ラン科の花115種
■ラン科の花115種、形も色彩も大きさも用途も色々
ラン科の花には、温室の洋蘭オンシジュームや、フラワーアレンジメントで使われる蘭デンドロビウム(デンドロビューム)、山野草のシュンランや、アツモリソウ、野生蘭のサギソウ、日本固有種の自生蘭エビネ、オナガエビネ、開店祝いの胡蝶蘭、誕生花のカトレア、変わった形のモンキーオーキッド、エンシクリア・コクレアタ、野草の蘭ネジバナ、身近な庭で咲く紫色や白いシランなどがあります。植物園のグリーンハウスの蘭は春夏秋冬見ることができますし、贈答用向けの花は温室栽培されたものや、海外からの輸入品があり一年中入手できます。
■ラン科植物とその特徴
ラン科植物とは、植物界被子植物単子葉類キジカクシ目ラン科の多年生植物です。英語ではOrchid(オーキッド)と呼ばれます。「世界に700属以上15000種、日本に75属230種がある」と言われます。通常の花と違い花弁はなく、萼片や側花弁、唇弁があります。葉は長楕円形で厚いものが多いですが全くないものもあります。また、種子で繁殖させず球根で増やします。