余子虎の尾)、学名:Bistorta vivipara、分類名:植物界被子ノウゴウイチゴノウゴウイチゴ(能郷苺、学名:Fragaria iinumae) は日本とサハリン原産でバラ科キジムシロ属の高山性這性多年草です。和名は地名の能郷から命名された。 一般名:ノウゴウイチゴ(能郷苺) 学名:Fragaria iinumae、 別名:ノウゴイチゴ、Nōgō Fragaria , 分類名:植物界被子植物真正双子葉類バラ目バラ科オランダイチゴ属ノウゴウイチゴ種、 原産地:日本イワヒゲイワヒゲ(岩髭、学名:Cassiope lycopodioides )は日本や南アラスカ等原産で、ツツジ科イワヒゲ属の高山性常緑矮性小低木です。高山の岩場の裂け目に張り付くよう自生しています。草丈は10cm程で、茎は緑色の紐状をしています。葉は鱗片状で十字対生します。葉腋から短い枝を出します。枝先から赤く細い花柄を伸ばし、鐘形の白花を1個ずつ下向きに咲かせます。花弁の先端は5浅裂し、反り返ります。トキワヒメハギトキワヒメハギ(常盤姫萩、学名:Polygala chamaebuxus var.grandiflora)は欧州アルプス原産のヒメハギ科ヒメハギ属の常緑低木の高山植物です。トキワヒメハギは桃色と黄色の複色の花を咲かせます。花名にハギと付きますが、ハギ属ではなくヒメハギ(ポリガラ)属の植物です。 ●ポリガラの品種 ポリガラ・カマエブクスス・グランディフローラ(Polygala chamaeエゾノツガザクラエゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜、学名:Phyllodoce caerulea)とは、北半球の高山帯原産で、ツツジ科ツガザクラ属エゾノツガザクラ種の高山性常緑這性小低木です。北海道等の高山の岩場に自生します。夏に、枝先から散形花序を伸ばし、濃桃色で先端が5浅裂した壺形の小花を茎先に数個つけます。 一般名:エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜)、学名:Phyllodoce caerulea、別名:エゾツブラッシア・エターナルウィンドブラッシア・エターナルウィンド (Brassia Eternal Wind)は、中南米原産で、ラン科ブラシア属の高山性着生蘭のブラシア・ブラスジアナ( Brassia Bracdiana)とブラシア・レックス(Brassia Rex)を交雑した園芸品種です。 'サマードリーム' (Brassia Eternal Wind 'Summer Dream'、学名:Brassia Eternal Winブラッシア・オレンジデライト ブラッシア・オレンジデライト 'スターベックオレンジ'(Brassia Orange Delight 'Starbek Orange、学名:Brassia Orange Delight cv. Starbek Orange)とはメキシコ等の中南米 原産で、ラン科ブラシア属の高山性の蘭です。初夏~秋に、鮮橙色で花弁が細長い花を咲かせます。 一般名:ブラッシア・オレンジデライト 'スターベックオシルバー・スウォードシルバー・スウォード(Silver swords、学名:Argyroxiphium sandwicense)とは、キク科ギンケンソウ属の高山性低木です。本種はマウイ島のハレアカラ山(Haleakalā)とハワイ島のマヌア・ケア(Mauna Kea)、ヒマラヤにしか生息しない、変態しながら成長する植物です。剣状の鋭い葉は銀毛で覆われるのでギンケイソウ(銀剣草)とも呼ばれます。花は赤紫色の舌状花と、黄キバナノカワラマツバキバナノカワラマツバ(黄花河原松葉、学名:Galium verum var. asiaticum)とは、日本、朝鮮半島、中国、ロシア原産で、アカネ科ヤエムグラ属の多年草です。根に髭が有り赤くなります。 北海道~九州の日当たりの良い草地に自生します。茎に棘は無く、柔毛が有ります。葉は線形で先端に短い棘が有ります。春~秋、茎の先端や葉腋から円錐花序を伸ばし小さな黄色い花を多数咲かせます。花は4裂して平 クロスゲンチアナクロスゲンチアナ(Kreuz-Enzian、学名:Gentiana cruciata)は、ヨーロッパや豪州原産で、リンドウ科リンドウ属の多年草です。亜高山の林縁や乾燥した草原に自生します。花茎先端や葉腋から花序を伸ばし濃紺色の筒状花を数輪まとめて咲かせます。ロゼッタ状の根生葉や茎につく葉の形が十字形をしているので、中世ではイエスキリストに通じる救済の象徴とされました。 リンドウ属の仲間には、ゲンキンコウカ夏に、尾瀬のような低山~亜高山の湿地をトレッキングしているとゼンテイカ(別名、ニッコウキスゲ)に混じって、同じ黄色ですが姿の異なる花が咲いていました。金黄花です。 キンコウカ(金黄花、学名:Narthecium asiaticum)は、キンコウカ科キンコウカ属の草丈の低い多年草です。 (亜)高山の湿地に群生します。葉は根生葉でハナショウブ(花菖蒲)に似た剣状をしており、緑色ですが秋に紅葉しますシンジュノキシンジュノキ(真珠の木、学名:Gaultheria mucronata)は、南米原産で、ツツジ科シラタマノキ属の耐寒性常緑低木、高山植物です。春~初夏に、白い鐘状の小花を複数個まとめて下向に咲かせます。花後に成る果実は、赤か、白、ピンク、紫色の光沢のある球形で可愛らしく人気があります。 一般名:シンジュノキ(真珠の木)、学名:Gaultheria mucronata、シノニム:Pernettチングルマチングルマ(稚児車、珍車、学名:Geum pentapetalum)は、日本原産で、バラ科ダイコンソウ属の高山性・落葉小低木です。小低木と言っても矮性で高さが15 cm 程にしかなりません。北海道〜本州中部以北の高山に自生します。主幹から枝を次々に出し、地を這って絨毯状に広がります。雪解けが終わると芽を出し奇数羽状複葉を出します。夏、花茎先から白い輪状の五弁花を一つ咲かせます。花の中央には黄色い雄アルストロメリアアルストロメリア(学名:Alstroemeria)は、南米アンデス山脈の寒冷地に自生するユリズイセン科アルストロメリア属の耐寒性球根植物です。晩春から夏に、茎頂から散形花序を伸ばし横向きに花を咲かせます。1本の茎に3輪の花を順番に咲かせます。花被片は6枚あり、内側の3枚の花弁には線や斑点などの条斑が散在します。この条斑は昆虫を誘引するための工夫と言われます。外側の3枚は萼片です。葉は付け根で180マキギヌマキギヌ(巻絹、学名:Sempervivum arachnoideum)はアルプス原産でベンケイソウ科クモノスバンダイソウの常緑多肉草の高山植物です。和名はクモノスバンダイソウ(蜘蛛巣万代草)ですが、あまり使われず、巻絹(マキギヌ)の名で流通しています。 根生葉を出し過酷な外気に耐えるよう葉先から蜘蛛の巣状の白い綿毛で生長点を中心に覆ったロゼットを形成します。夏に花茎を出し先端部から伸びた花序にピミヤマアズマギクミヤマアズマギク(深山東菊、学名:Erigeron thunbergii subsp. glabratus)は、日本などの東アジア原産で、キク科ムカシヨモギ属 の多年草「アズマギク(東菊、学名:Erigeron thunbergii)」の高山型亜種です。日本では、北海道~本州中部以北の高山の礫地や草地に生えます。高山植物なので草丈は低く5~15 cm程です。葉は地際から出る根生葉で、両面に疎らな毛ハリイヌナズナハリイヌナズナ(針犬盤薺、学名:Draba aizoides)は、ピレネー、アルプス、アペニン原産で、アブラナ科イヌナズナ属の高山性一年生草本です。日当たりのよい岩場に自生します。葉は多肉質で箆状をしており葉縁に白い針状の毛が生えています。葉は束生してロゼット状となり、その間から、春に、黄色い花弁を持つ小花を咲かせます。 一般名:ハリイヌナズナ(針犬盤薺)、学名:Draba aizoidesキタダケナズナキタダケナズナ(北岳薺、学名:Draba oiana)は、日本固有種で、アブラナ科イヌナズナ属の高山性多年草です。現地では高山の岩場に生えます。別名で、白鳳薺(ハクホウナズナ)や、八ガ岳薺(ヤツガダケナズナ)とも呼ばれます。十字型の小さな白花を咲かせます。 一般名:キタダケナズナ(北岳薺)、学名:Draba oiana(Draba kitadakensis)、APG植物分類体系:植物界被子植ツバキカズラツバキカズラ(椿葛、学名:Lapageria rosea)はチリ原産で、フィレシア科ツバキカズラ属の高山性・半耐寒性・常緑蔓性多年草です。チリの国花で、南部森林に自生します。春~初夏に、葉腋から1~3個の赤いラッパ状の6弁花を下向きに咲かせます。ハチドリが受粉する鳥媒花です。果実は細長く、食用となります。 共通名:ツバキカズラ(椿葛)、学名:Lapageria rosea、又名:Lapage ヤシオネ・ペレンニスヤシオネ・ペレンニス(Jasione perennis、学名:Jasione laevis)は、スイスアルプスやピレネー山脈などの 高山に自生するキキョウ科ヤシオネ属の高山性1・2年又は、多年草です。 これはスイスアルプスなどの高山では多年草でも、日本のような温暖多湿な環境におかれると 生育期間が異なるためです。30 cm程の草丈で、真直ぐ伸びる細長い茶赤色の茎には毛があります。 葉は基部でロゼッカルトゥジアン・ピンクカルトゥジアン・ピンク(Carthusian pink、学名:Dianthus carthusianorum)は、スイスアルプスやピレネー山脈などの (亜)高山に自生するナデシコ科ナデシコ属の多年草です。別名で、ホソバナデシコ(細葉撫子)や、学名のディアンツス・カルツシアノルム(Dianthus carthusianorum)とも呼ばれます。 夏に、細長い緑色の茎先に濃桃色の花を咲かせます。 シナノコザクラ シナノコザクラ(信濃小桜、学名:Primula tosaensis var. brachycarpa)は、日本の固有種でサクラソウ科サクラソウ属の多年草「イワザクラ(岩桜、学名:Primula tosaensis)」の変種です。本州中部にある南アルプスの亜高山地帯で石灰岩質の岩場に自生します。円形の葉を持ち、葉表面に毛がありません。草丈は10 cm未満で、花茎から散形花序を伸ばし、高杯形で先端が5グンナイフウログンナイフウロ(郡内風露、学名:Geranium eriostemon var. reinii)は、日本原産で、フウロソウ科フウロソウ属の高山生多年草です。夏に、北海道~中部地方の高山の草地で、白~紅紫色の五弁花を横向きに咲かせます。伊吹山で咲いているものが有名で、別名をイブキグンナイフウロ(伊吹郡内風露)とも呼ばれます。 般名:グンナイフウロ(郡内風露)、学名:Geranium eriosミヤマダイコンソウミヤマダイコンソウ(深山大根草、学名:Geum calthifolium var. nipponicum)とは、日本固有種で、バラ科ダイコンソウ属の高山性多年草です。日本では北海道~本州中部以北の(亜)高山の砂礫に自生します。花に比べて大きくて目立つ葉は、頂小葉が極端に大きい奇数羽状複葉です。葉は緑色で光沢が有り葉縁に鋸歯が有ります 夏に咲く小さな花は黄色い五弁花で花弁はハート型をしています。 サンギナリア・カナデンシスサンギナリア・カナデンシス(学名:Sanguinaria canadensis)は、カナダなど北米大陸東部原産で、ケシ科サンギリア属の耐寒性落葉多年草です。1属1種です。原産地では、平地から山地で小川の有る林床や林縁に自生します。1つの芽から1枚の葉を出しますが、展葉する前に、草丈の低い白花を咲かせます。花の咲き方には、一重咲、多弁花咲、八重咲があります。単に、サンギナリアや、原産地に拠りカナダゲコシジオウレンコシジオウレン(越路黄蓮、学名:Coptis trifoliolata)は、キンポウゲ科オウレン属での耐寒性多年草「オウレン(黄蓮、学名:Coptis japonica)」の仲間です。 雌雄異株です。根茎が黄連と言う漢方薬の材料となります。葉は3枚で、ウメ(梅、学名:Prunus mume) に似た花を咲かせます。春に、細長く伸びた茶色い茎先端に白い単頂花を咲かせます。同じく葉が3枚の花にミツバオシロバナイワタバコシロバナイワタバコ(白花岩煙草、学名:Conandron ramondioides f. leucanthus)は、日本~台湾原産で、イワタバコ科イワタバコ属のイワタバコ(岩煙草、学名: Conandron ramondioides)の落葉多年草の白花品種です。イワタバコ(岩煙草、学名:Conandron ramondioides)より開花が早いです。 白花岩煙草(C. ramondioidesユキワリコザクラユキワリコザクラ(雪割小桜、学名:Primula modesta var. fauriei)は、日本原産で、サクラソウ科サクラソウ属の多年草「ユキワリソウ(学名:Primula modesta)」の変種です。北海道~東北の山地の岩場や礫地に自生します。初夏~夏に伸びた花茎の先端にピンクの筒状/高杯状の小花を2~10輪咲かせます。花弁の先端は深5裂し、さらに浅く2裂します。 葉が外側に巻きます。 イワカガミダマシイワカガミダマシ(岩鏡騙し、学名:Soldanella alpine)はヨーロッパアルプスの高山原産で、サクラソウ科ソルダネラ属の常緑多年草です。日本へは園芸用に入っています。円形の根生葉を広げて地面を覆います。葉の展開と同時に、細い花茎先端から疎らな総状花序を伸ばし紫色の花を下向きに数輪咲かせます。花冠は花弁の先端が深く切れ込んだ漏斗状をしています。花名は、イワウメ目イワウメ科イワカガミ属の岩鏡 ヒメツワブキヒメツワブキ(姫石蕗、学名:Cremanthodium campanulatum)は、中国雲南省の固有種で、キク科ツワブキ属の耐寒性常緑性多年草「ツワブキ(石蕗、学名:Farfugium japonicum)」を小さくして、春に花を咲かせるような植物です。ツワブキとは別属です。高山品種で、春から咲きます。花茎先端に数輪の黄色い頭花を咲かせます。花後にタンポポに似た綿毛状の種子ができます。丈夫で育てセイヨウクモマグサセイヨウクモマグサ(西洋雲間草、学名:Saxifraga Mossy Group )はアルプスなどを原産とするか園芸品種で育種されたユキノシタ科ユキノシタ属の高山性・耐寒性常緑多年草です。葉茎が地を這うように広がり良く分枝してこんもりとしています。葉の間から出た花茎先端から伸ばした短い花序に、春に、白、桃色、黄色の五弁花を数個上向きに咲かせます。日本にもクモマグサ(雲間草、学名:Saxifragaカラマツソウカラマツソウ(唐松草、学名:Thalictrum aquilegifolium var. intermedium)は、日本固有種で、キンポウゲ科カラマツソウ属の高山性落葉多年草です。北海道〜九州の高山の湿原に自生する野草です。盛夏に細い茎先に複数の散房花序を出します。白い花のように見えるものは、白い雄蕊が多数集まったものです。花弁は最初からありません。花名は、唐松草の花の付き方が、カラマツの葉の付クルマユリクルマユリ(車百合、学名:Lilium medeoloides)は、日本や朝鮮半島原産でユリ属の(亜)高山性多年草です。 花名の由来はユリ科の植物であり、輪生に茎に付く葉を車輪の輻(や)=スポーク(spoke)に見立てたことに拠ります。 ✙車百合(Lilium medeoloides)とスカシユリ(Lilium maculatum Thunb.)の違い 車百合(Lilium medeoloideミヤマガラシミヤマガラシ(深山辛子、学名:Barbarea orthoceras)は、日本原産で、アブラナ科ヤマガラシ属の多年草の高山植物です。山地から高山の湿った礫地に自生します。クレソンの仲間です。草丈は30〜50cmで、緑色の葉は頂部が丸い長楕円形の羽状複葉で、茎葉は茎を抱きます。夏に花茎先に総状花序を伸ばし、黄色い小さな4弁花を数10個咲かせます。花後に成る果実は角果で、3cm程の棒状となります。 オンタデオンタデ(御蓼、学名:Koenigia weyrichii var. alpinum)は、日本固有種で、タデ科オンタデ属の多年草「ウラジロタデ(裏白蓼、学名:Koenigia weyrichii )」の変種です。中部以北の亜高山~高山の砂礫に自生します。雌雄異株です。夏に花茎を出し、茎頂から円錐花序を伸ばし薄黄色の小花を多数付けます。実際には、花弁は無く、花のように見えるものは萼です。花名は、木曽クロトウヒレンクロトウヒレン(黒塔飛廉、学名:Saussurea sessiliflora )は、日本固有種で、キク科トウヒレン属の多年草です。シラネアザミの変種と言われます。 東北地方~中部地方の日本海側の亜高山~高山の草地に自生します。 茎の長柄に翼があります。総苞色が黒っぽく開花するまで何の花か分かりませんでしたが、開花すると紅紫色でアザミに似た花を咲かせます。 葉は卵形で、葉は互生して付きます。インカルビレア・デラバイインカルビレア・デラバイ(学名:Incarvillea delavayi)は中国固有種でノウゼンカズラ科インカルビレア属の高山性球根植物です。 中国雲南省の高山の高原に自生します。 根生葉の中央から花茎を出し、茎先端から総状花序を伸ばし、初夏~夏に直径8 cm程の白又は桃色の漏斗形の花を咲かせます。 一般名:インカルビレア・デラバイ、学名:Incarvillea delavayi、 原タカネシオガマタカネシオガマ(高嶺塩竈、学名:Pedicularis verticillata)はアラスカ、カナダ、中国、日本等の北半球の高山や寒地原産で、 ハマウツボ科シオガマギク属の一年性高山植物です。北海道から中部地方の高山の礫地に自生します。 日本固有種で多年草のミヤマシオガマ(深山塩竈、学名:Pedicularis apodochila)と似ています。 茎には4陵があり、4枚ほどの葉が輪生しウサギギクウサギギク(兎菊、学名:Arnica unalascensis var. tschonoskyi)は、日本、千島~アリューシャン原産で、キク科ウサギギク属の高山性多年草です。 日本では、北海道、中部以北の高山の草地に自生します。 草丈は低く、花は黄色い頭花で茎先に一輪咲かせます。葉は緑色のへら形で5脈があります。 花名はキク科の植物で、対生する葉が兎の耳のように見えることに拠ります。 また ミヤマアキノキリンソウミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草、学名:Solidago virgaurea subsp. leiocarpa)は、日本、東北アジア原産で、キク科アキノキリンソウ属の高山性多年草です。日本の北海道〜本州中部の亜高山、高山の草地や礫地に自生します。夏〜秋に、散房花序を伸ばし、直径1.5 cm程の黄色い頭花密集させて咲かせます。 一般名:ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)、学名:Soミヤマキンバイミヤマキンバイ(深山金梅、学名:Potentilla matsumurae)は、日本、千島、サハリン原産で、バラ科キジムシロ属の高山性多年草です。根茎は太く、根生葉を多数出します。北海道と本州中部地方以北の高山の岩場や草地に自生します。夏に、黄色い5弁花を咲かせます。葉は、3出複葉で鋸歯があります。 一般名:ミヤマキンバイ(深山金梅)、学名:Potentilla matsumurae、分類名:植イワツメクサイワツメクサ(岩爪草、学名:Stellaria nipponica)は日本固有種で、ナデシコ科ハコベ属の高山性多年草です。 中部地方の高山の砂礫地に自生します。環境が厳しいので草丈は低く、良く分枝して絨毯状に広がります。 葉は緑色、線形で対生します。 夏~初秋に、花茎を伸ばし、茎先に1~8個の5弁の白花を咲かせます。 花弁が2深裂するので10弁花のように見えます。 シコタンハコベ(色丹繁ミヤマイミヤマイ(深山藺、学名:Juncus beringensis) は、日本、北太平洋原産で、イグサ科イグサ属の高山性多年草です。 北海道と本州中部以北の高山の湿地や砂礫に群生します。 茎は緑色で細長く直立します。葉は退化しています。 花被片は黒褐色或いは暗赤紫色で、長さ0.5 cmの披針形。 雄蕊と雌蕊は黄色で雌蕊は花被片より長く、雄蕊は短い。 花は茎の先端に付きますが、苞が茎上で上に伸タカネシュロソウタカネシュロソウ(高嶺棕櫚草、学名:Veratrum maackii var. japonicum form. atropurpureum)は日本固有種で、シュロソウ科シュロソウ属の高山性多年草です。本州の中部以北の高山の草地に自生します。根茎に有毒のアルカロイドを含みます。 シュロソウ(棕櫚草、学名:Veratrum maackii var. japonicum )の高山性変種です。 シュロアオノツガザクラアオノツガザクラ(青の栂桜、学名:Phyllodoce aleutica)は、日本や、千島、サハリン、カムチャッカ、アリューシャン、アラスカの北太平洋原産で、ツツジ科ツガザクラ属の高山性常緑小低木です。 北海道、本州中部以北の高山地帯の草地や岩場に自生します。 葉は緑色で皮質、長さ1 cm、葉幅0.15 cm程の線形をして互生します。 薄黄緑色で壺型をした花を、枝先に4~7個下向きに咲かせまコバノイチヤクソウコバノイチヤクソウ(小葉の一薬草、学名:Pyrola alpina)は、日本~南千島原産でツツジ科イチヤクソウ属の高山性常緑多年草です。 初夏~夏に、北海道~本州中部以北の低山帯上部から高山帯下部の針葉樹林下の針葉樹下に群生します。 ロゼッタ状の根生葉の間から、夏に花茎を出して先端から総状花序を伸ばし、白い小さな鐘形の花を下向きに咲かせます。 一般名:コバノイチヤクソウ(小葉の一薬草)オオダイコンソウオオダイコンソウ(大大根草、学名:Geum aleppicum)は、北半球の温帯地域原産で、バラ科ダイコンソウ属の野生の多年草です。日本では北海道、本州中部以北の標高200~3500 mの山野に自生します。夏に黄色い小さな五弁花を咲かせます。名前の由来は、根生葉の形がダイコンの葉に似ていることに拠ります。オオダイコンソウと似た花にダイコンソウがあります。違いは次の通りです。花柱は、ダイコンソウにはチョウノスケソウチョウノスケソウ(長之助草、学名:Dryas octopetala var. asiatica)は、立山で初めて発見した須川長之助氏の名が付けられたバラ科チョウノスケソウ属の高山性・匍匐性・矮小常緑低木です。環境が厳しい高山に生えるので株高は5~10cmで、草のように見えますが樹木です。自生地では、7月~8月に葉を出しその後、葉腋から長さ4~10cmの花柄を出して蕾をつけチングルマ(稚児車、珍車、チングルマチングルマ(稚児車、珍車、学名:Geum pentapetalum)は、日本原産で、バラ科ダイコンソウ属の高山性・落葉小低木です。小低木と言っても矮性で高さが15 cm 程にしかなりません。北海道〜本州中部以北の高山に自生します。主幹から枝を次々に出し、地を這って絨毯状に広がります。雪解けが終わると芽を出し奇数羽状複葉を出します。夏、花茎先から白い輪状の五弁花を一つ咲かせます。花の中央には黄色い雄 他の特集ウの花日本語の花名の頭文字が"ウ"で始まる花を集めました。"ウ"から始まらないものでも、別名が"ウ"から始まるものを含みます。詳細は新「かぎけん花図鑑」でご確認ください。花ではなく赤い魚が表示されている写真は画像準備中です。山紫陽花山紫陽花の種類 ヤマアジサイ,山紫陽花 ’大虹’,山紫陽花 'モダンタイムス',山紫陽花 '菊咲七段花',山紫陽花 '伊豆の華',山紫陽花 '肥後絞',山紫陽花 '富士の滝',山紫陽花 'マイコアジサイ',山紫陽花 'つる姫',山紫陽花 '静香',山紫陽花 '楊貴妃'10月の赤い花10月に赤い花を咲かせる花の特集です。中には花では無いものがあるかもしれません。シオン属の仲間シオン属の仲間鳥名の付く花「鳥名の付く花」には、鳥名が付く花名を集めました。鷺草,杜鵑,朱鷺草,鶴蘭,烏瓜,黄烏瓜,烏葉姫立金花,烏野豌豆,烏山椒,白山千鳥,水千鳥,美鈴菫 '舞千鳥',手形千鳥,孔雀Aster,孔雀仙人掌,極楽鳥花,大飛燕草,燕尾仙翁,雉隠,黐躑躅,鳥兜,鳳凰木,山鳥椰子,鳳凰僕木,カエデカエデ(楓)は植物界被子植物単子葉類ムクロジ目ムクロジ科カエデ属の中高木です。ここでは、アメリカハナノキ、トウカエデ、ノムラカエデ、ノルウェーカエデ 'プリンストンゴールド'、イタヤカエデ(板屋楓)、カラコギカエデ、ハナノキ、カエデ、イロハモミジ、サンゴカクモミジ、モミジ 'ベニシダレ'、ノルウェーカエデなど、カエデの種類についてご紹介します。飛行機名「花名に飛行機名が付く花」には、KLMオランダ航空(今はない)など、花名に飛行機会社などの名前が付いたものを集めました。と言ってもまだ一つしかありませんが。カンアオイカンアオイ(寒葵)ミントミント(mint、学名:Mentha)特集ーアップルミント(Apple mint、学名:Mentha suaveolens)、ケンタッキーカーネルミント(Kentucky colonel mint、学名:Mentha x villosa)、ニホンハッカ(日本薄荷、学名:M. canadensis var. piperascens)、スペアミント(Spearmint 、学名:M. spicata)、水草・水生植物水草・水生植物には、オオサンショウモ(大山椒藻、学名:Salvinia molesta ),アサザ(阿佐佐、学名:Nymphoides peltata),,スギナモ(杉菜藻、学名:Hippuris vulgaris),カミガヤツリ(紙蚊帳吊 、学名:Oryza sativa ),ボタンウキクサ(牡丹浮草、学名:Pistia stratiotes L.),シラサギカヤツリ(白鷺蚊張吊、学名:Rhyn10月の橙色の花10月に橙色の花を咲かせる花の特集です。中には花では無いものがあるかもしれません。幹生花幹生花とは、幹に直接花を咲かせ、結実する植物のことです。幹生花には、以下のものがあります。 赤榕、ジャボチカバ、アルストロメリア、カカオ、ハナモモ、ローソクノキ、イチベンバナ、カムカム、ブラシノキ、ハナズオウ、パラミツ、イチジク、パパイア、ドリアン、ホウガンノキ、シャシャンボなど。